クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

家ネコが1番

2009-11-02 05:38:45 | ネコ
ココはリングちゃんに拾われ、ビート家の末っ子として可愛がられて、1ヶ月半の赤ニャン期を過した。そして東京の我家に。公園に捨てられていた時以外、ココは屋外に出た事は1度も無い。家内が洗濯物の出し入れで、廊下のガラス戸を開けても、一寸顔を外に出す程度で、直ぐに廊下の奥に引っ込んでしまう。抱いて庭に出ようとしても、怖がって肩にしがみ付いてくる。「ぼく、お外に出たくないよ。お家の中が1番良いんだよ」と。何故か屋外に恐怖心を持っているネコである。もしかしたら、段ボール箱に入れられて捨てられた、乳児期の体験が今も心の中に刷り込まれているのだろうか。ご承知の通り、家の中では我侭でやんちゃ小僧として振舞っている。
一方クーは、幼児期リードを付けて散歩に連れ出したり、玄関に置いてある自転車の荷籠に入れ外の空気を満喫させた事がある。ネコも家の中だけだとストレスがたまると思ったからだ。しかしこれは間違えである。ネコは家の中だけで暮らしていても、充分に生活をエンジョイ出来るのである。日光が充分に入る廊下では、外以上に日光浴が出来るし、庭の木に止まって歌う小鳥の声を聞く事も出来る。
何よりも我家の前のような狭い道でも、自動車は通行し、中にはかなりのスピードを出している運転者もおり、事故にあう危険もある。大阪のととらちゃんのように見知らぬ人に連れて行かれる事も。そんな事を考えると、ネコにとって1番暮らしやすいのは、家の中である。家の中で人に甘えて、一緒の布団で寝る、これが1番幸せな暮らしだと思うのである。