魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

11社合同試飲会

2017年08月31日 | ワイン ~2019年
福岡で開催された輸入元10数社の合同試飲会に行ってきました。




参加はアグリ、アンフィニー、ヴァンクロス、東和インターナショナル、徳岡、
日仏商事、ファームストン、ボニリジャパン、メイワ、ワイン・イン・スタイル、
ユニオンリカーズの計11社。


1社15~20アイテム、それ以上のところもありました。200アイテム上飲んだかも。

お付き合いがなく始めて飲む輸入元さんとの出会いが面白かったりもします。
最近はワインの輸入元の数もすごく増えて数百社あるんじゃないかなあ。もう大変です。


さて、気になったワインたち。備忘録も兼ねて書いておかなきゃいけません。


オーストラリアのデ・ボルトリ良いですよねえ。入れましょう。





私の好きなショウ&スミスは相変わらず美味しい。ちょっと価格的に高くはなって
しまうのですが、質は良いです。




USAのジンファンデルとアルゼンチン。



特にこのヴィンテージ2015のマルベックの野性味は良いです。




今回の一番面白かった出会い。





イタリアのマイナー品種ばかり持ってきたインポーターさん。

キャラにあふれます。説明を聞くとかなりのオタク。素晴らしい。

インポーターさんは私たちの想像をはるかに超えて、ホント良くご存じなんですよ。
ちょっと「おれ、詳しいんだよね」くらい内心で思っていらっしゃる方、普通の
ソムリエさん程度では話になりません。それくらい圧倒的に違います。

ですから逆にこんな機会にお話をして、現地での話とか、いろいろと聞き出すチャンスでもあるわけです。





ボルドーとブルゴーニュの美味しかったやつ。





2015年のブルゴーニュはホント美味しいです。飲みながら仕事したくなくなります。
2014もあり、こちらの方もブルゴーニュらしくて私は好きではあるのだけど、2015は
誰が飲んでも受ける味わいです。一部受けと大衆受けの違いを感じます。


立ちずくめで大変でしたが、大変勉強にもなりワクワクでした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランパス最後の駆け込み

2017年08月30日 | 美味しいもの
本当は福岡での試飲会のことを書くつもりでしたが、記事が詰まっています。
本日はこちらから。



最後となったランパス第5弾。

駆け込んだのはこちら。

郷厨。2回目。



最後の方は“ランパス売切れ”は表示してなくて、がんばって多くの方々に対応されていたようです。

腕は確かです。とても好印象のお店でした。



そしてこちらも。



とも也。
今回得意の「肉ぶ」(肉入りぶっかけうどん)。
これはさすがに旨い。ありがたいよね。
もう最後と思っていたらあと1回行けました。コンプリート!ランパスあろうがなかろうが
すごい人気店です。


しかしランチパスポートもちょっと新鮮味がなくなってしまい参加店もあまり広がらない
ので、ありがたいのだけど、ちょっと淋しい。また新たな流れを期待しましょう。




今夜はこれ。




2015 レ・ナチュレル アロア
   (スペイン、ナヴァラ地区、赤、千円台やや後半)

ナチュレル、つまりは自然派ワインです。sulphites(亜硫酸塩無添加)表示もあります。
(個人的には表示があろうがなかろうがどーでもいいと思ってます)


香りはカシス、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーなどのフルーツ主体でハーブやセルロイド系も
きます。生ハムや塩分的香りもするので合うことでしょう。


味わいは優しいアタックにピュアな果実味、やや酸味が出ている部分もあります。
タンニンは細かく長熟とは思えません。寝かせるとバランス的に酸味ばかりが出そうな
イメージもあります。

もちろん現時点では若くて、ピチピチと生き生きした果実味ときれいな酸味を楽しむことが出来ます。
個人的にいくつか物足りないところがあるので採用はしませんが、それなりには楽しめると思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また行きたくなる-ノイズ・アル・ダイナー

2017年08月29日 | 美味しいもの
諫早市上町にある「ノイズ・アル・ダイナー」。

2回目です。今回は奥さんも一緒です。



V・ファーレン長崎のゲームの前、気合を入れるのに行ってきましたよ。
1回目の記事はこちら(クリック)。


メニュー。



前にチリビーンズを食べたから・・・今日はメキシカンで~!
辛く出来ますか?とお聞きしたら、「出来ます」と。
ありがたいっ。




来ました。すごかですよ~!





