昔は 絵かき個人の個性だの独創だのはなくて
決まった様式に沿って描かねばならず
そういう 従属的な仕事で
だから職人業めいた精進というのはあっても
社会的な地位は低かった
ということも多かった
例えば 芸とか
へえ それでも 芸を極めるというのは魅力的な仕事だったと
思うよ
風の絵師とか見ても
そういう技能集団であっても
でも 昔は ともかく権力者や宗教に従属する仕事だったわけだ
今はどうなんだ?
楽しいからいいだけで
私なんか絵を描いたって自分が楽しいだけで
友達と楽しいだけで
壮大な無駄遣いなだけだなあ
何の役にも立たないし
と 思うんだけれどね
でも 今巷には 山盛り絵を楽しむ人がいる
これは すごくいいと思うんだよね
人間である限り 表現することで生きていく
ということが とても大事なことだと思うのだわよ
今日 ようこそ先輩の授業で
体を使ってコミュニケーション という授業をダンサーがやっていた
すごくいい授業だった
人間は表現を通して生きていき 解放され通じ合う
そういうことだ
難しいことは専門家に任せて
役に立とうが立つまいが
描いた絵がゴミだろうがなんだろうがいいや
さて またおばさんが牡丹描けと言うんだよな
去年もそう言われて描く気だったのが矯正されたようで嫌になり
でも結局描き始めたら魅力にはまった
この左の絵が去年の牡丹
これ見たら
描きたくなってきた
新しい牡丹の絵 描こう