ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

九州国際美術館

2012-06-29 05:00:00 | 

帰阪してから一週間が経とうとしているのに、未だ九州上陸2日目の話を綴っているなんて、かなりゆっくりなマイペース、良いように言えば慌ててない、逆に言えば遅すぎるとでもなるのでしょうが、まぁネタも豊富にあるわけでもないし、引っ張れるだけ引っ張って、長い道のりを着実に進んでいきたいと思っています。

                       

太宰府天満宮の境内には数えきれないほどの碑が建っており、全部紹介して薀蓄を垂れておればそれこそネタをキープできるのですが、そんなことをするような根気もありません。でも一つぐらいは紹介しておきましょう。

これは『夢塚の碑』というもの、芭蕉が“旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる”と詠んだ辞世を天保14年(芭蕉150年忌)に菊屋平兵衛という人が、芭蕉は太宰府にもう一度参詣したかったのだと解釈し、ここに碑を建てたもの。神社とはこういった私どもでは思いもつかない考えでも快く寄進・奉納を受け入れるものなんですね。

             

花菖蒲の池を左に見て、N田君の後を付いていきます。先には食堂が並んでおり、そろそろ昼食時になろうとしている時間帯だったので遠慮気味に声がかかりますが、何故か食べ物が皆高いのです。年間700万人もの人が訪れる天満宮ですから、周りの食堂にも立ち寄る人も多い筈なのに、たかが知れた丼物でもびっくりするぐらいの値段が付いているのですよ。

             

朝食も遅かったのでここでは昼食をとらずに向かった先は博物館、こんな所に博物館があるなんてびっくりです。しかも冠が福岡ではなくて、九州です。県立ではなくて私立なのか!?

                       

入口と思ったところ(入場料を払ってないので入り口ではないと思う)から中に入るとまたビックリ、恐ろしく長いエスカレーターが動いています。

             

そしてムービングウォークを経て、一旦外に出ると・・・

             

これまたすごい建物です。大阪でも総鏡張りのビルはありますが、反射して見える景色が大したことありません。ここは山々の木々が写っていて、壮大な感じを受けます。晴れていればもっと美しいに違いありません。

                       

裏側(裏かどうかは分かりませんが)も同様、本物の山が鏡に連なっているように見えます。この時は特別展が開かれていませんでしたが、7月10日から始まる“美のワンダーランド 15人の京絵師”という特別展は、ちょっと見たポスターでも大雅や蕪村、若冲などの名が連想され、期待できそうです。

             

12時前に参道に戻ってきました。もう傘を差さずにはおれないくらい雨が降っています。

参道の中途のN田君お奨めのウナギの寝床みたいな店で梅ヶ枝餅を一つづつ買い、食べながら歩きます。初めは熱くて美味しいと思った餅ですが、徐々に甘さがしつこくなってきて、最後は無理矢理口に頬張りました。梅ヶ枝餅を買って思ったのは、一つが大きいこと、それ自体がサービスなのかも知れませんが、梅という花は薄いピンクで小さいもの、そういうイメージで作ってもらいたいものです。

             

夕闇迫る太宰府駅前といった感じですが、実はまだお昼の12時。こんな梅雨真っ只中、台風迫る時期に旅行を決めたのが悪かったのか、もっと季節の良い11月ごろにすれば良かったと今悔やまれますが、それとて天気が良いとは限りませんものね。

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