ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

博多町屋ふるさと館

2012-06-27 05:00:00 | 

福岡空港から地下鉄に乗った際、一日乗車券を買ったので、何処へ行くにも地下鉄に乗ったけど、今思えば、空港から博多までも、博多から中洲川端駅までもそんなに離れているわけでもなさそうで、荷物があった空港から博多駅までは仕方が無かったにしても、荷物をコインロッカーに入れた後は、歩いたほうが博多のいろんなものが見れたのだろうと思っています。ただ地下鉄に乗ったとしても何処をどう歩いているのかは判らず、歩いたなら一旦間違ってしまうと取り返しのつかないことになるので、地下鉄を利用したのは案外正解だったかも知れません。

             

櫛田神社の正面鳥居を出ると前に見えてくるのが『博多町屋ふるさと館』です。既に昼食の時間になっていましたが、もう一つネタを拾っておこうと思い、入館料200円を払ってこのふるさと館に入ってみることにしました。地元のボランティアの人でしょうか、博多の街について簡単な説明をしてくれます。

博多どんたくと並んで有名な博多祇園山笠の再現模型がありました。

             

中洲川端駅の上の通りにも、すでにこのだんじりに似た巨大な飾り山が佇んでいました。この壮大な祭りも7月1日からですから、もうすぐです。季節的にも暑そうで、内容も熱そうすから、わざわざ観に行きたくはありません。曳山が登場するのは終盤になってからのこと、1日から行ってもこのような引手は見られません。

             

町屋の再現ですから、古い民家の様子を造ってあります。何故か酒にまつわるものが多いようです。

             

この『博多町屋ふるさと館』の館長はあの『博多っ子純情』の著者・長谷川法世氏です。博多では結構人気のある作家なようで、商店街の垂れ幕には長谷川氏によるマンガと共に、博多弁番付などが紹介されていました。

             

修学旅行の一団と思われる子供たちも来ています。勉強になったのでしょうか?

             

ふるさと館を出ると小雨が降り出してきました。再び櫛田神社へ、これは山門の天井にあった干支恵方盤と呼ばれるもの、矢印を回転させて今年の干支を示すと書いてありましたが、今年の干支の何処に矢印があるのかよく判りませんでした。真ん中のが矢印だとすると今年の干支とは違う干支を指していることになります。

                       

商店街の中にあった本日ビール半額と書かれた中華料理屋で昼食をとり帰途につきます。中洲川端駅の近くにあった川上音二郎と言う人の像です。明治20年代、自由民権運動と絡ませた『オッペケペー節』を流行らせ、一座を起こし海外巡業を行い、日本演劇史に大きな足跡を残した人となっています。

オッペケペー節とは“権利幸福嫌いな人に 自由湯をば飲ましたい オッペケペー”で始まる世間風刺の歌、実際に聞いたことはありませんが、聞いたことがあるような気もします。歌詞の続きは“堅い裃(かみしも)角取れて マンテルズボンに人力車 いきな束髪ボンネット 貴女や紳士のいでたちで 外部(うわべ)の飾りはよいけれど 政治の思想が欠乏だ 天地の真理がわからない 心に自由の種を蒔け”まるで今の政治家にも聞かせてやりたい内容ですね。

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