クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

おねだり仕訳人

2009-11-16 06:09:21 | ネコ
今街の流行語は、仕訳人 であろう。幾ら美辞麗句を並べて要求しても、不要なものはバッサリと切り捨てられる。昔勤め人の頃、この仕訳人は経理であった。担当部署が必要だと判断して、稟議書に付属の文書や関係役員のサインをしてあっても、彼らが不必要と認めれば、稟議書は社長の元には行かぬ。ブツブツと言いながら、立ち飲みでコップ酒をあおった事も。
我家のクーとココもおねだり要求ニャンである。例えばクーは、お腹が空けば時間前でも家内の足元に擦り寄り、最高の甘え声を出し、人間語に翻訳すると「お母様、クーちゃんお腹がペコペコで動けないの。カリカリ戴けないかしら」と言うのである。仕訳人の家内はそんな甘え声に惑わされず、時計に目を向けながら「クーちゃん今何時だと思っているの。ご飯の時間にはまだ早いでしょ」と、要求をバッサリと切り捨てるのである。人間語をかなり理解しているクーは、目を吊り上げて、憤懣やるかたない表情をするのである。
反対に僕は、クーやココのこの甘えた表情を見せられると「可愛いねクー」と頭を撫ぜ、彼らの要求を聞いてしまうダメ親父である。