魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

それでも行かねばならぬのだ。

2007年01月31日 | ワイン ~2019年
月末で(しかも決算!)なのに、明日は博多でセミナー&試飲会!
今現在も仕事中ですよ。(ちょっと休憩)

それでも行かねばなるまい。明日は臨時休業にしてでもです。
ええ、閉めますとも、ワインのためならば!

面白いネタがありましたらアップしますね。


ところでガラス片混入で、昔何かの本で読んだ記事を思い出しました。
「ワインにヘビが入っている!」との連絡を受け、
「本当にヘビですか?」と聞き直したら、「ヘビだ、ヘビ!」
というので、回収に向かったら・・・


「ヒビ」だったというオチがありました。東北地方の出来事だそうです。

ちなみに私も実際ヒビの入ったワインには何度も遭遇しております。

さてと、仕事が山のように・・・・・・。ヤダー!
しばらくは、決算、申告ほか、何かが気になる?状態が続きます。ヤレヤレ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何が彼をそうさせた?

2007年01月29日 | ちょっと怪しい
ご存じの方はご存じでしょう。
国道沿いにあるお店です。チャレンジしてみたかったのですが、残念ながら
営業時間ではありませんでした。

「博多チャオめん」も、もちろん気になりますが、「トルコランチ」の方も
かなりワクワクさせてくれます。

水色で書かれたコックさんも「棒が一本あったとさ~♪」ではじまるコックさんですね。

不思議な弾け方です。何がこのお店を突き動かしているのでしょうか?


チャレンジしたいのですが、結構遠いのでなかなか機会がありません。
食べたことのある方はぜひ教えて下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おめでとうございます!

2007年01月28日 | ワイン ~2019年
さて、昨日ガラス混入の問題をお伝えしました「ヴァルコロンベ」を飲んでおります。(写真は昨日と同じです)

もちろん出荷されたロットが違いますので、こちらは安心です。(今のところ?)
ちなみにちゃんと美味しいです。

私が個人的にデイリーにしております関係上、実際に飲んでみて、
問題がないか?私自身でが確かめながら、違う出荷ロットや問題の出ていないものは
現段階としましては、通常在庫していく予定です。
が、万が一、問題のあるワインに遭遇されました折は、ご連絡下さい。


さて、先日行いました「ブルゴーニュキャンペーン」で、「1万円相当のブルゴーニュ
ワイン」の当選者が、主催のSOPEXA(フランス食品振興会)より通知されました。

規模の小さな当店ですが、2名様が当選されました。
ご当選のお客様、おめでとうございます。はずれたお客様、残念でした。すみません。
ただ、当選者が2名も出ましたのは上出来かと思います。
また機会がありましたら、キャンペーンをやりますので、ぜひご応募お願いします。

昨日はちょっとショックだったのですが、おかげさまで本日のデイリーも、
少しだけ美味しいような気がしてきました。

ワインは明るく前向きに飲まなくっちゃ!ですよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラス片混入、回収いたします。

2007年01月27日 | ワイン ~2019年
本日はちょっと憂鬱な話をしなくてはなりません。

数日前のニュースでカリフォルニアの「カルロロッシ」というワインに
ガラス片が混入されたので、メーカーが自主回収という記事がありました。

この「カルロロッシ」は当店での取り扱いもありませんでした。
ですから、そんなことは対岸の火事かと思っていました。

そしたら本日、輸入元より連絡が入りました。
うちで取り扱っている最もお安いワインのひとつ「ヴァル・コロンベ」にも
1本、ガラス混入が見つかった!というのでとても驚いております。
現在は1本だけですが、自主回収とのことです。





問題の商品は「2005年 ヴァルコロンベ 赤」ですが、事故品と同じロットの
出荷分が、当店でも3ケースあるということが判明しました。
数万分の一かも知れませんが、ガラスの混入した可能性のあるボトルを回収いたします。

当店にて、2006年5月~2006年11月の期間に販売した分となります。
ロットナンバー「L6-053」です。これはキャップシールの約7mm下、ガラス瓶に
直接黒字で印字されておりますが、見にくいため、判別が難しいものにつきましても
同様に回収させていただきたいと思います。

