徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

政も官も同罪

2005-05-02 11:21:22 | その他
 JR福知山線の列車脱線事故は死者107名という大惨事となった。JR西日本の営利最優先の経営姿勢や安全管理の不備等の問題点ばかりが取り上げられているが、こういうずさんな鉄道会社を作ってしまった政府や国土交通省などにも大きな責任がある。国鉄をJRとして分割民営化したのは、まさに効率性・経済性を追求したからであり、それによって安全性を軽視することが無いよう監視指導していくのは国土交通省の責務である。JR西日本には他のJR各社と比較しても安全管理上の問題が多いことは、国土交通省も以前から把握していたらしく、度々指導していたというが、改善されていなければ指導したことにはならない。国土交通省自体がずさんであることは、羽田空港で29日に発生した管制ミスの件を見ても推して知るべしである。脱線事故の犠牲者のご遺族がいみじくも「ゆるみきった社会の犠牲者」と言っておられたが、その「ゆるみきった社会」の代表が政・官であることは間違いない。