クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

誕生の喜び

2009-11-29 06:30:32 | Weblog
今日から全世界のキリスト教会の暦は新しくなり、アドベント=降臨節・待降節と呼ばれる、クリスマスの準備をする季節に入った。世界中の教会やキリスト教徒の家庭では、御子イエスキリストの御降誕を祝い、華やかな飾り付けをする。我家でも玄関には、写真のようなクリスマスリースを飾り、御子の御降誕を祝う心を表す。
何処の家庭でも、新しい命の誕生は喜びである。今年の1月に生まれた孫も、伝え歩きが出来るようになり、聞こえて来る泣き声も、自分の意思を伝えるようになって来た。孫達の成長する姿を見るのは、ジジ・ババの僕達夫婦にとつて喜びである。隣家K宅でも2人目のお子さんが誕生したようで、嫁がご亭主にお祝いを言っているのを立ち聞きした。
人と共に暮らすワン・ニャンの誕生も喜びを持って迎えねばならない。が、しかしである。生まれた事が罪のような扱いをされる仔犬や仔猫がいる事も、悲しいが事実である。我が国では年間30万匹以上のワン・ニャンが公的な施設で殺処分されており、その大部分が誕生間もない赤子である。施設に持ち込まれなくても、公園の片隅や河原に捨てられる命が後をたたない。京都府警察では、公園や河原に「仔犬・仔猫を捨てるのは犯罪として処罰する」旨のポスターを掲示したと言うが、これは処罰を厳しくすれば良いと言う事では無い。人間としてのモラル、生命観の問題であろう。東京・三鷹台の立教女学院小学校では、迷い込んで来た仔犬を、一人の教師が教職員を説き伏せて、学校犬として育てており、今では子供達のアイドルになったと、先日の新聞地方面が伝えていた。子供にとってワン・ニャンと一緒に生活する事は、命の尊さを学ぶ良い機会だ。立教女学院はキリスト教の学校であり、チャプレンと呼ばれる司祭もおり、祈りと共に命の尊さを日々教えているが、このワンちゃんが生きた教材となっている事は間違えない。
クリスマス迄の4週間余、日々の祈りの中で、今一度命について考えてみようと思っている。