万が一そのボトルをお持ちのお客様がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

今後は輸入元と連携を計り、品質管理につとめていきたいと考えております。


尚、詳細につきましては輸入元のページがございます。

http://www.smilecorp.co.jp/news/2007_01_25.htm

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時には古酒を

2007年01月25日 | ワイン ~2019年
昨日は古酒中心のワイン会がありました。
若飲み派の私ですが、とても楽しく飲むことが出来ました。


1 NV Gatinois Brut(ガティノワ ブリュット)
RMのシャンパンです。品のある香りが高く立ち昇ります。酸がきりりと締め
レモンなどの風味がやや開き気味のマロングラッセっぽさを支えてバランスしています。

2 2001 オート・コート・ド・ボーヌ(ディディエ・モンショヴェ)
深みのある水の香りです。ミネラル、その奥にメロンや瓜系の香り。
厚みがそんなにあるわけではないのですが、酸と果実味はしっかりと主張し、
バタリーな感じもアクセントになってとても楽しめました。
常温で置いていたため、熟成が早くなって美味しくなった?との意見もありますが、
そうなのかも。美味しければいいじゃありませんか!





3 1976 フルーリー(シャトー・ド・ポンシエ)
30年経ったボジョレーです。きれいです。澄んでクリアな果実味。ほんの微かな
苦みはあるものの、よく保った!と感心しました。中にある複雑味もまだある
程度残っています。オリもしっかりありました。ノンフィルターゆえの良さでしょう。

4 1994 ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャンプ(ドニ・モルテ)
深く井戸のコケや洞窟のような香りの奥に旨味や甘さを発見できます。
難しい年にこれだけ頑張ったドニ・モルテを褒めてあげたいです。
「あんたはえらいよ!」

5 2000 ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャンプ(ドニ・モルテ)
4と同じワインですが2000年物です。
厚みこそひかえ目ですが、複雑味と華やぎがあります。本日一番の美味しさだった
でしょう。若さ、華やかさ、いいですねぇ。

6 1969 ヴォルネー(ドラグランジュ)
多分フィルターしてあります。明るさを保ちつつだけど単純な果実味です。
ノン・フィルターで造って欲しかったと思います。
しかし、ちゃんと元気に生きていることはすごいですよねー。

本当はもう1本開けたかったのですが(用意していました)、酒量が
アップアップ状態でしたので、あえてやめておきました。
次回のお楽しみとしましょう。
また飲むぞーーー!


本日はかつての懐かしいパソコン通信時代「ニフティ」のワインの会議室スタイル
で書いてみました。そういえばこんな感じで書いてたんだよなぁ。
これが染みついてるもんなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吊し上げ

2007年01月23日 | Weblog
「不二家の賞味期限切れ問題」で大騒ぎですね。

しかし、似たようなところ、案外多いんじゃないでしょうか?

賞味期限が来ても大抵は大丈夫ですよね。むしろどこぞのチーズなど発酵させた
商品は熟成が進んで美味しくなるものさえあります。(まあ、ワインなんて典型的
で賞味期限という概念すらない)

数十年経ったワインをどれどれ?と言って飲む人が、どこぞの1日賞味期限が
切れただけのものに文句を言うのはどうなんでしょう。

賞味期限が近づいた商品、もしくは賞味期限切れの商品は、ことわりを入れて
お安く販売するときっと求める客層も多いかと思います。

不二家商品を撤去したスーパーなんかでも、賞味期限がきてしまったものを
総菜という形を変えて販売しているんじゃないの?なんて私はいつも疑ってかかり
ますが、個人的には別にそれでも構いません。平気です。資源は有効に使いましょう。
ただ、偉そうに工場も素材も違う関係のない不二家製品までの撤去は行き過ぎ
だと感じてしまいます。

不二家を擁護しようとも思いませんが、「我こそは正義の味方!」みたいな
態度はうんざりで見ていて痛々しいですね。
これじゃ「吊し上げ」で、「いじめの構図」と似ている気がします。

問題商品の改善を求めるのは当然ですが、マスコミの煽った姿勢も嫌ですね。
「人の不幸は蜜の味」って言葉がありますが、そんな不幸を喜んでいるかのようです。

ところでルックチョコレートのカベルネ味は美味しいので、単一で商品化して
欲しいです。(でも多分売れない)
とても渋~い、そして力強い果実味のワイン味(ブドウ味)ルックチョコレートの
販売を希望しております。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牡蠣小屋入門