サルサソースやアボカドなどなど・・・

もうね、バクッ、グチャッ、ジュワッ、(゚д゚)ウマーーーー!
ってな具合ね。

パン(バンズ)はニンジンが入って少し黄色い。焼き方が香ばしい。

パテやソースも手作り。ガッツリといく瞬間の中にもそんな丁寧さが積み重なっています。
すごく美味しい~!




ちなみに奥さんかオーダーした「ベーコンチーズハンバーガー」。






後から気付いたんだけど、ハラペーニョ増し+100円というのがあったんです。
「辛く」とお願いしてすみません。



そしてこちらも気付かんやった。



限定メニュー、「桃クリハムペーニョ」。(クリはクリームチーズらしい)
これはまた宿題だな。

佐世保バーガーとはソースが違うのでこういった個性のあるお店は嬉しいね。

さらにV・ファーレンも勝利したので縁起担ぎでまた行きたくなりますよー。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この勝利は大きい!

2017年08月28日 | サッカー
行ってきました。

V・ファーレン長崎のホームゲーム、京都戦。



浜松建設デーということで、浜松建設の社長さんもやり手の方で長崎の業界のホープでしょう。
サポートしていただいてありがたいです。



京都からのサポも。すごいですね。



京都は何といっても京セラとか任天堂とか、すごいスポンサーがいるので心強いよね。


初めて実際に見たのがこの選手。



闘莉王選手。とても強いフィジカルと素早い球出し、強烈ヘディング。
とても力強いですね。さすが元日本代表。あと大黒選手もいましたし、有名選手多いです。



しきゃ~し、我らがV・ファーレンもジャパネットと一緒に頑張る。

乾選手がことごとく絡み敵の攻撃を封じます。若い吉岡選手が走り回りチャンス作りを。
そして長崎の至宝、翁長聖選手の決定機に絡む活躍!(彼は素晴らしい!)


新加入の丸岡選手が決めてくれた1点を守り切り、見事な勝利!!!





素晴らしい試合でした。この1勝はデカいです。
湘南がトップを走るも、2位には着けられる可能性がしっかりあります。
目下2位の福岡に勝ち点差6で追いかけています。チャンスありますね!





今夜の祝杯はこれ。




2015 ボデガス・コパボカ ペラモル ベルデホ
  (スペイン、ルエダ地区、ベルデホ種、白、千円台半ば程度)

香りはレモンや柑橘、パイナップル、トロピカルです。ハーブや切れがあり、白い花などさ
わやかできれいです。気持ち良いです。


味わいはやはりさわやかでクリーン。気持ち厚みがあって黄色の花を感じます。
酸味は上手にフルーツとマッチしており、オークは感じません。
すっきりと切れのある味わいは甘い風味を微かに含みつつも、しっかりドライで気持ち良いです。

とても嬉しかったので、ついつい飲み過ぎました。それくらいの素晴らしい勝利、
良い夢見ます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とんこつ風靡 武丸

2017年08月27日 | 美味しいもの
つい最近出来たばかりの新店の探索です。


長崎市上野町にある「とんこつ風靡 武丸」。



混雑してました。新店ならではの賑わいです。


まず食券。
なになに、平日のランチタイムにはおにぎり1個サービス! いいね。





いろんなラーメンがあります。



丼もいろいろあるようですが、すべてどうでもいい。
「ラーメン」をいきます、いくべきでしょ。

少なくとも最初から「黒マー油ラーメン」とか考えられないし。




店内ではとある有名グループのビデオが・・・これは悪い予感?!

この手のファンには申し訳ないが、私は今まで1度も良いと思ったためしがない。






さて、間もなくラーメンがやって来ました。



何ということでしょう?!

