徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

自己表現欲求とパソコン

2024-04-23 20:37:25 | 友人・知人
 長嶺でパソコン教室を開いていた頃、習いに来ていたMさんが久しぶりにやって来た。いつものように西原村産のさつまいもを抱えていた。全国の品評会でも上位にランクされるというさつまいもで、甘くて美味、本当にありがたい。
 今日の来意は、しばらく離れていたパソコンを再開したい。ついては新しいパソコンを購入したいのでアドバイスをということであった。彼が初めて習いに来たのは2000年頃で、ちょうど国を挙げて「IT革命」などと喧伝している最中だった。彼は当時1級建築士として多忙な頃だったが、CADなど新しい技術には少々乗り遅れ気味だった。パソコンを基礎から学びたいということでExcelやWordなどを教えたと記憶している。それから10数年後、体を悪くして彼は仕事から退いた。そして70歳を過ぎた今、もう一度パソコンで何かやれないだろうかと思い立ったらしい。
 これといった趣味もお持ちでないようで、おそらく年齢的なこともあって「自己表現欲求」が湧いて来たのではないかと思う。また後日、古いパソコンを持って再訪問するそうなので、新しいパソコンに買い替えるかどうかはさておき、目的を明確化し、彼の生きがいにつながるようなアドバイスをしたいと思っている。


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