遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

渡辺崋山

2013-07-26 02:03:32 | 日本の本

Head

↑田原氏の博物館のHPより

崋山の弟子が描いた崋山像

わが家に渡辺崋山の偽物のスケッチがいっぱいある

なかなか達者な線なので偽物でも気に入って額にまとめて飾っている

おじいちゃんが絵が好きで色々買ってあったのだけれど

おじさんがわからんちんでほとんど奥さんの実家に移動しちゃって

残ったものの管理が悪く雨漏りのせいでダメになったものも多い

昔の藁ぶき屋根の家は崩壊する前に

武蔵が気づいていくつか救いだした その中にあったの

なので なんとなく

崋山に親近感がある

日本画家のことなんか知らないので

(高校で日本史選択しなかったからそのあたりの常識もない)

山本梅逸なんてのも知らなかったら職場で

美術に関係ない人に笑われたことがあった

さて

崋山だけど

田原藩の家老だったというのは知ってたが

それがどんなもんか

分かんなかったが

相当貧乏な藩

で崋山の家もすごく貧乏で 兄弟は他所にやられてそこで貧困のあまり死んでしまったりする

絵を売って家計を助けたというのも

そうしなければ乏しい俸給では家族を養いきれない

というのは藩内の身分が高くてもそのようなあり様というのでは

じゃあ貧乏なお百姓さんはどんだけ苦しい生活だったのだろうか

と思ってしまった

10代のころに富裕な藩主の行列に出会い

人ごみに押されて行列の武士とぶつかったら

ぶちのめされて

その大勢の武士に守られた藩主は自分と同年輩なのに

と身分によって貧富の差によってみじめな思いをすることについて

嘆いた文が残っているそうで

生まれ落ちた場所でこうも運命が変わるかよ

というのはいつの時代も変わらないなあ

と思うけれど

その表現を誇張するために 事実をゆがめて

嘘が入っている

というのだ

実は 同年齢ではなかったそうだ

年頃は変わらないのに!という演出をつけたというわけ

ちょっと笑える

なんかね武士のくせにそのての演出つけるのか

ということは身近でもよく見るので

わたしには許容範囲だ 

(こういうことって相手に対する感情によって許容するかあげつらうか

代わるものだわよね それもおかしい)

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ドナルド・キーン著「渡辺崋山」

2013-07-25 08:54:54 | 日本の本

渡辺崋山この本読むか?

と貸して貰ったので読んでいる

書いた ドナルド・キーンって 誰?

知らなかったが

日本人より日本に詳しそうな人だった

アメリカ人 2012年3月8日日本国籍も取得

名前を漢字で書くと

鬼 怒鳴門 あ これが雅号だそうだ

鬼怒川と鳴門からとったというが

字面の暴走族っぽいので話題になったのだそうだが

全然知りませんでした

御年おばさんと同い年89歳

大震災の起きたとき

日本にいた外国人は多くが帰国したけれど

勤め先のコロンビア大学を退職後日本に移住するぞ

永住するぞと表明し

被災地も訪れて激励して歩いたそうだ

それでコミュニケーションリーダーシップ賞を受賞している

で 9月には引っ越してきたそうだ

そういう人が書いた本か

最初は崋山の書いた文もそのまま載っているので

(後ろに訳も載っているけど)スラスラ読めなかったが

いろいろ面白いことが出てくる

あとで 書く

さて今日はおばさんは美容院にいく

美容院は駐車場が狭いのでわたしは連れていけない

美容院は驚くほど穢く足場が悪いが

武蔵は配慮が足りないから援助が足りない

というわけで二人係でお連れしまして

おばさんがきれいになる間 泳ぎます

美容院は温泉のそばです

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病院に行って注射三本 リハビリやってきた

2013-03-08 14:27:18 | 日本の本

隅田川のエジソン (幻冬舎文庫 さ 33-1)

クリックしても見えないよ

アマゾンからの泥棒画像だから

おもちゃが終了したので

上の本 読んだ

ものすごく面白い

著者は息子と同い年だが

超 同感な話ばかり

もしかすると

私も若造なのかもしれない

若作りじゃなく わかぞう の方

隅田川のホームレスの創意工夫の楽しさ満載の本

一気に待ち時間で読んじまった

これは 武蔵に読ませよう

乗ってくること間違いない

貼り薬についての困った現象を言ったら

別の薬を処方された

使ってみるかな

上向きに寝るほうがいいと言われた

子供のころはうつぶせ寝だったし

上向きに寝るのはなじめないし

左下で寝てはいかんと言われても

右下で寝るとさ

左腕が動かせなくて布団が掛けられないんだよ

しかしマッサージは気持ちいい

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梅原猛のこと

2012-12-21 04:27:11 | 日本の本

私の初恋の人はたけちゃんと言って

この字のたけし君だよ

だから親近感感じるのか?