あまりにクセがなく無難過ぎー!
まとまっていると言えばそうですが、特徴なさ過ぎです。

誰でも親しみやすいとはいえるでしょう。
正直これじゃ、物足りないです。





目の前にあったゴマやコショウや唐辛子、試してみたらちょっと楽しくなりました。

やたらと取りにくい紅ショウガが美味しかった。(ちょっと良いの使ってる)



しきゃ~し、その抵抗感のなさからついつい最後まで・・・。



物足りなさを感じつつごちそうさまでした。


昨日の麻婆に続き、まあこんな日々もあるさ。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻婆はカレーの仲間なので突撃してみた

2017年08月26日 | 美味しいもの
元「百貫」のあとに出来たお店、「居酒屋〇くら」。


表のランチの看板が気になります。




やはり一度はトライせんばでしょう。


入ってメニューを見ます。



前にも書きましたが、麻婆豆腐丼は、私の中ではカレーの仲間です。
勝手なすご~い解釈で。(汗)




そんなわけで「たっぷりネギと挽き肉の麻婆丼」をオーダー。


私「これって普通の麻婆丼よりも挽き肉がいっぱい入ってるんですか?」

ご主人「いや、肉の量は同じです。ネギが多いんです、すみませんね」



そんなやり取りの後、やって来ました。



う~ん、どこか違う気がしてきた。
山椒とか豆鼓とか見えない・・・。




みそ汁は付いてきました。


食べてみると・・・美味しいけどすごーく無難過ぎます。
まさに日本の麻婆です。

万徳や雨月的四川を感じる麻婆ではありません。
でも普通には美味しいのでガツガツ食べました。これはこれでも良いのかも、ですが
求めていた中華の職人さんのお店ではないようです。




途中刺激があまりに少ないので・・・



おお、目の前にある山椒とトウガラシガツガツ投入。大活躍。


でもいつの間にか刺激がないとダメな身体になってしまっているなあ・・・。
スパイシストなんだよなあ。もうちょっと四川を味わいたかった。
まあ、こんな日もあるのさ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワインのバカ

2017年08月25日 | ワイン ~2019年
スペイン語で牛のこと何て言うか知ってる?


あのね、「アホ」って言うんだよ。


としたり顔で言った、私。


・・・しばらく沈黙・・・


まちごうとったーーー!!!



牛は「バカ」でした。正式にはVacaね。ヴァカ。

間違うとは私もバカ、いやアホですね。(汗)


ちなみに「アホ」はスペイン語でニンニクです。


そんな今夜はこれです。






NV ビエンベビド カム・バカ ベベ・ヴィーノ
  (スペイン、テンプラニーリョ種、メルロ種、赤、千円台前半)


香りはチェリー、ラズベリー、プラムなどのフルーツ、寝かせた肉、なめし革、肥料、
シナモンなど。

味わいは柔らかく、旨味溢れ、親しみやすい味わいです。飲みやすいなんて言う方も
いるかもしれません。まろやかな果実味にソフトなタンニン。酸味も穏やかです。
いわゆるとっつきやすいのかな。私、個人的には酸味がもう少し欲しいところです。
でもこのスタイルの方が一般受けしやすいとも思いますので、これも入れておきましょう。
牛肉を食べる時ようにお役にたつかな。




「Come VACA Bebe Vino」(カム・バカ ベベ・ヴィーノ)とは
牛肉を食べ、ワインを飲みなさいという意味です。

このワインの裏ラベル。




ちなみにバカは牝牛(英語でカウ)です。

雄牛はtoro(トロ、英語ではオックス)ですよ。

Comeが「食べる」でBebeは「飲む」ね。



紛らわしいスペイン語と日本語と英語、ゴチャゴチャになりそうですが、少し整理して
覚えておくと何かの時に役に立つかも。(例えばデートとか

でも決して私のようにアホな間違いはしてはいけません。そこんとこよろしくです。





そういえば先日・・・ワインパーティーの帰り、





こんなのの飲んで食べたような記憶と写真が残っていますが・・・

2015 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(フィリップ・ジャンノ)ね。

よく覚えていないなあ・・・。

美味しかったけど、酔っぱらってました。

家に帰ってからもまたワイン飲んでたし・・・。最近おかしかとです。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末は行列も-シェ・てつお

2017年08月24日 | 美味しいもの
前から美味しいと噂のカレー店「カレーハウス シェ・てつお」へ行ってきました。



場所は大村市草場町。
国道34号から野岳湖へ上るとしばらくしてあります。


数人並んでいて、10分くらい待ちました。
次から次にお客さん入って来てました。


中はバンガロー作りで天井が高い。





メニューです。




どれが辛いですか?と聞いたら、辛く出来ますよ、ということで・・・
まずは「1番の佐賀牛カレーを辛口で~」とオーダー。



良い香りです。



結構濃厚です。今はなきウッディライフ(西海市、大村湾を挟んで向かい側にあった)の
ちょっとだけ手前くらいの濃厚さ。


普通のパターンの欧風カレーと言えばそうなのですが、しっかりとした深みもあります。
佐賀牛も柔らかくてとっても美味しくて良かったと思います。
実はね、正直あんまり期待していなかったのです。・・・が予想以上でしたので嬉しい誤算でした。
(これにコーヒーの風味を加えるとウッディライフっぽくなりそう





