山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

白雲を追って

2011-12-03 19:44:44 | 風景
 雨と突風混じりの空が明るくなってきたので、出かけることになった。
 国道は夏の台風の影響でいまだ立ち直れない。
 通行止めを回避した迂回路を奔る。
 林道の木立の合間に人家と霧が見えてきた。

       

 杉と檜ばかりの人工林の中でも、紅葉した山あい。
 秋から冬へのシグナルを送信している。

            

 かつては林業で栄えた町が眼下に見えてきた。
 いまはひっそり時代をなぞるばかり。
 遠くから見るとそれが美しい。

                  

 山の中腹にたなびく霧。
 これが中山間地の「春野茶」の美味を増進させる。
 この霧の中に突入すると視野狭窄に陥る。

 近くから、遠くから、視点を変えるだけで同じものが違って見える。
 人生の歩みと同じ。
 
       

     
コメント
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