ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

阿倍王子神社

2012-06-08 05:00:00 | 大阪にて

昨日の安倍晴明神社から僅か50mほど南へ行くと熊野街道に沿って建つ九十九王子の5番目の王子、阿倍王子神社がありました。大阪の八軒屋を起点とする熊野街道ですが、1番目が窪津王子、次に坂口王子、郡戸王子、上野王子と続いていくようです。今年の冬に行った藤白王子は37番目の王子だそうです。

                       

鳥居の左側にあった道標、何故か熊野街道のうえに“もと”の字があります。ということは現の熊野街道があるということでしょうか。

             

案内板がありますが、“もと”の意味の解説がありません。

                       

この碑もよく解りません。第二王子社とは2番目と言う意味でしょうか?もう少し調べてみると、窪津も坂口も郡戸も上野も現存していません。安土桃山時代には2番目、大阪市内で現在残っている王子はここ阿倍王子だけなのであり、そうなれば1番目と言っても過言ではありません。何を根拠に第二王子と刻んだのでしょうか。

             

ここから見ると広さは安倍晴明神社とたいして変わりません。左右に2本づつ、合計4本のクスノキが植えられています。

                       

それぞれの木に『多磨能木霊神(たまのこだまのかみ)』『茂杜(もと)能木霊神』『波多(はた)能木霊神』『汰紀(たき)能木霊神』の名前が付けられていました。

空を仰ぐと鬱蒼としたクスノキの葉が茂っています。

             

クスノキのある参道を抜けると広い境内に出ます。そこに拝殿がありました。この構図が安倍晴明神社とは違うところです。

                       

拝殿の対面に古びた『遥拝地』の碑、古くからここにあったものなのでしょうか。

             

どんどん奥へと進んでいくと、あべの筋側に出てきました。こちらが正面入口なのですね。どうやら私は裏口からお邪魔したようです。

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