魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

お盆前最後のお休み

2011年07月31日 | ワイン ~2019年
ゆーすとりーむという動画中継をたまたま見ました。

軍艦島でおなじみのオープロジェクトのチャンネルでした。


面白かったなあ。中ノ島は合法的にも行けるんだけど、面倒くさいし、
お金もかかるし、コスパ悪そうだし、案外ノーマークなんですよねえ。
文献や写真もほとんど残っていなくて、炭鉱跡や納骨堂跡、公園、
展望台跡など・・・。

ウサギが出るかと思って期待していたら、見ませんでした。
ホントにいるのでしょうか?


その中継のせいで棚卸しが進まず、今日は花火大会もあって、ドンドン
うるさいし、何となく微妙なストレス。


そうそう、ラーメンも食べました。
「かんしゃく魂」に連続で通って、新しい自家製麺の確認です。

前回はもやしラーメンだったので、食感が微妙に感じ取りにくかったので
普通のラーメンを。

まずは「かた麺」で。そしてついつい「普通」で替え玉。

かた麺の方が良かったなあ。替え玉はちょっと緩すぎでした。

どうしても前より細めに感じてしまいます。
同じ規格で造っているのでしょうけど。まあ、細いの好きなのでそれは
良いです。むしろ「まるよし」との違いを見せる意味でも、もっと細麺
勝負もアリかもです。
しかしまだまだ試行錯誤が続くことでしょう。




さて、本日はお盆前の最後のお休みです。

8月は7日、14日と日曜日がありますが、営業いたします。

その代り16、17日をお休みいたします。毎年そうなのです。

ちょっと暑いでしょうが、美味しいワインをお求め、ご来店ください。




今晩の試飲です。






2009 コート・デュ・ローヌ (ドメーヌ・デ・ゼスピエ)
   (仏、ローヌ、赤、千円台後半)


紫香るベリー、ブラックチェリー、プラム、赤い花、赤身の肉、香木なども。


味わいは、濃く充実したフルーツですが、そう重くはありません。
ミディアム程度でしょうか、すいすいと入ります。可憐な若い花やベリーが
きれいに押し寄せます。

シラー、グルナッシュ、ムルヴェードルなどでしょうが、カベルネ・フラン的
紫も感じます。


確かに美味しくいただけますが、若干ですが、価格のわりには微妙に軽い。
ウェイトが足りないとは思いますが、そう気にするほどのこともなさそうです。
悪くはありませんが、特にすごいというわけでもありませんので、採用はし
ないでしょう。


さて、本日は長崎港まつり。花火5000発!を見に行くぞ~!

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イベントが多いなあ

2011年07月30日 | ワイン ~2019年
この時期、お盆くらいまではイベントが多いですね。


原爆関係の他平和を趣旨とするもの、夏祭り、音楽祭など・・・

いろいろとあるうようです。

ひとつだけ貼り付けておきます。







ご興味がある方はここ、カフェ豆ちゃん(クリック)にて詳細が分かります。



ところで私のような商売はこの時期からお盆まではたいてい忙しくなって、
(通常業務の他にお中元が入るのです)夜もうまくかみ合わないこと(5時
に終わる仕事ではありませんので)も多いのです。

田口ランディさんも行けるかどうかも分かりません。
この時期と年末の12月頃は仕事が増えるのに、イベントが多く重なって、
とても困ってしまいます。


さて、明日は花火大会ですよ~。3000発でしょうか。
明後日(31日)が5000発!!!

でも棚卸なので・・・・・でも何とかする!



さて、今夜はこれ。






2009 コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ(ジャナス)
   (仏、ローヌ地区、赤、3千円程度)

試飲に1本だけ入れてみたら、何と!すぐに輸入元完売状態の人気商品だった。

・・・というわけで、追加のきかない、販売も出来ないどうしようもないワイン。


でも美味しいので一応お知らせいたします。当店以外で見かけたときは、間違い
ない商品ですよ。


香りはぐんぐんと伸びる厚みのあるフルーツ、クリーニング、ハーブ、赤い花、
などなどそれは赤系の花と果実が押し寄せてきます。

味わいもやはり厚みがあって酸もタンニンも包み込む果実味の厚さ。そして
充実感。この年が当たり年であることを語っています。
しかも果実味主体のフルーティーな厚みのある当たり年です。骨格的なタニック
なタイプとは違って、あまり閉じることもなく、たいてい美味しく飲めそうな
気がします。


うちにはありませんが見かけたらどうぞ。
・・・って私は参加が難しいですが、それぞれの夏のイベントお楽しみくだ
さい・・・って似てるでしょうか???

