魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

マニアのマニアックなマリアージュ

2008年05月31日 | ワイン ~2019年
さて、今宵はマニアックで怖いおはなしですぞ!


今夜の試飲です。

2006 カンフォラレス テンプラニーリョ
   (スペイン、テンプラニーリョ種、赤、千円台前半)

揮発性の香りが漂います。乳酸、エステル、キャラメル、甘いプラム。

味わいはキャラルでカラメル。(まあ、元は同じこと?)
濃密な果実味とほどほどの重さ、結構あるのだけれど、うまく溶けた
タンニン。ただ、甘さがちょっと強く出ていて、1本飲み干すには
きついかも。2日で飲む分なら問題ないでしょうか?
いやいや、それでも結構甘くてきついです。(私は甘すぎるのは苦手なので)

そこで・・・・・
はっ!とひらめきましたよ。

先日の残りのボトルがあったのです。
2007 グラディウムのテンプラニーリョ(赤)
これはちょっと不愛想で、タンニンも多く、ちょっとやせ気味で、媚びない
ワインでした。安いワインだけど、これとグラスの中でブレンドさせてみます。

「スペイン同士」、しかも「同じメーカー同士」なので、
上手くアッサンブラージュできると確信しました。

安もののグラディウム2に対し、カンフォラレス1程度でちょうど良いぞ!

甘すぎるケバさも消え、安もの臭さも消え、なかなかの感じになりました。
これこそ「世界にひとつだけのマリアージュ」でしょう。

ふっふっふっ、このワインは誰も飲めまい!

と舌鼓を・・・・・・・???


どうですか?これぞマニアの姿です。
怖いですね~。

自分でやってて、嫌になるよぉ・・・・・

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輸入元の方と

2008年05月30日 | ワイン ~2019年
輸入元の方の訪問があり、一緒に試飲しました。

・2007 グラディウム アイレン
   (スペイン、アイレン種、白、700~800円程度、写真中)

スペインの白って品種の違いからか、フランスやニューワールドとも違う
ベクトルがあります。
香りは白い花や密、ちょっと甘さを想像させます。
しかし味わいはドライです。軽く切れもよく、白い花の余韻があります。
コストパフォーマンスは良い方でしょうか。


・2006 ファランギーナ(ボルゴ・ディ・コロレド)
   (伊、モリーゼ州、ファランギーナ種、白、千円台後半、写真左)

焼いたリンゴやジャム、厚みのあるトロピカルフルーツが香ります。
味わいは厚みと安定感があります。さすがに価格が違いますね。
まだ早いので、時間とともに魅力が出てきますが・・・それでも
やはり早いです。開栓後数時間は必要でしょう。


・2007 グラディウム テンプラニーリョ
    (スペイン、テンプラニーリョ種、赤、700~800円程度、写真右)

赤土、黒土と混じりあった、ちょっと土やほこりっぽい香りです。
その中にキノコやビーフジャーキーも香ります。
味わいはスペインにありがちの甘さが前に出た感じではなく、あまり
媚びてきません。ひとつ後ろで、控えめに甘さはありますが、タンニン
があり、質素さと端正さと出しゃばらない落ち着きがあります。
コストパフォーマンスはまずまずで、食事とうまくマッチしそうです。



ところで、NHKで「工場萌え」とか「ダム萌え」とかいう番組が
放送されていました。案外若い世代が多いのですねえ~。
驚きました!世の中変われば変わるもんです。
スタジオでも新たな価値観を探り当てた若者たちの熱気で溢れていました。

工場はどこかしら廃墟に通じる共通点もあります。
「廃墟萌え」の番組はたぶん都合により作れないんじゃないでしょうか。
でも一番ファンが多いと思うけど。

確かにいろんな価値観や嗜好があるでしょう。
でも「安くて美味しいワイン探索」というのは、
やはり私の一番の課題なのでしょうね。

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ホッパー探検・・・いつまで?

2008年05月29日 | ちょっと怪しい
崎戸炭鉱の残された廃墟、ホッパーの探検もしましたので書いておきます。

ホッパーとは貯炭設備です。
選炭作業もしていたかもしれません。

「選炭」は石、砂利混じりの状態から石炭だけを取り出す作業です。
水に沈めると石、砂は下の方に沈みますが、石炭は軽いので上の方に
来ます。そうやって選り分けたらしい・・・。

まあ、そんなことはさておき、入ります。
上の写真の左側のコンクリートの中へ。






古びたコンクリートと鉄筋、それを取り囲む植物のハーモニーです。







ほら、良い感じでしょ。
こんなところでコンサートしたくなりませんか?



この下の写真をクリックしてみてください。
良い感じですよ~。



ちょっと幻想的?かもしれない光景が広がります。






コンクリートの梁の上には、今でも石炭が残っています。
当時を物語るようです。黒いダイヤのパワー、躍動の余韻です。



こんなものも落ちていましたよ。



ヘルメットです。
脳内では当時の活気がモノクロ映像でよぎりそうです。







さて、少し上に登って来ました。




高いので、ちょっとお尻がスースーしてきました。





2本見える煙突は、崎戸炭鉱のシンボルです。
赤レンガの煙突のてっぺんには何故か植物が茂っています。


さて、ここより振り返って、最初の写真の中央にそびえ立つ貯炭庫を見ましょう。




高さは15mくらいです。一番下よりは25~30mくらいはありますね。

どことなく力強さと存在感がありますね。
時代は移ろいながらも、ずっと崎戸の港を見続けてきたのでしょう。

美崎アパートに続き、多分、秋か来年には取り壊される可能性があります。

ここが探検できるのも、時間が限られているようです。
端島(軍艦島)ももちろん素敵ですが、ここだって捨てたもんじゃないでしょう。

実はここへの道はあまり知られてなくて来訪者も少ないのです。
・・・・・だから壊さないでね、所有会社さん。
などと、秘かに願い続けています。


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まさにオールスター戦?

2008年05月28日 | Weblog
お安いデイリーを飲みながら、パラグアイ戦の反省会?

今日のメンバーは豪華でしたね。
まさにオールスターのようでした。でも連携という意味ではまだまだでした。

パラグアイ、強かった。 正直、日本より強かった。

運が悪ければ2、3点取られて負けていても不思議でないくらいでした。
危ない場面ありました。敵の17番良い選手だったな~。

日本はといえば、鈴木選手は守備はうまいけど、攻撃に参加したときは
ほとんど期待が持てない・・・

寺田選手32歳の代表デビュー!おめでとうございます。
もうちょっとで点取れそうだったけど惜しかった?でも無難にこなした。

中盤MFは豪華でしたね。あとは意志統一と組み合わせでしょう。
個人的には遠藤選手が好きなので、彼を生かしたチーム作りをしてほしいなあ。


ところで今日、あるラーメン屋さんで食べたら勝てなかった。
試合当日、どこのラーメンを食べると勝つのか?ゲン担ぎの実験をしてみたい
と思う今日この頃。


さて、次(6/7)はいよいよ、W杯予選のオマーン戦。
多分勝てるとは思いますが、素晴らしいコンビネーションが見たいですね。
コートジボワール戦で取った1点のような。(あれは良かったよー)


デイリーワインの「コント・ビゴ」(700円弱)も心なしかもの足りません。
日本代表が素晴らしい活躍をしてくれたら、きっと素敵なワインを飲んで
勝利を祝うのだ~!


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微妙なスポット

2008年05月27日 | 美味しいもの


今日は長崎っ子限定ラーメンのおはなし・・・かな?

長崎のラーメン界において、とても微妙なスポットがあります。

その場所は思案橋近辺!

「思案橋ラーメン」、「まるよし」、「三八ラーメン」、「らららラーメン」
と数メートルおきに並んでいるポイントなのです。
通りの向かいにもラーメン屋さんはありますので、極めて激戦区でしょう。
(基本として全部トンコツラーメンです)

この場所に立つと、一体今日はどのお店にしようか?と頭を抱えるほど
悩んでしまいます。
逆に「人間観察」にも面白いポイントだとも言えるでしょう。


先日ちょうどその場所にいた時、若いカップルが思案橋方向から通り
かかりました。「思案橋ラーメン」をスルー。「まるよし」もスルー。
そして「らららに・・・」とつぶやいたようだったので、

「そうか、あなた達はららら派なんだね」と私は思いました。
「ららら」へ向かい数歩歩きだしたその瞬間です。

そのカップルは踵を返し、「やっぱりこっち!」ということで、
「まるよし」に入って行きました。

心の中で「やっぱり、そうやろ、そうやろ」と頷きもしましたが、
先日、私自身は、久しぶりに「思案橋ラーメン」を選んだくらいです。

単純に味の良さ(好み)なら、私の中では「まるよし」の勝利だと
思います。しかし、気分やハートはまた違うんです。


「思案橋ラーメン」と「三八ラーメン」はいわゆる長崎スタイルで
軽やかで、少し甘みすら感じさせつつ優しいのです。インパクトは
あまりないのですが、歴史的にこの味わいを長崎人が求めてきたので、
それなりの需要があり、長崎っ子のハートも詰まった味わいです。

方や「まるよし」や「ららら」は上の2店と比べると、モダンです。
味わいも複雑味があります。

「ららら」は佐賀に本店がある「外来種」「インベーダー」です。
最近は売りであるはずの「炙りチャーシュー」が「炙らずチャーシュー」
に変わったとの情報があり、そうなると価値は半減します。

「まるよし」は私がもっとも通っているお店ですが、このお店よりも
同じ兄弟の経営する矢上店が好きです。それだけにまた微妙でもあります。

しかし、「三八」の焼きそばは大好きだし、毎年3月8日には100円だし、
福山雅治さんご贔屓の「思案橋ラーメン」だって優しい味で悪くは
ありません。長崎っ子の情も感じます。おでんもすごく美味しいです。

ラーメン談議になるとすぐにけなす人も多いのでしょうが、私は
ずっと続いているそれぞれのお店に、需要や歴史や存在理由があると
思っています。


なぜこんなに熱く書いたかといいますとね・・・・・

明日、その場所へ向かう予定があるからなんです。

さぁ~て~、
どこにすぅ~かぁ~?(どこにしようかな~、という長崎弁です)

もうすでに半日前から悩みは襲ってくるのです。
なんと恐ろしいポイントだ!

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憧れの島

2008年05月26日 | ちょっと怪しい
最近はかなり有名になりましたこの島。(写真で向こうに見渡す島です)

行ってみたいぞ!

コンビニすらないし、魚や料理が美味しいわけでもないし、
酒もないし、人自体がいない・・・・・。

そう、廃墟の島「端島(軍艦島)」です。



拡大して見てみましょう。




いいねえ~、いいねえ~。


最近知り合った廃墟仲間???が、渡ったようだ。
ちょっと悔しい!

えっ、もしかして福山〇〇かって?
彼と知り合いならこのブログの読者がグーンと増えるだろうけど、
残念ながら彼ではないのです。


でも「こうして見ていること」、「憧れること」も、とても素敵だと思う。


とある上陸した廃墟マニアのブログで「ここで死にたい」と書いてあった。
少し前なら「冗談でしょ、アホか!」と思ったものだが、
最近どことなく・・・だけどほんのちょっとだけ?分かる気がしてきた。


若かりし頃はハワイやタヒチなど、南国の島に憧れたもの
だったけど、最近の憧れといえば・・・こんなありさま。
(しかも身近なんだよなあ~)

実はあと「友が島(友ヶ島)」とか「毒ガス島」とか(検索すると出ます)、
そんなのばかり憧れていたりするので驚きです。
これも移り変わりかな・・・と。

多分いつか行きます。


おまけです。写真クリックしてみて下さい。



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マニアのせこいワインの注ぎ方

2008年05月25日 | ワイン ~2019年
昨日書きました「シュール・リーの旨み」ですが、澱のすぐ上の部分が
一番美味しいと仮定しますと、ワインボトルの中でも味わいが変わって
くることになります。(ただし、ノンフィルターや年代物で澱が出ている
ワインがメインの話です)


では数人で飲む場合、「どのようにワインを注ぐべきか?」が問題と
なることでしょう。


誰から注ぐべきとか、ゲストだのホストだのとかそんなマナーの問題は
一切抜きで考えてみましょう。


一番最初に注がれる方は一番の上澄み部分ですので、よくいうとあっさり、
サラッとして軽めではありますが、旨みの要素も少なめ?ということになります。
さらにワインを開栓した際の還元臭や科学臭(SO2など)も背負い込むリスクを
負うわけです。・・・・・それじゃ可哀想。

一番最後の部分を注がれる方は澱がいっぱい入ってしまい、旨みの要素は多い
かも知れないが、口触りに問題が出てきます。

で、どうするかといいますと・・・。


※ 最初開けたてはほんのひとくち、ふたくち程度をその場の全員のグラスに
注ぎます。それでボトルの肩口あたりまでワインを減らします。

愛好家ならそこで、開けたての印象を語り合ったりします。きっと誰かが
ワインの解説をしてくれるでしょう。そうやって少し時間を取ります。

すると、空気と馴染んでワインが開いて(膨らんでくる感じ)きます。
何故か分かりませんが、たいていのワインの場合、15分くらいはそうすることで
かなり美味しくなるから不思議です。待つのが嫌な方はデキャンティングします。
(レストランなどのお店ではそうしていますね)

その後も、あまりたくさん注がず、少量づつを注いでみんなで飲むと
適度にボトルの上や下の部分が行き渡ります・・・・・・???

いやいや細かいですね。なんかせこくないですか。
こんなこと細々言う奴なんて・・・・・・

うわっ、うざっ!
書いてる今の自分さえウザくなりました。


実際、注ぐときにボトルを傾けるので、上も下も混ざっちゃうでしょ!
という説もあります。

だから現実的には※マークのところだけやって、あとは適当です。

最後に下の美味しいところ(といっても1割り増しくらいかな?)を
誰かが飲んでいて、
「おっ、一番下のほう美味いよ!」と声を発したら、

「えっ!?」と同席者が振り向き・・・・・、


あとは奪い合いとなります。 これこそマニアの純粋な世界です。


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シュール・リーの旨み

2008年05月24日 | ワイン ~2019年
「シュール・リー」というと「シュールなリー・リトナー」とか
「シュールな李さん」とかそんな意味ではありません。

フランス語で「澱の上」(上澄み部分)ということらしいです。

有名なものは「ミュスカデ・シュール・リー」とかあります。

要は澱に触れた部分はワインの成分、エキス分に溢れ、複雑味が出ていて
ニュアンスが豊富で美味しい!ということです。

ノンフィルターのワインの一番下には澱が貯まりますが、そのすぐ上の
部分が、飲んでいても結構好きです。

ラーメンスープ(豚骨)も丼の一番下のザラザラ・・・以下略。


まあそんなわけでこのワインを飲んでおりましたら、それを感じました。
澱、バリバリあります。 でも旨みもバリバリありますよ~。


さて、今宵は日本代表のコートジボワール戦です。
新たな戦力となる海外組が楽しみですね。

U-23(五輪代表組)も放送はないもののフランスの大会で、オランダ、
フランスと撃破中!(相手は2、3軍なんですけどね)

どことなくにんまりと旨みが漂っていますね~。
応援しましょ!


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最近マスターしてきたぞ

2008年05月23日 | ちょっと怪しい
2008-2-15(クリック)の記事で書きましたが、

最近やっと「サドン・デス・ソース」の使い方に慣れてきました。
というより、かなりマスターしてまいりましたぞ~。


・まず、ビンから直接垂らすのはNG!

・つまようじや、細いものを使って取り出すわけですが、
おコメ粒1粒分も取るとたいていOUT!
タバスコ30滴くらいに匹敵ます。(タバスコは所詮おこちゃま用)

・取り出しに使ったようじを決して舐めたり、ようじとして使って
はならない!(舐めると火を噴きます)

・使用範囲がかなり広く、いろんなものに応用できる。

カレー、ピザ、パスタ全般、トン汁、みそ汁、ラーメン、うどん、
ソーセージ、ハンバーグや肉類、コロッケ、ギョウザ・・・etc

カレー1杯にコメ粒1粒分くらい入れると「辛さ5倍」くらいです。
タバスコ感覚で数滴垂らすと「数十倍」になります。

最近要領というか、匙加減も分かり、いろいろと利用はしています。
食べ物へも、自分の人生へのペーソスとしても使えてます。

辛いの結構好き!

しかし・・・・・・、

なかなか減らない!
使っても使っても、たっぷりとあります。ずっとずっとあります!

これが「お金」ならなあ・・・・・なんて考えてしまうけど。


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ささやかに明るい方向へ

2008年05月22日 | ワイン ~2019年
どうも最近、身の回りには暗い話題が多い。多すぎる。

何とか明るい方向へ向きたいところですが、そう思わせてくれる
デイリーワインを飲んでいるところです。


2005 Ch. ムーラン・ラ・モンディエール
   (仏、ラングドック地方、コルビエール地区、赤、千円台前半)

しっかりと色調のついた赤紫色。
明るい花とベリーの香り、焼き菓子、キューピー人形、赤い花の蜜、フローラル。

味わいも実に明るく、可憐で旨味が乗っています。
赤い花の蜜が中心にあり、周りを美しいお花畑(花びら)が取り囲みます。
タンニンはやや強いかもしれませんが、細かく、今飲んでも邪魔に感じ
ません。

これはひとえに濃厚な果実味と華やかさ、充実したエキス分のバランスの
なせる技でしょう。素直に明るく美味しい、私が試飲会で選んだデイリーです。


まあ、いろいろありますよねえ。
詳しくは書けませんが、落ち込んだり、疲れたりすることも多い日常。

そんな気持ちを励ましてくれるものもささやかにあります。
このワインもそのひとつでしょう。

明日は美味しいラーメンでも食べに行って、さらに元気をつけたいと
思っています。

久しぶりにTelをした、学生時代の親友が「Ch.ラトゥール」を
一緒に飲もうと言ってくれた。(でもいつ飲めるかな?)

些細なひとことだけど、ちっぽけな私は元気が出るもんだよね。
単純だけど、素直に嬉しい。
「幸せは案外ささやかで、ちっぽけなものの積み重ね?」
かもしれない、と感じた。

ありがとう。

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しのばれる残留物・・・そしてさよなら

2008年05月21日 | ちょっと怪しい
廃墟において「残留物」は当時を偲ぶことのできる貴重なアイテムです。
この牛乳ビンだって生活感があります。


美崎アパートにて発見したいくつかの新聞をご覧ください。



「日の丸ぞくぞく・・・」なんて書いてありますので、きっとオリンピック
か何かの年でしょう。


さらに、



エアーサロンパスです。「ダサすぎ。ヤッホー!」ですな。



私のツボにハマったのはこれ。




「赤木圭一郎死す」
「トニー」だっけ? ジェ-ムス・ディーンを彷彿とさせる事故死で
赤木圭一郎が伝説となった頃の・・・オイオイ、いつの話だよ、ホントに!
私自身がよく知りません。





別の部屋にあった新聞によると、昭和41年(1966年)、ジェミニとか
書いてあります。


イヤイヤすごいです。
まるでタイムカプセルじゃありませんか!

そういえば、少し前にここへ来た時に、あるご夫婦が訪れていました。
ちょっと話をしたら、かつてここにお住いだったとのこと。

きっとその頃から、ずっと、ずっと・・・時が止まったまま、ひっそりと
在るがままだったのでしょう。

それも間もなく終焉を迎えるでしょう。

「さようなら」

大好きだった美崎アパートのある風景。


最後に有終の美を。
この風景こそが崎戸のアイデンティティーなのです。(クリックしてみて)



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お別れの訪問

2008年05月20日 | ちょっと怪しい
崎戸町にある「美崎アパート」が、いよいよ解体ということで
最後のお別れをしにやって来ました。
もちろんカブ号で2時間かけてエッチラ、オッチラ・・・?


上の道路から眺めてみると・・・・・?!

おや、もうすでに誰か屋上にいます。
マニアは逃さずこの機会にやって来るようです。
大村や福岡からも来訪者あり。


さて、近づいてみますと・・・!!!



草は刈られ、重機は入り、4棟あるうちの手前の2棟の部屋の中は、
ガラガラに壊され、もうすでに趣も味わいもありません。


かくなる上は、残りの2棟の探索をすべきでしょう。

というわけで、まいります!




この扉が残っているのもひと部屋だけ。
階段を上り下り、上り下り、上り下り・・・・・・



こんなんどうです? アイロンかも?






結構いい感じのベランダ。手すりはすでに外されている。






外に出ると、こんなです。



ダストシュートのあるベランダ。
植物は誰も手入れしなくても、たくましく生きています。


ところで、現場で私がいつも楽しんで読んでるブログの方と遭遇しました。
マニアって面白いですね~。(私はマニアとは違う!と思いたい)

あと、「廃墟でコスプレをして写真を撮る」という、さらにマニアックな
世界があって、そんなコスプレグループも来訪していたんです。
廃墟だけでもマニアックなのにさらにコスプレを掛け合わせるという
恐ろしい技です。マニアの階乗状態です。




別に見てる分には楽しいだけでいいのですが、普通の人が見たら、
ちょっと“いっちゃって”ますよね~。ショウゲキ!


残留物の面白い新聞などがありましたので、それは明日ご紹介
しましょう。

本日はデイリーの「コノスルCS」を飲みながら、思いだし、別れを
惜しんでおります。
工事が進み、次の休みの日の頃には趣のある部分は、すべて
無くなっていることでしょう。

資本主義社会では、「必要」か「不必要」かで判断され、後者は消えて
いきますが、「廃墟の魅力」はそうしたことを超えて存在するのです。
偉そうですが、人の心や思い出もきっとそうしたものでしょう。

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明日は告別の日か?