2007年01月22日 | 美味しいもの
初めて牡蠣小屋へ行ってきました。

前々からかなり美味しいとの噂や情報は得ておりましたが、実際に食べるのは
今回が初めてのことです。楽しかったですよ。

場所は長崎県諫早市高来町にある「深山水産」です。詳細は

http://www.fukayamasuisan.com/

牡蠣の他にもサザエ、ひおうぎ貝、エビ、カニ、イカ、ハマグリ、フランクフルト等
いろいろと楽しめます。

で、味わいですが、何と濃く芳醇なのでしょう!
ビックリです。塩水のためか、塩を振りかけているのか?分かりませんが、
塩分は強かったです。常連客の中には「マイ調味料」で持ち込む方もいたようです。

写真はチーズを溶かしながら食べるのですが、これもまたいけてましたよー。
いろんな可能性を感じさせてくれました。

ただし、煙たくなるので、対策が必要です。(200円アップしても煙の出ない炭を使う等)

あと、大事なことを学習しました。
「貝殻の開く方を自分の方に向かって網の上に置かない!」ということです。

えぇ、火が通った後、爆発しましたよ。
こちらに向かってブワッと貝殻の中の海水が飛び散ってきました。
やられました。ひとつひとつ経験して達人になるのでしょうか。(ならんでもいい!)

牡蠣はノロウィルスの風評被害で大変だと思ったのですが、本日はお客さんも多くて
繁盛していたようです。「人の噂も・・・」ってことなのか、落ち着き始めた感じを受けました。
もう少し近くなら時々行けるんですけどねぇ。

こんなに沢山の牡蠣を食べたのも初めてなので、きっと胃袋がビックリしたことと思います。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーカー攻略法 後編

2007年01月21日 | ワイン ~2019年
さて、昨日からの続きです。
ブログ記事の並び順の関係でこちらが先に来てしまった場合は前日より
お読み下さい。こちらを先に読んでも意味不明となります。
さて始めましょう。
-------------------------------先日からのつづきです。

実はここからが私の書きたいところです。


3、パーカーポイントの低いワインから穴ワインを探す。

低評価のものは当然売れ行きも悪いし、価格が上がることもありません。
むしろ在庫を持て余し、処分価格になることさえあります。
ここが狙い目です。
80点台半ば~後半のワインも美味しいのに過剰在庫やになることも
意外とあったりするのです。時々のことですが、そんなワイン達を
セール時に3割引?みたいな好条件にて買うことが出来ます。どうかしたら
半額近いことだってあるんです。
そんな時は迷わず突撃ラッパススメー! を鳴らしましょう。


4、パーカー最大の弱点
実はパーカー氏には大いなる弱点があります。アメリカ人特有かどうかは分かりま
せんが、甘口のデザート、貴腐ワインにはボロボロに弱いです。よほどベタ甘いのが
好きなのか、すぐに95点以上を付けたりするのです。
「おまえ男だろ?もっと渋くなれよ」と言いたくなる時もあります。

私だってデザートワインの評価は付けたくもないです。甘いのを連続で何本も
飲む気はしません。彼も限界にきて焼きが回っているのか、それとも盲目的に好きなの
か、まあどちらかでしょう。

甘口ワインはこの調子なので、信用度が極端に落ちてしまいます。このたぐいは
信用するのをやめても支障ないでしょう。


5、パーカーを「神の舌を持つ」なんて崇高なイメージで捉えず、単なる「ひとりの
 おっさんマニアのたわごと」として聞いておき、大して意識しない。

4にも通じますが、気にしないことです。
まず、自分自身の味覚、臭覚、嗜好を最優先します。自信を持ちます。
誰が何と言おうが、「自分の飲むワインは自分で決める」ということです。
なぜ他人の意見に左右されないといけないのか?考えただけで不思議です。
それをなぜか気にしてしまうところが、ワイン狂の性なのでしょうか?!