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新かんしゃく魂

2011年07月29日 | 美味しいもの
「かんしゃく魂」に行ってきました。






実は今までと違っていたところがあります。



何かというと・・・これ。





なんでも自家製麺に変更したようです。
舞岳の水ってどこ? 水が変わるとそこまで味わいや食感が変わるのでしょうか?
突然で驚きました。(先週くらいからだそうです)


私個人は麺にそんなにこだわりがあるわけではないし、もともと「まるよし」の麺で
したでしょうし、それも十分に美味しかったので不満はありませんでした。
しかし、このお店としてさらに進化をするようです。


「どうでしたか?」と聞かれ、言われてみると食感がちょっと変わった感じは
ありましたが、普通に美味しかったので微妙なことろまでは分かりませんねえ。
気持ち細い?のか短めなのか?
たまたまもやしラーメンだったので、もやしの食感が邪魔をしてしまいました。
近々もう一度トライして、純粋な普通のラーメンをいってみましょう。
美味しかったら替え玉もやってみましょう。


そもそも今までの麺が十分美味しいということは、それをさらに超えて美味しい
とお客さんが思うためにはかなりのジャンプアップが必要となりますよねえ。

多分試行錯誤も続くでしょうから楽しみにしましょう。


たまたまy.k.さんと遭遇。やはり美味しいものには引き合う引力があるので
しょうか。このお店のファンの方はぜひとも行ってみて感想をお聞かせください。


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自然派だからって許される?

2011年07月28日 | ワイン ~2019年
そうそう、お中元ですよ。

お中元の時期なんです。

関東あたりではもう終わっているのでしょうが、長崎ではお盆は8月。


お中元ギフトには、美味しいワインを送られてみてはいかがでしょうか?
案外喜ばれますよ~!(ホントに案外良いんです)




って宣伝をすると、本日の告知は終わってしまいます。


それだけじゃいかんやろっ・・・ってことで、





今日はこれ。ちょっと過激にいきます。







2009 マリニー・ヌフ ピノ・ノワール “キュヴェV”
  (仏、ロワール、ピノ種、赤、千円程度)


輸入元の処分で激安で入荷。本来なら1700円くらい?
しかも入ってきたのは2本だけ。なんなんでしょう。
販売も出来ませんよね。


香りはフランボワーズ、イチゴ、軽いベリー、古本、体育館などの安っぽい、
品のなさを感じます。


味わいも当然軽くて、余韻は短くて安ワインです。

裏ラベルに「ロワール自然派ワイン」なんて文字が読めますが、
これが書いてなかったら千円以下のしろものです。

ピノ・ノワールのワインは比較的高いし、しかもフランス産、ロワール地区
で古城があってロマンティック、しかも「自然派」となると脳内ではちょっと
価格もプラスに作用するかもしれません。


しかし、味わいは厳然たる数百円程度のペラペラで、品があるわけでも、
たいそうなものでもありません。これが1700円で売ってあれば失望するでしょう。
ましてや自然派の名を掲げて売ってあれば、「自然派」たる良識を疑います。


もちろん自然派でもとても美味しいワインもたくさんありますからそれは良い
ですし、否定もしません。
でも自然派の名前を表に出さずに販売している造り手の方が遥かにものが良い
ですね。


はっきり言いましょう。

自然派をあえて名乗って、それでコストパフォーマンスの悪いワインは最悪です。
箸にも棒にも止まらないワインです。セールスポイントがないのですからねぇ。


私の価値観では

美味しいワイン>>>果てしない壁>>>自然派を名乗ったワイン


です。決して自然派ありきで、その中から美味しいワインを探そうなんて思い
ません。

美味しいワインの中から、たまたまそれが自然派であったら、それはそれでいい。
って感じです。もちろんいわゆる自然派でなくても、名乗っていなくてもいいん
です。(厳密には自然派の定義自体を論じることになるかもしれませんね。実は
歪んでいると思います)



