電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ジョージ・セル指揮ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」がパブリック・ドメインに

2010年02月08日 06時23分11秒 | -オーケストラ
著作権法では、保護期間が定められています。ということは、保護期間が経過したら、公共の財産となる、ということでしょうか。ずいぶん前から、ステレオ初期の録音が保護期間からはずれ、パブリック・ドメインになる時を待っておりました。お金を払う意志があっても、聴きたい曲目・演奏を自由に聴けない、レコード会社から「廃盤」という知らせを受ける悲しさを、何度も味わっています。公共の財産となれば、どこかで誰かがネット上で公開することも合法的に可能です。

ずっと前から、青空文庫をモデルに歴史的音源を公開する、Blue Sky Label(*) に注目しておりました。先日、ふとベートーヴェンの項目を眺めていたら、「交響曲第3番《英雄》ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、1957年2月録音」という項目を発見。

たしかに、2007年に50年なのですが、戦時加算とかなんとか、著作権法の難しいところは敬遠して、手元にあるLPやCDを大切に聴いておりました。でも、これからは、大きな声で言えます。

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の1957年のステレオ録音は、すでにパブリック・ドメインになっています。合法的にダウンロードして、自分で聴くこともできます。どうぞ、この素晴らしい演奏を、お聴きください!

R.シュトラウス「ドンファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」やハイドンの交響曲、ドヴォルザークの「新世界」、シューマンの「春」、レオン・フライシャーとのピアノ協奏曲なども含まれているようです。また、クリーヴランド管以外のオーケストラと共演した録音も含まれている様子。やがて1960年代のものも順次パブリック・ドメインとなって増えてくることでしょう。嬉しい限りです。

これは、私もデジタル音楽プレイヤーを真剣に検討する時期が来たようです。

(*):クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~
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