徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

武田鉄矢が歴史好きになったワケ

2010-04-14 17:18:30 | テレビ
 昨夜、テレビ熊本のトーク番組「夜はホンネで!?」に武田鉄矢が出ていた。彼は両親が阿蘇郡小国町の出身だし、奥さんも鹿本町の出身だから、熊本とは縁が深く、現在、熊本県産農畜産物のイメージキャラクターもやっている。話も熊本にまつわる話が中心で、中でも彼が歴史に興味を持ち始めた原点は、小国町にあるという話は面白かった。彼の坂本龍馬好きは有名で、映画で龍馬を演じたこともあるが、最近ではドラマ「JIN」で緒方洪庵を演じたり、大河ドラマ「龍馬伝」では勝海舟を演じるなど、歴史モノでの好演には定評がある。その武田が歴史に興味を持つきっかけとなったのは、幼い頃に祖母から聞いた話に原点があると言う。ある時彼は、祖母から「戦争中のB29の空襲もいっちょん恐ろしゅうなかった。それより、こまか時、押っ取り刀の白髪の鬼が家に来た時は恐ろしかった!」という話を聞く。武田は、これは祖母が3~4歳の頃に起きた西南戦争のことではないかと言う。つまり、「白髪の鬼」というのは、敗走する西郷軍の落武者を追いかけてきた官軍の兵士、シャグマ(赭熊)を被った格好が、幼い子供には鬼に見えたのではないかと。小国の祖母の実家が、日本の歴史の、いわば通過点になったことがわかり、歴史に興味を持つようになったというわけだ。興味深い話だ。