実際パーカーは神の舌ではありませんし、絶対ではありません。ただし、
大まかな指向性は推測できますので、「大体、大まかに」程度でとどめておけば
いいのです。単なるパーカーおっさんの戯れ言です。

色が薄くて頼りないワインなんだけど、実は香りや余韻だけは素晴らしい・・・と
いったパターンのワインが高得点を付ける、なんてことはありません。
しかし実際、私達日本人には、そんなワインは侘び寂びの美学として、とても
儚く、しかし美しく感じることもできます。
ハンバーガーをかじり、コーラをがぶ飲みするアメリカ人のパーカーおっさんには、
多分理解不能です。90点以上は出しません。

そこです!
そこへ付け込んで、侘び寂の美学のあるワインを探し出すのです。

そして誰が何と言おうが、「他人の意見は知ったことか!」で通すのです。

これこそが最強の攻略法だと思っています。
もしもあなたにパーカー氏でなくとも誰かワインの師匠なり、先輩なり、仰ぐ方が
いらっしゃる場合もまったく同じです。味覚、嗜好は自我のものであり、他人の嗜好に
左右されるべきものではありません。 美味しいワインを探す手伝いはしてくれますが、
決定権は自分自身です。


ただし、最後にひとことだけ。
自分が信じていた嗜好も、たくさんの経験を積み重ねることによって、どんどん
変わっていきます。ですから、現時点での自分の評価は絶対ではないということだけは
留意していただきたいです。もちろんパーカーおっさんだって同じです。

終着駅はありません。それでこそワインの奥深さなのだと信じております。

酔っぱらって書いていたら、長くなりました。
その割にはたいして面白くないような・・・どうもすみません。
精進が足りないようですね。まだまだ飲み方が足りないからでしょう。
ですので、今夜もしっかり飲んでいきますね。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーカー攻略法 前編

2007年01月20日 | ワイン ~2019年
数々の場面でワインの説明文を読んだことのある方なら、一度や二度は
「パーカーポイント」(略してPPと書かれることもある)
という言葉は聞いたことがあると思います。今日はそのパーカー氏についての傾向と対策を考えてみましょうか。


世界ナンバーワンの知名度を持つワイン評論家ロバート・パーカーJr氏。
彼については検索するといくらでも出てきますが、ひとことだけご紹介。

アメリカ人の彼が発行する「ワイン・アドヴォケイト」誌(写真)、その中で
ワインを100点満点の点数制により評価することで、センセーショナルなワイン観、
価値観を世界に巻き起こしました。世界で最も影響力のある評論家なのです。

彼がひとたび100点満点を付けると、価格は上昇し、シンデレラワインとなり、
投機の対象となり、ショップから一瞬で姿を消します。
手厳しい評論でこき下ろすとメーカーとの間で裁判さえ起こったりします。
もともと弁護士でしたが、10数年前からワイン会のカリスマ、「帝王」になったのです。

彼の雑誌には広告(スポンサー)が一切ありません。だからこそ公正な
コメントが出来るわけです。(ここは誰が何と言おうと偉いところです。)

手厳しいコメントや辛い点数があってこそ、満点の時のパワーの炸裂度は
激しいのです。最近の流行で言うところの、いわゆる「ツンデレ」状態が
作りだした「デレパワー」のようなものです。


そのパーカーさんも最近は、かつての様な厳しさも減ったような気がします。
業界人や造り手と馴染みになり、どうしても辛辣なコメントがしにくくなった
としてもおかしくはないでしょう。点数もどことなく甘く感じています。

そんな彼を「人間が丸くなった」とか「少しは大人になった」とか、言う
方もいますが、コメントを読む私達、読者側も「馴れたぁ?」という部分も大きい
のでしょうか。



さあ、今日はパーカーポイントをどのように利用するのが賢いかを考えましょう。

1、パーカー高得点のワインをリリース時に安く買って、来たるべき日に備える。

これは普通です。「来たるべき日」といのは、子供の誕生年だったり、
結婚記念や何かの記念の年のものだったりを買って・・・、「今買えば○○だけど、
安い時に買っていたからこうして飲めるんだよ」という、誰にとってもありがたい
恩恵を受ける日かも知れませんし、オークションで高値で売り抜ける日だったり
もするわけです。ワインへの投資は、金利のほとんど付かない預金よりは
マシかも知れません。しかし、ワイン愛のある方はやめて下さいね。


2、パーカーのクセを見抜いてワイン選びの参考にする。

パーカーの好きなワインは決まっています。高得点の条件は、ノンフィルターで
濃くて、堂々として格調高く、奥行きと複雑味があり、ポテンシャル(潜在能力
や熟成能力)が高く、そして余韻が長いものです。
確かにこれらは良いワイン条件です。ですから、ポイントの高いものはそんな
タイプのワインだ、ということを踏まえて推測するのがいいでしょう。

 不思議なもので、個人の嗜好は見事なまでに人それぞれに違います。パーカー
が好きなものをあなたが好きという保証はありません。
むしろ高得点のものは濃い~ので、飲みにくさもあります。それを避けるには
あまり高得点に走らないことです。
低い評価のワインを、素晴らしいと思っても一向に差し支えありません。
むしろ普通は87~89点程度が美味しいから、あーら不思議???



