クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

小さな命は国の基い

2008-05-26 09:56:41 | Weblog
【小さな命は国の基 お年寄は国の為に尽くされてきた】この言葉は、先程見ていたテレビ番組の中で、キューバの小児科医で、革命家のチェ・ゲバラの娘さんが語った1節である。しごく当たり前の言葉だが、大変新鮮に聞こえてくる。何故だろ。今の日本には、この当たり前の考えが欠如しているからか。キューバでは、医療と教育は全て無償であると言う。昔の日本だって、子供は国の宝、お年寄りを敬うのは当然の事と言う思想が有った筈だ。でも今は無い。僕が子供の頃は、東京の山の手・世田谷でも近所通しが助け合っていた。助け合わなければ生きていけなかったからだろう。“遠くの親戚より、近所の他人"と言う言葉が生きていて、おかずのお裾分け、お年寄りの手助けは当たり前であった。高層住宅などでは、隣の人の事等全く知らないし、挨拶を交わす事がないという。これでは助け合いも出来ないだろう。悲しい事である。
小さな命を大切にしないのは、自己本位主義の表れなのか。宗教の衰退なのか。根底には、物欲と拝金があるだろう。教育の中から宗教教育を排除したのが、間違えの大元だ。公立学校でも、各家庭の宗教に合わせて、仏教・神道・キリスト教の話を聞く時間を取って、命の大切さを教えて欲しい。それで無いと、水戸の黒鳥惨殺や、乳幼児の虐待は減らぬ。子供の頃から、ペットを大切に友として可愛がる事は、親が語らなくても、無言で子供に命の意味を教える事が出来るだろう。但し、以前にも書いたが、年老いた、病気になったと、簡単に処分するのは、全く逆な教育になる。
今日の写真は、カリカリ新聞のやましたさんが撮影した、牛乳を飲んで満足げなココの一枚である。幼子やペット達が安心して暮らせるよう努力しよう。