私がお客様にお伝えすることは、ワインの美味しさ、素晴らしさであって、自然
派かどうかなんてどうでもいいんです。方法論ですからそれは微塵も思いません。




さて、2本あったこのワイン、1本は飲みましたが、もう1本はほぼ原価にて値札を
つけておりましたところ、私が居ないうちにある方が買われたようです。

もしもこれをお読みならご理解、ご了承の上、静かにお楽しみいただけることを
願うばかりでございます。

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大好きなアイランドホテルのなくなるとげな

2011年07月27日 | 美味しいもの
ちょっと前に行ったのですが、これは書いておかねばならないお話ですので
ご紹介します。


私の大好きな「大島アイランドホテル」がなくなるらしい。


一旦ね。


何でも建て直しらしい。


正直ほっとするけど、しばらくは通えんばい。


さて、そんな訳でやって来ました。






怪しい「キッストマト」とキャラクターマークを横目に
まいります。(これ怪しいけど結構好きなんだよなあ)







で、人気ナンバーワンのカレーをば。




家内はカニ天丼




意外と美味しくてビックリ!
豚肉がホント良い感じ。

この辺りくくるとどうしてもカレーならウッディライフになってしまうので、
ちょっとビックリです。





こんな感じの広がりのある空間。

そしてその後にお風呂付なのでしっかりとリフレッシュ。
これ最高!


返す返すも残念なこと。
でも建て直しのあとはまた楽しみばい。


大島、崎戸では他にも美味しいお店がいろいろとあるので、回ってみましょうね。



多分お盆までは仕事も忙しいので、その後もう一回くらい行けるチャンスがある
かなあ。

しや~し、長崎市辺りからのコアなファンって私くらいなものだろうか・・・。

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こんな時にかぎって・・・

2011年07月26日 | ワイン ~2019年
夏バテ気味なので、ラーメンというよりはちょっと変化球で・・・





「トムヤム春雨」


某ショッピングセンターにある輸入食材のお店にて購入。


こいつがやたらと辛い!


ヒーヒー!言いながらも何とか食べ終えました。


でも結局春雨は邪魔。スープだけの方が美味しいと気付きました。
春雨でなくラーメンの麺だったらどうなんだろう???

でも「やっぱいトンコツやろう!」って心の声がします。




さてと、そんな今宵はこれです。








2005 Ch.カデ
   (仏、ボルドー、カスティヨン地区、赤)


先日とある輸入元のセールがあり、10ケース(120本)ほど申し込んだのですが、
結局買えたのが11本という半端数。

あと1本何かありませんか?ってテキトーに入れたワインです。
もう入らないので販売はしないのですが・・・、そんな時にかぎってこれが
美味いから!?ちょっとガックリ。


さすが偉大な2005年、香りからしっかりと目の詰まった鮮やかなベリーです。
プラムやブラックチェリー。井戸のコケやエンピツの芯、ジンジンと深い香り。


味わいはしっかりと果実味、タンニン、酸が乗り、バランスも良く、コンパクト
ですがこの価格とは思えないほど充実しています。やはりヴィンテージなのです。
ボルドー赤は2000、2005年を選ぶのが安くて美味しいワインにあたる法則でしょうか。
(ブルゴーニュ赤は2005、2009?)

もちろん重たく、しっかりしたヴィンテージがお好きでない方(軽いのがお好きな
方)も多いでしょうから、そんな方には正解ではありませんけど。



ところで昨日の日記で「無窮洞」のリンクが間違っていたので訂正いたしました。
過去の面白い記事が出ますので、今一度お試しください。


それとこっそりとyoutubeにて楽器遊びしてます。

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ちょっとだけ失敗か?

2011年07月25日 | 美味しいもの
今日は親を連れてお出かけ。


向かったのは佐世保市吉福町にある「時代屋」(クリック)

一度も食べたことがないという「レモンステーキ」を味わってもらって
入院後の体調アップ、そしてやる気を少しでも出してもらおうと立案し
たのでした。


レモンステーキはガチでといいますか、文字通り「鉄板」なので、とても
美味しいのですが、私は初めてこの店で冒険をしてみました。






カレーに挑戦です。


でもねえ・・・・・
やっぱりわざわざこのお店に来たのですから、やはりオーダーはレモン
ステーキにすべきでした。カレーが100円ほど高いのですが、味わいは
レモンステーキの圧勝!だと思います。ちょっとだけ失敗か。

たいして辛くもなく、インパクトも少なく、ルーも少なく、追加ルーって
ありますか?とお聞きしたら・・・500円とのこと!!!
普通、100円か200円とかで具材のない部分(ルーのみ)を入れてくれま
せんか?(カレーだけに甘いかなあ?)