<シェ・てつおのこだわり>というのがありましたよ。



すごく真面目な姿勢で向き合っていらっしゃいます。

なるほど、人気があるのがわかりました。また行きたいお店ですね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんば-プルポ

2017年08月23日 | ワイン ~2019年
宝町の「なんば」。
好きなお店ではあるのだが、微妙に遠い、その僅かな距離(長崎駅までは気楽なのに)がいつも頭を悩ませる。
仕事の合間にランチに行く・・・微妙な罪悪感をかきたててしまうんだよなあ。



はい、でも行ってしまいましたー。


レモングラスが入らず、マッサマンカレーが出来なかったそうなので、最近のお気に入り、
ココナッツチキンカレーいきました。一番食べたいのはトムヤムライスなんだけど、
それは前日から予約が必要なんです。(それも材料が入らなかったら出来ない)


きましたー。



やっぱこれは良いですね。付いてくるサラダを食べる時に投入しても悪くないです。
カレースープは最後の一滴まで吸いましょう。美味しいよ~。

この日は外人さんのグループも来ていました。いよいよ国際的に有名店になるかも。
長崎在住の外国人の方々、ここはマークしてください。


長崎にはもっと美味しいカレー屋さんが出来て欲しいなあ~!
切実に思います。






今夜はこれ。




NV ビエンベビード プルポ
  (スペイン、アルバリーニョ種、白、千円台前半)

裏ラベルには「タコを食べワインを飲みなさい」と書いてあります。
つまり魚介系に合うはずです。


香りは熟した柑橘やアンズ、洋ナシなどのフルーツに黄色い系の花、麝香や菩提樹など。
白よりは黄色を感じます。

味わいは案外厚み、ボリュームがあって、充実した果実味に黄色系の花やまろやかさが
乗ってきます。少しですがとろみも出て美味しくまとまっていると思います。
これは良いです。

これがホントにタコと合うのか?それはお確かめください。


実は裏ラベルが面白い。



Comeは食べなさい、Bebeは飲みなさいの意味だそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

15品目サラダそば-ロペス・デ・アロ ビアンコ

2017年08月22日 | 美味しいもの
あっさり、さわやかな食べものを求めてやってきたのは「さいさきや」。


「さいさきや」15品目サラダそば。



サラダそばだもん、太るわけないよね。彩りもきれいだし。



でも・・・だ。

実はポテトサラダをオーダーしてしまった。サラダとサラダだ。
そしてついでにどうしても一度は食べたいと気になっていた煮込みまでぇ・・・。



ああ、ちょっと背徳感。サラダばっかりで太ったら目も当てられません。
最近自分の写真を見るとすこ~し丸いんだよなあ。えっ、前から?
何とかしたいとです!







せめて夜のワインは爽やかに。これね。




2015 ロペス・デ・アロ ビアンコ
  (スペイン、リオハ地区、マカベオ種、白、千円台後半)

香りはライムやシトラスの柑橘系にメロン、セルロイド、ミネラル、透明感と青さを感じます。
若いのでフレッシュです。


味わいはやはりフレッシュ、さわやかで、でも奥の方に厚みとネクタールな伸びやかさが
見え隠れします。が、やはり若くてさっぱりとした印象です。

熟成させると面白いとは思いますが、求めるのは即戦力なので、その基軸からすると
価格としてはちょっともの足りません。でも実に夏向きのワインです。
この暑い時には心地良いです。採用はしませんが。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作り手の思いが聞こえてくる-カレーのアキンボ

2017年08月21日 | 美味しいもの
佐賀市大和町にある「カレーのアキンボ」へ行ってきました。
佐賀大和の高速のインターから数分の場所です。


もうかなり前からマークしておりましたが、やっと念願叶いましたよ。

まず、店構えがシブいでしょ。




入り口は右側でした。




この2枚の写真を見た段階で、創造性溢れる予感がするではありませんか?!