 

さて 我が家にはこのシリーズがあるんだが

たぶん武蔵が買った本だ

京都に行くときちら読みしてきた

地震の時書籍流が起きたので頭にきて

本を山盛り棄てたが この本は生き残ってある

 

京都発見〈5〉法然と障壁画

それで読み始めると

この梅原猛という人 情の深い人なのね

私ちょっとついていけないところがある

呪の思想―神と人との間

ここで対談していた二人の先生も

そういうところに同じ世界が見えている気がする

それがわかるようになると

朝鮮の人の 恨と情の国なのだ 

という自負の意味も分かるのだろうと思った

白川という先生は大学紛争の時代の教授で

それらについていろいろ書いてあったり

梅原猛が右翼だと思われていたのに左翼だと思われている学者と

いろいろやったら驚かれた

なんていう話が出てきたので

武蔵に(これまた今梅原猛の本読んでる)

右翼だって思われてたんだってね

と話を振ったら

神話の中から歴史の見えてくるものについて

色々考える人だから

そういわれちゃうんだろ

というのだ

神話のことを言うと右翼だというレッテル貼りもあるのだな

でも私は今回の選挙で

すごく右傾化するんじゃないかと レッテル貼っているが・・

 

山里さんのおかげで

神話を通して古代史にアプローチする楽しさを教わったもんな

レッテル貼ると 損するな

 

でも 人間は 日々レッテル貼って 適当に手前味噌

上から目線で世を睥睨して生きていくものだ

ゴムみたいなどうでも変貌できるレッテル貼りならいいのだ

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六義

2012-12-17 11:17:35 | 日本の本

呪の思想―神と人との間

この本 後ろの方 もう飽きた

詩経の話になっていくんだけれど

こういうのは意味も分かって

それで音声にして イメージが湧くようでないと

私には無理

 

しかし

音読しなくなった

とか

詩の朗読をしなくなったから

詩の世界がすたれてきた

っていうのはそうかもしれない

朗読の方たちは

意義ある活動なんだなあと改めて思った

しかしこの中に 六義 という言葉が出てくる

聞いたことがあるけどなんだ?

世界史で習ったかもだけど

全く覚えがない

六義園 って よく行った

運動会場でもあり 散策場所でもあり

あれ 関係あるのか?

あったな 紀貫之からきているのか

しかしこの本の中の 六義は詩経の話だ

詩の分類

風 雅 頌

賦 比 興

この六つ

前の三つが 内容による分類で

後ろのが 表現方法による分類

賦という字は

早春賦でしか見たことがないけれど

この説明でよくわかった

大塚先生は デッサンの考え方を

これで教えてくださると分かりいいかも

と思った

話がくどくなるのでまた今度メモることにする

まずは お昼ご飯つくらなくっちゃ!

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アポロンとデュオニュソス

2012-12-15 08:41:30 | 日本の本

呪の思想―神と人との間

図書館にこの本があったので借りてきた

梅原猛は

哲学のことで

アポロン的 デュオニソス的 と

二つの考え方を対比させて語っていた

デュオニソスって聞いたことあるけど誰?

飲んだくれだって

じゃ

私には最も縁遠い

なんだ バッカスのことか!

って

ろくにわからないのだが

← アポロン

→デュオニソス

↓ ミケランジェロのデュオニソス

f:id:bluesapphire:20090902114030j:image:w200

そういうことを言い出したのはニーチェなんだそうだが

全然知らない

でも

東洋の文化を考えるときに

デュオニソス的な視点が大事なんだっておっしゃる

それで

ちょっとピンと来た

私朝鮮の文化の恨と情 というのがいまいちわからないのだが

デュオニソスって恨と情の塊の神様だったのかもしれないと思った

私 ノンべの気持ちは分からないし

分かりたくもないと思っていたけれど

なるほど

面白いと思った

ブログのお友だちは

なんかみんな呑兵衛だから

少しはお近づきになれたかもしれない

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神々の流竄やっと読み終わった

2012-12-09 07:17:51 | 日本の本

竄・・このネズミみたいな字書けないよ

穴の中にネズミが逃げ込むのね

そこで 書類をかじって改竄しちまうのか!

