雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

いろんな生き方があるんだ

2016-03-22 06:56:36 | 発想$感想

★この2日間ほど、定年退職をした1999年から2001年までの日記を読み返して、その間何をしていたのか調べてみた。

一番印象に残ったのは、『人間の記憶は頼りない』ということである。

勿論、覚えていることもいっぱいあるのだが、忘れてしまっていることもまたいっぱいあるのである。

それに、仮に覚えていても、その年次が非常に不確かなのである。

 

人は人生を振り返るとき、子どもの頃なら小学何年生、そして中学、高校、大学など客観的に年次が解るものが横についているので、それと合わせて思い出の日時が思いだせるのだと思う。

社会に出てからは、4年に一度ぐらい職場の異動があったものだから、その職歴と合わせて年次を覚えているのである

それが定年後の生活になると基本的にずっと同じ環境だから、そのこと自体は覚えていてもその年度がさっぱりはっきりしないのである。

 

★1999年から2001年の3年間のうち、最初の年の半年はまだ現役で、札幌に単身赴任していたからそこまでのことは意外にちゃんと覚えているのだが、それ以降の16年間は定年後の生活では基本的には同じ環境なので、時系列がはっきりしないことが今回初めて解ったのである。

退職した翌年2000年の5月に、初めて『薔薇』に出会っているのだが、私の感覚ではバラをやり出したのは72歳ぐらいなってからだと思っていた。

また、いま毎日10時間もお世話になっている『パソコン』は、これも70歳の前半に始めたとばかり思っていて、ブログなどにも『パソコンに出会ったのは70歳の前半』と何度も記述しているのだが、今回はっきりしたのは、我が家にパソコンがやってきたのは、2001年7月8日68歳の時なのである。

娘婿が会社で一括購入し斡旋したパソコンが余ったから買って欲しいと持ち込んできたのだが、その事実はその通りよく覚えているのだが、それが2001年の7月だとは全く思いもよらなかったのである。

 

     

 

それには、それなりの理由もあって、パソコンを買ってから、このブログをスタートしたのが2006年9月9日だから、その2年前2004年ぐらいにスタートしたのだろうと、勝手に逆算していたのである。

ブログを始めるまでに5年も掛かっているのだが、その間どんな使い方をしていただろう?

それはさっぱり覚えていないのである。

 

★ 1999年からの16年間も『結構楽しく、気分よく』過ごしているのだが、その最初の3年間は、バラを始めたり、家内とあちこち出歩いたり、パソコンを始めたり、腰や膝を痛めてストレッチを始めたりいろいろやっているのだが、いずれも大したことではないのである。

それでも『何の不満』もなかったのである。

人生振り返って、特に現役時代など、自分のやってることは『会社の大事なこと』で『それなりに価値のあること』と、自分自身そう思っていたのだが、いま思うとそれも『そんなに大したこと』ではないのである。

丁度1999年からの3年間は、『ホントに大したこと』など何もないのだが、逆に『ストレッチ』をやりかけて16年間、腰痛も膝の痛みも消え失せて、『薔薇』で毎年その成長を楽しんでることの方が、ホントはこちらのほうが人の生き方』として価値があるのかも知れない などと思ったりもしているのである。

 

★ 2009年度からはひょんなことから NPO The Good Times というNPO法人を立ち上げて、新しいことにチャレンジし、昨年あたりからは『地域活性化のプロジェクト燦々SunSun』に注力し、今年はさらに関西国際大学の学生さんとその授業の一環としてやろうなどということは、『結構大きなこと』だと勝手にそう思っているのだが、 これも現役時代の『会社の仕事』と一緒で、そんなに『大したこと』でもないのかも知れない。

 まあ、83年生きてきて、『人の生き方』にはいろいろあるんだということだけはよく解った。そういう意味で割り切って、兎に角毎日が『楽しく、気分よく』過ごせたらいい。

いろんな生き方があるんだ』と改めて考えたこの2日間だった。

 

 

 

コメント
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