入ると店内はこんな感じです。



古くなった家屋をリフォーム、リノヴェーションした形です。
隠れ家というか秘密基地みたいです。

ちなみに料金は昼でも夜でも3500円(税込み)です。
スープにカレーが3品とデザートが出ました。
普通にカレーとしては高いですが、どんな世界か見ていきましょう。
基本的にトウガラシ的辛さはありません。





まず出てくるのが水ではなく、お湯です。

なぜか?と尋ねたら、油っぽいものも多いので、水ではなくお湯の方が優しく流してくれる
からだそうです。 ・・・なんとなくこだわりが見えそう。




さて、まずはスープから。



かぼちゃのスープにナス、そして中には蟹の身が入っていました。
甘いかぼちゃの風味と塩味のする蟹の対比。



そして登場したのが「いさきのカレー」。



脂の乗ったイサキと、それを受け止めるカレー風味のちょっとかために炊いたライス。

この時点で実に繊細かつ素材の味を重視しているか、を感じます。




2番目のカレーは「羊のキーマカレー」。



これは思わず唸ります。
羊のワイルドで旨味の乗った味。やや脂っぽさもあります。コンパクトに盛り付けられては
いますが、ガツンと来る味です。野性味あふれる肉の旨味を堪能しました。
本音を言えば、これをもっとたくさん食べたい! やたら美味いです。




そして最後に出てきたのは「野菜のカレー」。



シェフの思いの詰まった野菜カレー。

スープ→魚→肉と来て・・・最後に野菜ですよ。
右上の黄色いのはダル(豆)の炊いたもの。ダルスープ的役割を果たします。
野菜と混ぜるととっても美味しい。

野菜のひとつひとつがとても美味しく、シイタケもありましたがこれがまた良かったです。

最後に野菜をもってくる構成って・・・驚きですよね。




後から検索して分かったこと。

羊のカレーはシェフが東京で働いていた時のスペシャリテだったこと。
佐賀に来て美味しい野菜に出会ったこと。等々・・・。


つまり、スープ、魚、肉と来て、最後に今出会い、楽しんでいる野菜を~!という、そんな言葉が
聞こえてきたわけです。そのひとつひとつの素材と対話し、生かしながら作りましたよーという声です。




最後にデザート。



プリンとコーヒー。



いわゆる「カレーが好き」っていうと、ワイルドで結構辛いのが良くて、インパクトを
求めるベクトルとはまったく違う・・・・・逆を行く、そんなカレーコースでした。

和食のように懐石料理っぽく、実に繊細な配慮がなされた、むしろ何かが新しく進化した形を持った
カレーコースでした。きっとこれからも進化は続くのでしょう。
またいつか来たいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう1文字書けたら

2017年08月20日 | ちょっと怪しい
とあるワイン売り場です。

惜しいんだ、これが。

あと1文字書けたら・・・と思ってしまいます。



説明書きにはちゃんと書いてるとにねえ・・・。

スシ!








もうひとつ。

遠目に「Medoc」て書いてあったから、おっ、ワイン売り場かとときめいて行った。

なんてこったい!



洋服屋さんやったばい!

ええ。あんたは何も悪くない、悪くはないんだけどさ、ワインマニアの思考回路を
知らんだけやもんねー。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豚骨聖地へ-博多のんぶー

2017年08月18日 | 美味しいもの
佐賀市呉服元町にある「博多のんぶー」。

前回の佐賀遠征でお休み、見事にふられたのでリベンジ行脚です。



すぐ隣に駐車場があって、お店で言うと駐車券をいただけましたよ。


このお店は麺の太さを選べます。(細麺、中麺、太麺、それとトウガラシ麺)


初めてなのでスタンダードに佐賀らしい中麺を。



スープは泡立っているからかなりガツンと濃厚?!と思いきや、意外とあっさりして
きれいな豚骨。インパクトはそう強くなく、逆を突いた味わいの方こそインパクトでした。
旨みたっぷりで自然で優しく飽きない味。チャーシューも3枚入ってたっぷり。
いいね~。

さらにカウンターには辛し高菜、辛子キクラゲ、紅生姜が置いてあって、いろいろと楽しめます。
辛子キクラゲはすごく良かったですね。




スープまでもちろん完食!