ああ 面白かった

関連する場所がいろいろ出てくる

諏訪のあたりの話で出てきた

安曇氏  志賀 志賀島は九州にあるのね これはしかと読むのだな

ってなんだっけ? と思って検索するうち

なんか原発関連で出てこなかったか?

と思ったら 能登半島の志賀原発だった

わが茨城にもいろいろある

建御雷が鹿島神宮にいるし

ハーブ園に行く途中には一言主神社もある

下の絵はWIKIから泥棒した地震よけのうたの

かわら版

昔からここらは地震の巣で ナマズの親分が居たのか!

一言主ってなんだ?と調べたら

あらら 役行者が出てくる

阿部の晴明は役行者の弟子だったのか?

知らなかった

山里教授様 責任感じて講義なくていいですよ

年明けで

続いて ↓ 読む でも掃除しないと

その前に 彩友会だ 

その前に

朝ごはん作ってから

ちょっとおばさんデッサンしてくる

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私って国粋主義者かも

2012-12-07 10:08:43 | 日本の本

自分が日本人だと思っている

その思い方は

けっこう操られたものだなと思う

この人にも

山里教授にも

喜んで操られるがな

かつて

甘樫の丘(飛鳥にある)に先輩と登ったとき

彼女は見渡すと古代史が目の当たりに展開するような話をした

私は 内心 あああ 私にゃ知識が乏しすぎて思い浮かべられないよ

と 困惑した

が おお

年取ってみたら 結構イメージが湧くようになるものだな

二度と行くこともないだろう 甘樫の丘に立ちたくなった

これ あまかし じゃないと変換しない

わたしてっきり あまがしのおか だと思ってた

神々の流竄では

出雲王朝 出雲神話は 出雲じゃない

大和だ というところから始まる

なるほど それはけっこう謎解きにいい

と思った

でも私には固定観念があって

八岐大蛇神話は どうしても 鉄器との関連で考えてしまうし

出雲の話だと思いたい気が抜けないけれど

出雲の神々はもともと大和にいたのだというのよ

国譲りの話は

出雲を譲ったのではなく大和を譲った(といえば体裁いいけど征服した)

そのことだろうという点が納得いく

でももともと

朝鮮半島から出雲経由で大和に来たんじゃないのかな

その鉄器生産技術も結局は権力と密接だろうし

八岐大蛇から出た草なぎの剣が三種の神器になって

天皇の武力の象徴

というので 権力奪取を巡る神話の創製 ということで納得がいく

だいたい歴史の展開を 犯罪の展開と考えて

推理するなら

つまるところ誰が一番利益を得たか

と考えればいいわけで

古事記だの日本書紀だのの時代を考えれば

そりゃ 犯罪の黒幕は藤原氏だろう

なんて書くと 藤原氏の子孫におこられそう

(一人いるんだ藤原鎌足が先祖なんだっていう友達

確かだろうという苗字の持ち主だ)

 

まだ読み終わってないのだけれど

今読んでいるところでは

藤原宇合が稗田阿礼だというのよ!

そこらあたり

壬申の乱から光明子皇后冊立まで考えると

日本て 確かに 朝鮮とそっくりのところが多い

そのあたりの話をドラマに仕立てら

そっくり韓国ドラマじゃないかと思った

光明子が皇后になるのは結構大変だったという話どこかで読んだ

(光明子は宇合と橘三千代の子だ)

それまでは天皇家のものでないと皇后にはなれないのに

臣下の藤原氏の娘だもの

これをはじめとして藤原氏は外戚として権力をふるうようになる

今思えば

それって 聖骨(純粋王族の両親から生まれた)でないと

王になれないという新羅と似てないか?

2012100101

光明皇后を模したといううわさの

十一面観音

もう一つ

アマテラスオオミカミは 持統天皇だというの

面白くない?

