これぞ東條昭平監督の作風

 今から50年前の今日74年5月17日にOAされたウルトラマンレオ
6話カーリー星人編は、伝説のダン隊長によるジープ特訓が行われ
た日である。

 最初にカーリー星人から手も足も出ずにやられた後、先の尖った
丸太で特訓するが丸太にはゲンへの殺意がないという事でダン隊長
が乗るジープを飛び越える特訓をするわけで狂気じみた特訓だ。

 レオでは前半ダン隊長がゲンに課す過酷な特訓が話題になってい
たのだが、このジープ特訓は過激だしインパクト大でレオを代表す
るEP&特訓となっている。

 今回の監督の名前を見ると東條昭平だから、さもありなん。

 東條昭平監督といえば戦えマイティジャックで監督デビューを果
たしているのだが、なんといってもウルトラデビューとなった帰っ
てきたウルトラマンの怪獣使いと少年の過激な内容と演出で物議を
醸しウルトラシリーズから干される形になる。

 その後はミラーマンやジャンボーグAなどで監督を担当しミラー
マンでは2クール目から参加すると、9話を手がけ最終EPを担当し
ている。

 またジャンボーグAでは最初から参加して50話中18話を担当し、
タロウの特撮でウルトラに復帰するとレオでも6話を監督&7話の
特撮担当している。

 氏が担当するEPは主要なキャラがピンチに見舞われ追い込まれ
る内容が多く、印象深いのはミラーマン29話&30話のゴルゴザウ
ルス&マヤザウルス編で29話ではSGMの隊員達が30話ではミラー
マンが大ピンチに追い込まれていた。

 だからレオのようにゲンが白戸隊員から叱責されたり、過激な
特訓をするカーリー星人編など最適な監督だったのではないかと
思うのだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« モンスターヴ... 女子バレー・... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (tamutamu)
2024-05-17 22:40:19
東條氏の演出法は円谷=東宝系よりも東映系の方が性にあってましたね。
だからこそ1980年代からスーパー戦隊シリーズに参加できたんですよね。
登場人物のデリケートな部分を泥臭く描くさまは80年代~90年代半ばまで、よく見られた傾向です。
しかし1997年度の東映側からのスタッフ刷新意向により東條氏は現場から離れましたから、以降の戦隊の作風が何となく違うように見えたのはそのためです。
もし東條氏がもっと長く現場に携わっていたら、「デカレンジャー」のような作品は生まれなかったかもしれませんね。
 
 
 
なるほど (こーじ)
2024-05-20 20:37:08
>tamutamu様

 たしかにデカレンジャーなどは東條氏の作風に合わないかもしれませんね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。