徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

春の惑い(小城之春)

2008-06-10 10:54:52 | 映画
 「春の惑い」というタイトルに惹かれて借りてきた中国映画。配給が角川大映とあったので、また日本側が投資して作らせた日本向け中国映画の1本かなぐらいの認識で見始めた。ところが何かが違う。心にビンビン響くものがあるのだ。見終わった後、さっそくネットで調べた。なんとあの張芸謀(チャン・イーモウ)、陳凱歌(チェン・カイコー)ら中国を代表する監督たちがこぞって、中国映画史上ベスト1に挙げている「小城之春(1948)」という映画のリメイクだそうだ。監督は彼らと同世代の田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)。話は日中戦争直後の1946年、没落した名家の若妻の前に、10年前に別れた元恋人が夫の旧友として表れる。元恋人と病弱で気難しい夫との間で揺れ動く人妻の心の動きを描いた大人のラブストーリー。そこでどうしても気になるのがオリジナルの「小城之春」。これがまたなんとYOUTUBEで見られるのだ。さっそくダウンロードした。日本語の字幕は無いが、リメイク版を先に見ているので、だいたいセリフはわかる。時間がある時にこちらもじっくり見てみよう。


春の惑い(2002)


小城之春(1948)