ありうるなあ と思った

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この頃頭が悪くなった くそ!もといウンチ!

2012-09-10 07:43:53 | 日本の本

ニコリの本は 経済的だが

時間を食う

この間 これ買ってきてさ

生意気にもHARDからやったからさ

ちっとも解けないんだわよ

私 認知症始まったかも

今朝お風呂の中で やっとMIDIUMが解けた

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初心に帰って修行する

って

ホント言うとそんな暇ないんだけれど ・・・トホホ

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聖徳太子の正体―英雄は海を渡ってやってきた

2012-09-02 07:18:22 | 日本の本

昨日の電車のお供の読み物はこれ

聖徳太子の正体―英雄は海を渡ってやってきた

だいたいこの手の本は 題名に惹かれて武蔵が買ってきたものだ

小林恵子の意見に賛成なんだ?と聞くと

誰だそれ と言う感じで

広開土王と「倭の五王」―讃・珍・済・興・武の驚くべき正体

これと作者が一緒だという自覚もないんだ

ホント 男って いい加減だ

この中で聖徳太子は西突厥の達頭だという説を展開している

ええ!?だけれど あながち唐突でもない

それで

Kittan

遊牧民族のだ!と

関係もよくわからないのに見に行った

遊牧民は定着しないので自ら文明というか製品は作らないで

作らせたり 作った物を手に入れたりするのだと思ったが

突厥は鍛鉄奴隷だったそうで鍛鉄技術に優れていたらしいけれど

ペルシャとの接触は当然多かったと思うのだが

西突厥の達頭?この名前で 司馬達等を思い出した

(鞍作りの止利のおじいさん)

私はこの蘇我氏に仕えたと思しき

工芸集団と言うか仏師集団は百済からの帰化人と習ってきた

司馬懿とか司馬遷とか 日本にも司馬遼太郎もいるし

この苗字は中国の役職名からきていると思ったがなあ

小林氏の説では司馬達等はペルシャの彫刻家工芸家につながるというのだわ

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これは 法隆寺夢殿の救世観音像

この冠の頂点にある三日月と太陽の組み合わせのデザインは

ペルシャの王族のものだというのだ

!!?

私も授業で この模様はペルシャのものが伝わってきたのだ

などと教えてきた

さらっと頭に入っていた常識なのだが

なんだ?と思ったが わからない シンボル辞典が見当たらない出てきたら調べよう

 

この救世観音像は 聖徳太子がモデルとされ

布に厳密に巻かれてずっと秘仏とされてきた

今でも特別拝観の時しか見られない

(私見たもんね!ヒヒ)

明治に入って岡倉天心を率いてフェノロサが開扉した時

天変地異が起きると僧侶たちは抵抗したのだけれどね

ペルシャのデザインが 日本に来るってシルクロードを通って

ラクダに揺られてくるんじゃなくて

遊牧民族とともに風のように直に人もつれてやってきた

そういうイメージになってきた

聖徳太子が居たのかいなかったのか

聖徳太子は蘇我入鹿だという説もある

でも 外国人の聖徳太子(あるいは誰か)を政界から抹殺して

権力を握った当時の新しい勢力が

聖徳太子の怨霊を封じるために法隆寺を建てたというのは

かなり流布している説なのではないか?

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これは 法隆寺夢殿の救世観音像の頭光の付き方

下は 百済観音の頭光の付き方

Horyujikudara1


光背を頭に棒を突き刺してつけるなど

ちょっと想像を絶する

これで

私は怨霊説を 支持してしまった

聖徳太子という名前も生前の記録にはないし

そういう名前の人はいなかったのは確かで

誰かをそう呼ばなければならなかった訳ってものがあるのだろうと

思うよなあ

広開土王が仁徳天皇だとか

西突厥の王が日本にきて聖徳太子になっただとか

荒唐無稽?とも思ったが

そうでもないかもなと思い始めた

あともう一つ

一七条憲法の和を持って貴しとなす

というあれね

為政者が人民を支配するのにいかに高飛車に

もっともらしい説経だったか

と言う読み取りもあった

ムラ構造を使って権力者が都合よく人民を支配する

心理操作

これがこんな古代からあったのか と

ちょっと目から鱗

面白いわ!

ところで尋常ではない雨だ

今日はKINU洋画会だ

赤い静物を描くんだ

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