電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

顔料ゲルインク・ボールペンに着目した経緯と使ってみた感想

2014年11月12日 06時03分13秒 | 手帳文具書斎
ボールペンと言えば三菱のジェットストリームとパワータンク以外には考えられない生活を送っていたのに、最近は何を血迷ったか、顔料ゲルインク・ボールペンを手にしております。これは、次のような経緯によります。

  • 封筒の宛名書き用に購入した太字のシグノSignoが、途中で書けなくなってしまい、沈殿しやすい顔料ゲルインクの宿命なのか、それとも発売後ずいぶん経っていたための経年劣化によるものか、文具魂が騒ぎました(^o^)/
  • そういえば、職場で使っているキャップ式の三菱シグノSignoGP(細字)は書きやすく鮮やかです。では、ブルーブラックではどうだろう?
  • 三菱シグノSignoRTのブルーブラック(0.5mm)を購入、使ってみましたが、書き味はあまり感心しませんでした。では、他社の顔料ゲルインク・ボールペンは?
  • ゼブラのサラサSarasaClip(0.7mm)のブルーブラックと、気まぐれでブラウンも購入、使い始めました。0.7mmでも、なんだか太いぞ。油性ならば1.0mmなみの太さではないか。
  • パイロットのジュースJuice(0.5mm)のブルーブラックを購入、書き味は三菱のシグノSignoRT(0.5mm)と比べて、大してかわりばえしないなあ。




で、当座の結論は:
(1) インクの色は濃く鮮やかで、ハッキリしている。他人に渡すメモ書き用には適している。
(2) 線の太さは、やや太めに出る。顔料ゲルと油性とを比較すると、0.7mmと1.0mm、0.5mmと0.7mmが同じくらいか。
(3) インクの減り方が速いように感じる。
(4) 同じ0.5mmのブルーブラックで見ると、色の傾向は多少違いがあるが、書き味は各社とも似たようなものだ。お値段も1本100円、デザインも似たり寄ったりで、どれを使っても同じに思える。クリップの違いで、ゼブラとパイロットが便利か。
(5) 演奏会の記録メモなど、速く書くことが必要な場合は、やっぱりジェットストリームに優るものはない。寝床で上向き筆記をするには、パワータンクに優るものはない。



ところで、1本100円の顔料ゲルインク・ボールペンのリフィルは、一部交換できるのですね。これはありがたいような、間違えやすいような(^o^)/
リフィルのしっぽのインクがないところに、マーカーで購入年月と種類と太さを書いておきました。これで、経年劣化について観察する際には、目安にできるでしょう。

ちなみに、パイロットの G-knock BB は顔料ではなく、染料ゲルインクのようです。2007年に購入したもの(*1)ですが、七年目の現在も沈殿したり詰まったりすることもなく、未だに現役です。これもまた、立派なことです。

(*1):初めて知ったゲルインクのボールペンの書き味~「電網郊外散歩道」2007年3月

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