とここまで酔った勢いで書いてきましたが、まあ至極普通で常識的です。
さて、本音は3、4と続きますが、長くなりますのでまた明日。m(_ _)mヨロシク



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラパンアジール

2007年01月19日 | Weblog
ウィンドーに絵を描いてくれた友人の作品です。
個展の時の絵ですが1枚だけご紹介しましょう。
モンマルトルに今も在る「ラパンアジール」です。
最近の彼の絵はもっとカラフルなパステル画が多いです。(そのうち紹介するかも)

ラパン・アジールはピカソをはじめ「エコール・ド・パリ」と呼ばれる
パリを拠点に活躍した画家達の集まるカフェで、きっと日夜、芸術論が
交わされていた場所なのでしょう。
この場所の存在は印象派の活躍と結びつくのでしょうね。

きっとワインも脇役を務めたことかと思いますよ。
芸術家はモディリアニをはじめ、飲兵衛が決まり文句だし、
ロートレックは踊り子と遊んでいたことだろうし・・・。

十数年前にこの店を訪れたことがあります。
日本人の観光客もいて、ちょっと媚びてたっけ。
夜になるとライヴハウスになります。
観光地だから仕方ないけど、当時でもなにがしかのハートが残ってたの
でしょうか?

ここには美があり、酒があり、女があり、芸術があり、語り合いがあり、
人生があったろう!と想像はしますが、実のところ、さしてロマン溢れる
建物ではありません。
トキワ荘(漫画家が集合していたアパート)みたいなものとして、
私の目には映りました。

人それぞれの人生において、学校やクラブ、サークルや愛好会、
喫茶店やファストフード、ラーメン屋、居酒屋・・・、どこでも
それぞれのラパンアジールになり得るのです。

今や時は移り、ネット上のサイトや掲示板がそうなのでしょうか。
語り合って、時にはバカを晒しても、それこそが人生でしょう。

飲みながら読んでいらっしゃる方、もう一杯いかが?
飲兵衛の人生に乾杯しましょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何と味気ない!

2007年01月18日 | ワイン ~2019年
宝缶チューハイ ハイボール ドライ 350ml
というのを飲んでみた。

何と人工的で平坦な味なんだろう。退屈意外の何ものでもない。
何と言っても「冷たい」のです。工業製品です。
機械的、人工的で本当に血が通っている表情を微塵も見せてくれません。
ペターっとして薄く、平坦です。何で今この酒を飲んで時間を潰すのか理解できません。
まだ発泡酒の方が醸造酒だけあって、温もりを感じます。

こんな酒は退屈を紛らせるためにあるんだな、と納得もしながら
次は赤ワインへ。

すると・・・、「何ということでしょう!」(TV番組ビフォー・アフター風に)
血の通った暖かみが身体に感じてくるのです。チャンチャンチャン~♪
匠の手によって、明るい日差しが満ちあふれます。
今まで日差しもなく、温もりもなかった空間が、生きているように息吹を
取り戻しました。キノコも生えそうな暗い部屋が見事に明るく暖かい部屋へと
蘇りました。チャンチャンチャン~♪
ってなぐあいに、赤ワインは太陽の日差しのように感じます。

缶チューハイ飲んでる方、赤ワインとまではいいませんが、少なくとも
「醸造酒」を飲もうではありませんか!