こんな味のラーメン屋さん、ぜひ近所に欲しいお店だよー。

しかし、どうして「博多のんぶー」なのだろう???
堂々と「佐賀のんぶー」と名乗ってほしい!!!と思うよ。
(以後私は「のんぶー」とだけ呼ぶことにします)


何で佐賀はこんなにラーメンが美味しいのだろう。多くの佐賀の人は気付いてないんだよね。
もったいない!立派な観光資源だよ。

佐賀平野一帯(福岡になるけど久留米、そして鳥栖、南は大川、柳川、大牟田方面も)は
豚骨文化の心臓部。世界3大スープのひとつ、豚骨スープの聖地です。


長崎もちゃんぽんが有名で観光資源になってるけど、個人的には佐賀のラーメンの方が
圧倒的に好み。これ長崎市民が言ってるんだからね。佐賀の人~覚えておいて~!


せっかくだから佐賀見物も。








うんうん、ちょびっと勉強になった。

佐賀は「どこに行ったらもっと面白いよー」という情報ありましたら教えてくださいね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひよこ豚-ロペス・デ・アロ RSV

2017年08月18日 | ワイン ~2019年
雨の合間を縫って行ってきました。いかにも降りそうで、出撃もここまでで限界です。
なかなか遠いところには行けてません。




この角度からマドゥバニを写すのはちょっと斬新じゃない?!(普段は難しい軌道敷の上から)




この日の限定は「ひよこ豚のキーマカレー」



正直に言うと「チキンコルマ」の方が好きだ。もちろん「定食」が一番素晴らしいんだけれど。

でもしっかりとスパイスを充填完了。


この頃は終戦記念日を挟んで、戦争もののドキュメンタリー番組が多いです。

NHK制作の「インパール作戦」を見ました。

「兵站」という兵法の初歩。それをも無視してしまう軍部。人を人とも見ない狂気。異常事態。
情けないよねえ。



さて、16、17日とお休みしておりました。
その間の美味しいものもぼちぼちと書いていきますね。



今夜はこれ。
先日の上のクラス。




2011 ロペス・デ・アロ レゼルヴァ
  (スペイン、リオハ地区、テンプラニーリョ種、赤、2千円程度)


香りはプラム、チェリー、カシスなどのフルーツに、甘草やバニラ、ナッツやオーク、
コショウ、肉も少し。

味わいは2011とは思えない若い果実味がとても豊かで、オークからの風味と上手く混じり
あって、とても美味しく満足します。思わず美味~いと言ってしまいます。
やはりレゼルヴァ表示で、オークは大事だなあと。
特にスペインではそれもキャラだし、強く思います。コストパフォーマンスもまずまず良くて、
多くの方々が納得できる味であろうと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精霊流し-ロペス・デ・アロ

2017年08月16日 | ワイン ~2019年
今年も精霊流し。

ああ、またこの季節ですねえ。






うちの前を船が通り過ぎて行きました。


よその船を見ると思い出します。昨年は初盆でした。

もう、精霊船とか作りきらんけん、菰(こも)をひとりで流しました。(クリック)


花火はうるさいですが、それも魔よけの意味です。




ところでこの間、バイクのヘッドライトの電球を替えたのですが(スペアのを持っていた)、
どうしても上手くいきませんでした。

いろいろやったのですが、点灯させるとライトがあまりに上を向いてしまって、
正面の壁の上を・・・遥か上向きになった。
まるで精霊船の先端に付いている「みよし」(クリック)んごと照らしながらゴーーーって走りよった。

よーく調べてみたら、取り付けるライトが左右逆向きに180度違って付けていたので、
戻したら上手くいきました。 どーでもいいおはなしね。

人生は反対向きに進まんごとねー!






さあ、今夜はこれ。




2015 ロペス・デ・アロ テンプラニーリョ
  (スペイン、リオハ地区、テンプラニーリョ種、赤、千円台前半)

香りはイチゴ、チェリー、ラズベリーなどのフルーツに赤い花やミネラル、コショウなど。
若くてフルーティーです。

味わいは柔らかなアタック、ピュアな果実味がほど良い濃さでジューシーです。
心地良くスルスルと飲めるでしょう。複雑味や奥深さこそありませんが、この価格としては
悪くありません。バランスよく、柔らかいので、どなたにも楽しく味わうことが出来ると思います。
でもあと一歩、somethingが欲しかー、と思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする