雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

お役所と民間

2007-11-02 05:12:44 | 発想$感想
役所に勤めている人を「お役人」と言ったり、「官僚」と呼んだりする。

何か難しい人の代名詞のように思い、付き合い難い人たちだという印象を持っていたのだが。
この1年、いろいろとお話をしたりさせて頂いてみると、そうでもないのである。

個々に見ると、面白い人も結構いるし、話をしていて楽しい方も多いのである。


それなのに,何故わざわざ「お役所仕事」とさも馬鹿にしたような言い方をして民間と区別するのであろうか。
民間でも、大企業の特に受注産業の分野などはよく似ていると思う。

共通している点は、組織の決め事に忠実で、個人の自由度が極端に少ない点であろう。
受注産業の受注品目などは受注時点で詳細な仕様まで決まっていてその通りに作らねばならぬので、決められたことを忠実にこなすことは必要だと思う。

だが役所でも市役所のレベルは、
本来市民に相対しているのだから、モット自由に個々に対応すればいいのにと思う。
地域ごとに特色もあるのだから、一律でなくていいはずである。
「選別と集中」などと言いながら、予算や議会や従来のやり方ばかりに固執して「差別化政策」などはみられない。
自らその自由度を放棄しているのではないかと思う。


市役所が対応しているのは市民という民間人であり、
議会対応もあると思うが、これも民間人である。
受注産業のように、決められた範囲で仕事をしている訳ではないと思う。

もっともっと、個々が持っている能力が発揮できるような、仕事のやり方をすればもっとスムースに高いレベルの仕事が出来るのにと思っている。
いまのレベルは決められたことを決められたように10年1日の如くやっている、「仕事」ではなくて「作業」のレベルだと思ったりする。

これがある意味、厳しくいえば「一番の税金の無駄遣い」のような気がしてならない。

今朝、1時間余り市役所のある部門で雑談をさして頂いた。
私が経験した民間会社の時以上に面白い、あるレベル以上の会話が出来た。
個々には、実力のある人、いっぱいである。



ところで、「佐賀県武雄市のTAIZO+TAKEO展いよいよ明日から」だそうである。

詳しいことを知っている訳ではないが、昨年までに前例のあった話ではない。
何となく、面白そうな話である。

いままでの「お役所仕事」でないことだけは確かである。
ご成功を祈りたい。



1年間お付き合いをさせて頂いて率直に感じているのは、
市役所の仕事は、下手な民間よりは何倍も面白そうだということである。

相手はモノではなく、ヒトなのである。 面白くない筈はない。

コメント (2)
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