さて、その後「無窮洞」(クリック)(むきゅうどう、無名の防空壕です)
見学で涼をとり、やって来ました、ここ。






老人連れて、案内してみました。

どうだったかな。

結構感じ入った様子ではありましたが。


光と影のこの風景、美しい。(写真をクリック)






近くにはハウステンボスとかありますが、食べ物以外はお金がかからない
場所。でも知らないと行けない場所なのですばい。


親へと向かい「まだまだだよ、元気出してね」と心の中で思いを込めた
時間でした。


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Don't cry for the moon.

2011年07月24日 | ワイン ~2019年
あれから29年。


実は本日といいますかすでに昨日ですが、「長崎大水害」があった日です。


そりゃ大変な日でした。1時間に180ミリ以上でしたっけ降り、1日で600ミリ
以上。死者不明者299人。災難でした。うちのお店も大変な被害にあいましたが、
そのしばらく後、お店に入れたのが「ワインセラー」です。

100本程度入るそのセラーは、今でも元気に動いています。
20年以上稼働させ、寝かせていたラフィットを飲んで、その健全ぶりで安心
したものです。

その後新しいセラーも入れましたが、ワインへの思いの一番詰まったセラーは
今は陰に隠れ、お客様にお見せすることもなく、静かに倉庫で稼働中です。

いつまでも元気に働いてもらいたいものですが、さすがにずっとというわけに
もいかないでしょう。


えっ、中身ですか?

実はもうたいがい飲みつくして(売りつくして?)しまい、たいそうなのが
残っていません。もう案外良い?のは片手で数えられるほどです。
(かろうじて子供の生まれ年とかですね)


もっとたくさん偉大なワイン、買って寝かせておけばよかったなあ・・・



「Don't cry for the moon.」


月に向かって吠えるな。ってことですが、転じて「ないものねだりをするな」
ということらしい。受験生の時覚えましたが、一度も使うことなくこの年に
なりましたよー。


そんなワインを飲みましょう。


このワインは月に向かって吠えています。







2006 Ch.シャントリュンヌ
  (仏、ボルドー、マルゴー村、3千円台)


希望小売価格5千円程度、実勢は3千円台後半。輸入元のセールで2千円台前半
でお出しできるので、どんな味わいかとお試しです。

香りは赤系ベリーのお花畑、カシス、ブラックチェリー、スグリ、モモ、
シナモンなどのスパイス系も。井戸のコケや、日陰の植物などもありますが
フルーツが水蜜のように甘く香ります。


味わいは厚みのある深いフルーツに、しっかりとしたタンニン、やや酸も出ま
すが、開けたてはフルーツ中心、時間が経つと落ち着いてきて、ちょっとだけ
タニックな印象。品はありますねえ。飲み頃はnow~2、3年後。


数本だけ入りましたのでお安くご提供いたします。
ボルドーがお好きな方には良い買いものだと思います。

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次々と壊れ始める

2011年07月23日 | ワイン ~2019年
テレビ画面の左下にとうとう・・・

「あす正午 アナログ放送終了」

の文字が出た。



長かったなあ。もうこの文字ともサヨナラだ。せいせいする。


うちでは地デジに合わせたように家電が壊れ始めた。


まずビデオが壊れて再生不能。

さらにラジカセのMDも再生不能。
(個人的にMDはコンパクトで大好きなのにぃ)


テレビは相変わらず「カチカチッ」と無人の中で音が鳴る。
さらに付けていると時々、音量が爆発してゴワッ!!!と叫ぶ。


そういえば今日はバイク(カブ号)のヘッドライトも切れてしまったなあ。

ガス欠にもなった・・・。



おいおい、大丈夫かっ?!





