ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

潮岬本之宮神社 Ⅱ

2012-06-20 05:00:00 | 田舎

柏槙なる樹を初めて見せてくれたこの潮岬本之宮神社ですが、境内(単なる庭のよう)は広くて解放的な感じを受けます。庭の隅から撮った社殿は大きく写っているのが社務所であり、拝殿はその左側で小さく佇んでいるだけでした。この写真はサイズを小さくしているので、拝殿は見えにくいと思います。

             

近くで撮っても祠に毛が生えたような拝殿です。敷地の広さに比例していません。          

                       

ビャクシンなどというカシワかマキか分からん樹ではなくて、正真正銘のマキの樹もありました。カシワの樹もあれば面白い理屈が成立すると思うのですが・・・

             

こんな樹もありました。根元がすごいことになっています。1本の木なのか、数本入り乱れているのか、私には判りません。足元に水たまりが出来ているので近寄ることも出来ません。

             

実はブルーベリーに似ているけれど、ブルーベリーである筈がありません。樫野に生えていたアコウの木を思い出しましたが、ちょっと違うようです。

                       

庭の奥に何が書かれているのかさっぱり分からない碑が置かれており・・・

             

入口のところにも何も書かれていないのではないかと思うような碑があり、ひょっとしたら何が書いてあるか判るようなものを避けて置いているのではないかと思ってしまいます。

             

境内から海の方面、右側に串本古座高校と串本中学校があります。

             

神社とは一画を区切ってある忠魂碑、神社のものなのか、そうでないのか理解に苦しみますが、東郷平八郎伯爵の署名が入っています。東郷平八郎って和歌山県と何か関係のあった人でしたっけ?特に串本とは余計に関係ないと思うし、確か東郷平八郎っていう人は伯爵ではなくて侯爵だったはず、昭和9年に亡くなっているから、晩年に書いた書としても80年近く経ってる割にはきれいな碑です。

             

串本古座高校の通用門、串本高校と古座高校が2008年に統合されて新しく出発したのですが、今も串本校舎、古座校舎と別れていることから、何のための統合だったのか部外者の私には理解しかねます。壁にはしっかりと『和歌山県立串本古座高等学校』と記されています。

             

校舎内に立ち入ったわけではありません。あくまで門外からの撮影ですが、このモニュメントには『Wakayama Prefectural Kushimoto Senior High School Since 1918』の文字があり、これでは古座高校から編入してきた生徒(今はもう居ないのですが)は可哀そうでしょう。きっとこういうものを見るにつけ、古座高校を卒業した人は悔しい思いをしているに違いありません。統合とは言いながら、必ず一方は虐げられる立場に追いやられるのは、侵略する・されるのと同じです。

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