2008年05月18日 | ワイン ~2019年
スポーツ新聞のタイトルのように大袈裟ですがですが、
取り壊しが始まった崎戸町の美崎アパートへお別れを告げに
出かけたい・・・。


などと思いながら、本日の試飲です。

2006 ヴァルポリチェッラ クラシコ (アレグリーニ)
   (伊、赤、2千円前後)

明るくクリアな色合い。香りはイチゴや明るい赤系ベリーや赤土など。
どこか微かに漢方薬や東洋系の要素を感じつつも、表立っては出てきません。

味わいは軽やかで押しつけがましくないフルーツ。複雑味や重みは
ありませんが、きれいで伸びやかではあります。

美味しく頂けますが、価格のわりには軽いし、満足度は低いと思います。
この上のクラスにアマローネやリパッソしたワインもあるようなので、
次の仕入れの時にでも、また仕入れて飲んでみましょう。

告別の「さよなら」はこんな軽やかであってはならないのです。

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「丼」への野望

2008年05月17日 | 美味しいもの
さいかい丼ではありませんが、「天ぷら磐石」の天丼
を書いておきましょう。つい書きそびれておりました。

場所は大島大橋を渡り、次の赤い橋のそばにあります。
正確には寺島です。

B級グルメかもしれませんが、安くてびっくりします。(800円未満だった)
そして味が油に支配される感じでもなく、だれることなく、張りがあります。
シイタケも生で、ひと口食べて驚きました。エビや白身魚も、
超高級とまではいかなくてもバッチリ美味しかったです。

この価格でミニうどんが付いていますので、量的にも、質も当然
大満足でしょう。(うどんも普通に美味しいです)


先日書きました「中華丼」に続いて「天丼」なわけですが、
実は野望の丼がありまして・・・・・、

「フレンチ丼?」のような丼をどなたか長崎の料理人で作って
いただけないでしょうか?、と考えています。

フォアグラ丼はテレビで見たことありますが、ありきたりといえば、
そうだし、何せ高すぎるんじゃないかと心配します。

そこで、エスカルゴとかフォンの染み込んだソースをかけた牛肉
(テールやほほ肉でもいいです)や子羊肉、香草ソースがけも最高かも。
そうしてご飯をガツガツとかき込んでみたいです。

もっといろんな発想もあるでしょう。きっとフレンチレストランの
「まかない」にす~んごい隠れメニューがあるかもしれませんが、
どこかのお店のランチででも出してもらえたら名物になるかもしれません。
もちろんイタリアン丼(下のご飯をリゾットにしてみる?)とかその他の
国の丼でも楽しいと思います。

もしもこれをお読みのどこかのシェフ、料理人さま、
トライしていただけませんか?

出来れば我が街、長崎でさ~?ガンバッテタベニイクヨ~

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開いてくると、いけそうな気がする~♪

2008年05月16日 | ワイン ~2019年
本日の試飲です。

2007 ペタヴェル ピノ・ノワール
  (豪、ピノ種、赤、千円台半ば程度)

瑞々しい赤い色合い、香りはピチピチとしたストロベリーやジャムなど。
ちょっとだけ皮や揮発性を感じ、香りが漂っています。

味わいは軽やかで明るくウキウキします。厚みはありませんが、きれいな
フルーツに溶け込んだ酸が張りを与え、タンニンは気持多めです。

一見単調ですが、時間が経って開いてくると、味わい深くはありませんが、
きれいなニュアンスのいろんな表現が出てきます。
サクランボだったりイチゴだったり、愛らしいフェミニンな魅力を
感じることができます。

ただ、そうなる(開くのに)のに2時間は必要です。
その半分は、飲む方のこちら側の馴れも手伝ってのことだとは思いますが。

女性を口説いて口説いて、2時間くらい口説くと・・・
「なんだか今日はいけそうな気がする~♪」と最近ブレイクしそうな芸人の
誰かさんの詩吟みたいです。

単に「ペタヴェル」ではなく、上のクラスの「ペタヴェル・プラチナ」
のピノになると十分美味しいのですけど・・・、ちょっと考えますねえ。
ピノの道は厳しいです。ピノという品種が難しいのかもしれません。

業界ではこういいます。
ピノの上にも3千円!

そう、3千円は積まないと美味しいピノにはそうそう巡り合わない
のかもしれません。




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