そんな淋しい今宵は、






2009 ファットモンク ピノ
   (USA、ピノ種、赤、千円台半ば)


先日のメルロ種に続いてピノもありましたので試飲です。

野イチゴ、フランボワーズ、カシス、赤系、軽めの甘いフルーツ、
赤い花の蜜など香ります。


味わいはちょっとジャミーで可憐で、芯部分が甘い。んん、やや甘さ
が強めで、ダシのように染みわたります。あとは赤いエレガンス。

悪くはありませんよ。親しみやすいといえばそう。

ただ、個人的にはブルゴーニュがいいかなあ。

採用は保留です。でもこんなこと書いちゃうと、仮に入れても
喜んで買っていただけないのでしょうか・・・。

でも悪くはないんです。ああ、ちょっと悩ましいなあ。
それに今の時期緊急事態以外のアイテムは入れたくない。
この暑さはワインの敵なんです。

ワインの品質レベルだけは絶対に壊しちゃいけませんよ。

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もう我慢できない!

2011年07月22日 | 美味しいもの
さて、ここはどこ?



実は配達のついでにとんでもない所まで走ることを決めた。

少しさぼることにした。





ここへ来た。向かうは雲仙方面。







俺は突き進む。飯盛町を突き進む。








なぜかというと、それはもう我慢が出来ない!から。







そこに山があるから登るというやつは大勢いるだろう。


たとえ波を被ろうがこの道を走るのさ。



今、俺の場合はそこに美味しいラーメンがあるから向かうんだ。
(仕事さぼったんだけど・・・)



約1時間かけてようやく着いた。






最近日曜日はパートさんの関係で開店できずにいたお店。

そう、雲仙市千々石町にある「げんこつ家」。平日は開いていることを確認。


もう2カ月近く食べられなかったよ。







さあ、やってきたラーメン。少し赤みが強い。

スープの味を心に刻みこみ、麺を噛みしめる。

ネギの甘さが生きている。これはトッピングのネギのせいか、それともタマ
ネギをスープに溶かすからか。

しっかりとエキスは生きていて、旨味を感じ取れる。骨粉もしっかりと
ドンブリの底に沈み、その力強さを認識する。でも味わいはしつこさがなく、
もたれない。あと欲を言うなら、澄んだピュアな部分、もっと立体的に昇華
する風味が表現されたら完璧だろう。多分そんな日もいつかやってくるだろう。


店主は自信無げに言うけど、良い時も不満の時も、潔くこれがこのお店の
作品(商品)じゃないかっ!



お腹は一杯だけど、まだ味わっていたくて、その時間が愛おしくて・・・、

替え玉!をコールをする。


普段はあまりしないけど、次はいつ食べられるかわからないし。


でもまた食べたい。




帰り道の心はとても晴れ晴れで。









道すがら、タヌキが道路脇ではねられ果てていた。

思ったよ。「タヌキくんはげんこつ山から来たのかね?せめて死ぬ前に、げんこつ家
のラーメンを食べてから死ぬべきだったよ」と。



そしてこれも思う。

達成した時よりも、達成に向かう時の方が人間は絶対に楽しくてそして幸せなのだと。


また新たな幸せを求めて向かっていくのさっ!



・・・・・な~んば偉そうに言いよっと?!

たかだかラーメンば食べただけやろうが!




ええ、そうなんです。

でもラーメンは哲学でもあるのかもしれません。

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わずかに残った炭住跡を訪ねる

2011年07月21日 | ちょっと怪しい
どんどん壊されていく崎戸炭鉱跡。


第一坑の方はもう資料館とレンガの捲座跡、そしてホッパーが残っては
いますが、時間の問題でなくなるでしょう。


第二坑のあった浅浦湾方面の炭住跡です。





何となくどこかで見たような懐かしそうな光景。


この道を行くと・・・・・つきあたりは海です。


そのそば、こんな住宅が。







屋根だけは昔のままだそうです。


ここでとあるおじいさんとお話をしました。



何でも「昔は崎戸も栄えていて、大きな映画館もあって、鶴田浩二も来たとばい」
なんて得意満面に語ります・・・。


そうですよ。小さな崎戸(蛎浦)島には2万人以上が住んでいて、そりゃ長崎で
はどこよりもひしめいて暮らしていたことでしょう。


「そいでさ、鶴田浩二と握手ばしたとは俺だけやったとさねー」
とも話してくれました。



で、そのおじいさんが言うには、かつてのままの炭住跡がちょっとだけ残って
いるとのことで見に行きました。







古い街燈のあるこんな道を歩いていくと・・・・











ちょっと手は入っていますが、当時の面影がしっかりと残っています。

数年前まではまだどなたか(Yさんという表札がありました)が住んでいた
ようです。


単純に「廃屋」なら萌えませんが、「炭住跡」となるとなぜかちょっとだけ
萌えますね。


みなさまも浅浦湾の周りを歩くと、ひょっとするとそのおじいさんと出会って
昔の話を聞けるかもしれません。

でも、もしもその方が「鶴田浩二」の話をした時は、驚いたふりをして、楽しく
聞いてあげてくださいね。お願いします。


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気付かなかった聖地発見!

2011年07月20日 | ちょっと怪しい
なでしこジャパンが凱旋帰国後、大変な騒ぎですね。


ちょっと前の話ですが、キャプテンの澤選手は「苦しい時は私の背中を見なさい」
と仲間を励ましたそう。


素晴らしいですね~。

この結果はそんなリーダーがいたからこそなのでしょう。

私もそう言えるような人になりたい!と学びました。



おかげさまで本日も美味しくワインを飲んでおりますが・・・・・、





本日はちょっと廃墟のおはなしいってみたい。



崎戸島(ホントは蛎浦島)、崎戸炭鉱跡。


何度も訪れているはずだけどなあ・・・。






浅浦港に第2坑があって、そこの跡です。


長崎の崎戸好き、炭鉱や廃墟マニアなら上の写真ですぐにお分かり
と思います。


上の写真の右上の山の方なんですが、

ちょっと別角度から見てみますね。見にくいのですが・・・





「このへん」と囲んだところを拡大します。


私のちゃちなカメラではこれでいっぱい。





コンクリートの物体が見えるでしょう。


多分ホッパー跡です。



検索してみましたら、ネット上でもこの物件へ到達した勇者はいるにはいる
ようですが、極めて少なく難所です。ここへ到達出来れば廃墟界の勇者を名乗
っても良いかもしれません。(冬しか無理でしょうね、夏はヘビも出ますよー)

崎戸炭鉱跡は次々と解体されていますが、まずこのホッパーは無事でしょう。

きっと人知れず、神秘の場所として残っていくことでしょう。



さて、根性なしの私は、この下の方にある「炭住跡」を調べました。

眠たくなったので、それはまた明日ね。

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アドレナリンとおめでとう、ありがとう。

2011年07月19日 | ワイン ~2019年
昨日は飲み会のあと、しこたま飲んで、歩いて帰り、
お風呂に入って、このブログを書いて・・・・・


なんてやっていたらW杯の決勝戦がキックオーーーフ!!!


もう疲れて眠たくて、ボロボロだったけど、試合が始まると体内の
アドレナリンが満ち溢れ、目はぎらぎらと輝き、興奮しながら観戦
してしまいました。

もう早く寝たいのに、延長戦、PK戦までいっちゃって、何度「もう
これじゃ負けるかも?」と思ったでしょうか。

でもそんな心配も不安も、見事に跳ね返してくれました。


澤選手を中心に、W杯を掲げ、紙吹雪舞うあのシーンは、人生の中で
鮮烈に残る場面となりました。

サッカーファンなら涙をこらえることはできないくらい感動的なシーン
です。このためにすべてがあるのですから。



何でもネットではあの金色の紙吹雪の上を歩く澤選手は、「その者青き
衣をまといて金色の野に降りたつべし」という「風の谷のナウシカ」
状態だった!とのこと。


うーーーん、凄すぎだね。





さて、今宵はこれ。








2009 ファット・モンク メルロ
   (USA、メルロ種、赤、千円台半ば程度)

香りはプラム、チェリー、カラメル、バニラなど。

味わいはまろやかで果実味の甘さ、酸はほどほど。タンニンもたいしたこと
なくフルーツ主体。アフターがスパイシーでコショウ、岩塩などの風味が
続きます。

大方には親しみやすくスムースに美味しく飲めるでしょう。が、果実味の甘さ
が特に強いとまではいきませんが、気になる方にはやや強め。1本飲めないと
仰る方もいそうです。