絶対にハートに訴えかける何かを感じることが出来るかと思います。

チューハイは卒業しましょうよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SOSワインの救済

2007年01月17日 | ワイン ~2019年
2000 シカモア・クリーク カベルネ(USA、赤)

メルロに引き続きカベルネの試飲です。

香りはミンティーでメンソール的です。さわやかなベリー系を感じさせてくれます。
飲むと、スタイリッシュな味わいで、酸はメルロと同レベルに感じますが、
果実味が明るくて花のように開きます。タンニンはちょっと熟成してることもあって
きつくなく、ほど良い土台を与えています。

きれいで華もあって、美しいボルドーのようなワインです。
価格を考えると結構良いかと思います。

2000年なので、少し落ち着きも出ていますし、エレガントさもありますので
2000円!と言いたいところですが、1480円+消費税で1554円ですので、
1550円ということでいきましょうか。もちろん特価品!(`・ω・´) シャキーン です。
輸入元の処分品(SOSワイン?)ですので、ワインファンとして救済の手を。

詳しくは
http://www.watahan-cp.jp/trade/t07.html

ここで説明がありますが、5千円くらいの価格が付いています。
そう思えば結構お買い得ということに気付いていただけるかと。

まあ、エレガントで華やかなカベルネですので、デイリーやちょっとだけ贅沢?
って感じで飲んでやって下さい。カナリイイヨ!!

先日のメルロ共々よろしくお求め下さい。ってたまにはちゃんと宣伝ね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボトルの重量

2007年01月16日 | ワイン ~2019年
ワインのボトルで殺人事件が起こりましたねー。
実際に起こると、どこかちょっとショックです。

さて何のボトルだったのか?気になったりします。
重量なものでなければならないので、DRC(ロマネ・コンティ)みたいなボトルか?と。
少なくともボルドーのボトルじゃ、ちょっと違うような・・・。
なんて家内と話しました。

私 「お願い、私を殺さないでね

家内 「大丈夫、うちにはそんなボトルはありません!」









私の心の中 「凶器になってもいいから、そんなボトルが欲しいかも・・・」

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい仲間

2007年01月15日 | ワイン ~2019年
本日新入荷の試飲です。

2001 Sycamore Creek Merlot  Santa Clara Valley
   シカモア・クリーク メルロ(USA、赤、1300~1500円)

Unfilteredと書いてあります。ビンの肩口にオリもべったりと付いています。
色もやや熟成色が出はじめています。
香りはさわやかながら、ラズベリーやプラム、それに熟成がある分、柑橘系も
少し、チョコやシナモンなども。また熟成からくるミルキーさもあります。

味わいはミディアムボディで、意外と酸が活きていて、線が細く感じられながらも、
ちょっとだけの熟成感、肉、赤土等です。飲み終えた後、口中、舌や鼻の中心に
密の風味が残り、きれいで、さわやかで、ワンクッションの深みがあります。

輸入元の小売り希望価格が4千円台?それはさすがにちょっとかな。
しかし処分価格で入荷できたので・・・、
さて、飲みながら価格を考えるてみるのですが・・・、1380円に決定!
さわやかで明るさと落ち着きを持ったメルロ種のワインです。
ただ、最後の1、2杯はオリが結構あります。

でもいいですよ~。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月も終わったので

2007年01月12日 | ワイン ~2019年
正月も終わりましたので、元のパターンへ戻ります。
つまりは安ワインの探索ですよ・・・っと。


1999 トレ・マリア グラン・リゼルヴァ(スペイン、赤、900円台)

グラン・リゼルヴァはG・RSVなんて略したりもしますが、この価格で
「グラン」が付くって、いくらスペインとはいえ、結構凄いんじゃない?

味わいも樽の影響のためかバニラを思わせる果実味の甘さ、ある程度の濃さと
タンニンを感じます。コストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。
1500円といわれても納得します。

最近妙にスペインは美味しいです。
為替相場のためなのか、ワイン市場がインドや中国あたりまで拡大したためなのか
は分かりませんが、ワインの価格がとても高騰する中にあって、コストパフォー
マンスを満たしてくれるヨーロッパ最後の牙城はスペインだと感じざるを得ません。

まあ、とやかく言わなくても、安くて美味しいので大好きです。
「コストパフォーマンス」
この言葉の呪縛から商売柄、逃れることは出来ないのです。

さて、今年も安くて美味しいワイン探しをしなくてはなりません。
早速、1、2月のワイン会や試飲会の日程がいくつか入ってきました。
ぼちぼちとスイッチを入れなくてはいけませんね。

本当はたとえ安ワインでも、噛みしめるようにゆったりと幸せの時間に
浸っていたいのですよー。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする