徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

良い映画の条件

2005-08-22 15:20:25 | 映画
 今、NHKのBS2で「男はつらいよ」シリーズ48作を順次放映している。昨年、地元のRKKも開局50周年記念プログラムとして全48作を放映した。劇場公開も含めると、おそらく全作観ていると思う。
 しかしこのシリーズは何度観ても面白い。毎回同じようなシーン、同じようなセリフがあるにもかかわらず、全然飽きないどころか、そんなシーンやセリフを待っている感すらある。いわば歌舞伎の演目のようだ。特に我々昭和の年代にとっては妙に落ち着ける空間のような気もする。
 映画というものが誕生して以来、天文学的な数の映画が作られていると思うが、このように繰り返し繰り返し観たいと思う映画はどのくらいあるだろうか。映画評論家などが、小難しい理屈を並べ立てて映画を評価しているが、良い映画というのは、要するに繰り返し観たいと思うかどうかで決まるのではないだろうか。