「ファット・モンク」とは「太った僧侶」でしょう。
ラベルの隅にこんなマークが。





多分この僧侶は美味しいものと美味しいワインと食べ、飲み過ぎて
幸せに死んでいったのでしょう。頭上に輪がありますね。


きっと幸せだったんだなあ。


でも日本のサッカーファンも幸せなんだよなあ。


おめでとう。そしてありがとう。

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長崎インターネットラジオオフ会でどんちゃん

2011年07月18日 | Weblog
「カフェ豆ちゃん」にてとても賑やかな会でした。


集まったのはそりゃもう、長崎でもコアな方々。


「Siteまつを」(クリック)さんによる「長崎インターネットラジオ」(クリック)
オフ会という催しでした。


何で私がこの場にいるのかは分かりませんが、多方面のスペシャリストの方が
いらっしゃって、有意義にいろんな深いお話が聞けましたよ。


私が持って行ったワイン(伊、プーリア州のワイン)、美味しかったかなぁ?




ライブもあって、まずは敬愛するペコロスさん(岡野さん、クリック)がすごい歌声!





さらに、





佐々木さんのピアノ、写真は撮り忘れましたが溝口さんのSAX。





CDがリリースされたばかりのグッドマンさん(クリック)の素晴らしいベースソロ。







松尾薫さん(ピアノ、クリック)yoppyさん(クラリネット、クリック)の息を合わせた演奏!





佐々木さんとyoppyさんのデュオでスタンダードを。
yoppyさん、のりが良いなあ。






後藤さんのピアノ、譜面めくりをするまつをさん。などなど。



ちなみに私もちょっとだけピアノ(オリジナルピアノ曲)を弾いてしまいました。

まあ、そんなことはどうでもよくて、


なかでも松尾薫さんと音楽の話で盛り上がってしまい、いかに唯一無二の個性
を出すかとか、やっていての“この瞬間!”みたいな充実したお話が聞けて、
とても「なるほど」と思うことも多くて、新たに音楽に向かう姿勢、といいますか、
心意気みたいなものを感じ取れたので良かったなあ。


音楽をやる方にとってのジャンルを超えた共通項ってやはりあって、苦労や
喜びも同様にあって、偉そうですが、ちょっとだけですが分かち合えたような
気がしました。



さあて、2次会まで行って、しこたまお酒飲んで、良い気分なのですが・・・・・
おいおい、W杯の決勝戦、どーする!!!


ダウンするかもしれないけど、一生懸命応援します。



なお本日は午後からお店開けます。イインダロウカ?

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コーラ割り

2011年07月17日 | ワイン ~2019年
いや~暑い日が続きますね。


先日とある輸入元がこんな提案をしていました。






赤ワインを冷やして・・・なんてのは時々ありますし、実際軽く冷やした方が
美味しい赤もあります。しかしたいていは20度前後が一番美味しいでしょう。


それにしてもコーラ割りですかぁ。
家族割りとか学生割り、とかでなくコーラ割り。



さあ、やってみましょう!


えっ?



さて今夜はこれ。






ちょっと前から当店の定番で扱っております「ドン・ダヴィ」。
アルゼンチンの素晴らしいカベルネとシャルドネです。


さて、そこへ「ピノ・ノワール」が発売されたと聞いてはお試し
しないわけにはまいりませんね。


2009 ドン・ダヴィ ピノ・ノワール
   (アルゼンチン、ピノ種、赤、千円台前半)

香りはチェリー、スグリ、モモなどのフルーツ、ミンティでハーブ香も。
スパイシーさはそう強くはなく、寝かせた肉臭の旨み香も感じます。


味わいはピノとしては厚みと深み、グリップがあります。
華やかさよりはぐっと旨味の乗った果実味、この価格とは思えない
充実感、コストパフォーマンスの良さはありますね。

やや太め、柔らかめ、酸がやや弱めのふっくらしたピノでしょう。

ぜひともピノは入れなくてもいいでしょうが、そこそこいけるワイン
ではあります。


・・・・・


コーラで割ってみました。


んんん・・・悪くはありませんね。


ちょっと苦いコーラ、いや、ちょっと甘い赤ワイン?

そんなちゅーとはんぱ!!!な感じあはります。


不味くて飲みにくい赤ワインはこうして退治できますが、美味しい赤ワイン
にはもったいないです。


さて、本日の夜、翌日の未明は女子W杯の決勝戦ですばい!
どうやって体調を整えようか? 飲み会もあるとにぃ・・・!?

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