遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

にしろ朝鮮の絵画

2014-03-15 21:57:38 | 東洋美術

まあドラマを作った人の価値観で 描かれているのだろうが

風の絵師にしろ イ・サンに出てくる図画署にしろ

絵についての考え方の違いに驚く

違いはお互い様だろうが・・・

図画署は記録画が仕事の中心だから

視覚的記憶力が大事な仕事なわけだ

それは 今では写真でできる

けれど

その記録画を見ると 記録せねばならないものを

抽出して それを描いているわけだから

抽象画っちゃ 抽象画よねえ

見ている服の色とか 飛んだ鳩の数とか

正確でないといけなかったりするわけだ

ある場面で 女のたもが絵を描くとは!!と見下し揶揄され

珍獣の画題を出されて描かされるという場面があった

昔風の麒麟の絵

麒麟麦酒のあれだが

描かされた田茂には教養があり

麒麟の伝説についても知識があり

披瀝すると

それで 驚かれ称揚される

と は!

そうだな

中国系の美術って

そういう 知識の引けらかしみたいないやらしいものがあるけれど

西洋の昔の絵だってそうだな

歴史画だの宗教画だの

・・

同じか!

と思ったけれど

子供の世界にある怪獣 ポケモン?

ああいう想像上の ヘンな生き物を描くのって 楽しいよなあ

とも思う

想像上ではなくたって

実際問題として ヘンな生き物 って 好きだなあ!

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 来年の目標決めた

2013-12-31 04:41:37 | 東洋美術

絵を描くとき

東洋式だとお手本があって

何やら深淵な理論みたいのに基づく方法論があって

それを習う

みたいな学習法が あったみたいだ

深淵な理論がうさんくさいけれど

これは習う側から見ると 手だてが見えやすくていい

庶民が習うにはうってつけだと思った

そして 江戸時代がすごい

浮世絵の歴史はもっと勉強したいなと思った

現代は 本当に 多くの階層の人がさまざまな文化を享受できる時代

日本人の近頃の知性の劣化には絶望的な気分

自分もぼけて行きそうだし・・・・

でも

ここらで

私も大分右傾化?

愛国心に目覚めてきた

日本画のことをもっと勉強したくなった

これだ!来年の目標!

韓国ドラマを見ると絵を描く場面はほとんど蘭を描いている

ワンパターン

それでお見事!なんて身分の高い人の絵を褒める場面が出てくるので

朝鮮では教養の一種として絵を描いたのだなと思い

それは中国から入った思想に基づくものだろうし

日本とも共通するけれど

また蘭かいな!!

私も水墨画の初歩として 描いたよ

筆の動かし方と花の命の在り方とって どこで習った?

日本画の授業で習った?と思ったが

清水焼の絵付けの下絵の練習に

墨絵の授業をやるために 独習書で練習したんだった

日本人の癖に ろくに日本画について勉強してこなくて

損した

絵具が扱えないなんて問題ないや 日本人が

どういう風に絵を描いてきたのか 俄然興味がわいてきた

フムフム やまと絵は 発端は 遣唐使廃止

国風文化 って あそこが期限なのね

で やまと絵って題材が日本のもの 技法が関係ない

というのだ

これが日本人らしい思想だ

私はこういうところ日本に生まれてきてよかった!

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青花と花唐草

2012-01-06 15:24:26 | 東洋美術

唐草模様の どっちがどっちに影響を

って

分からないな

パルメット紋などは 5世紀より前に中国まで来た感じだし

トルコと中国はお互いに影響を与え合っているんだろう

前に このことで記事も書いたっけ↓

http://yuukoubo.blog.ocn.ne.jp/art/2011/12/post_1f6a.html

Img836


これは15世紀前半 明のものだけれど

こういう束ねたお花の模様を

宋代から 把蓮文と呼んでいたらしい

Img835_2

これは16世紀の

トルコのもの

図案の組み立てが よく似ている

中国の図案は エジプト経由でトルコに入ってきたらしいが

そのもっと昔 中国はペルシャなどから

影響を受けた文様を 発展させてきたわけだ

日本にも 染付などに似た図柄がきっとあるに違いない

唐草模様そのものは

遥か昔から日本には入ってきている

Img837


これは正倉院の琵琶 聖武天皇の遺品 というから

8世紀のものだ これペルシャから来たのか?

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中国の民窯?

2012-01-05 08:45:42 | 東洋美術

中国のことはほとんど知らない

焼き物 景徳鎮と言う名前を知っているくらいで

これが  私たちのよく目にする青花が

元代から と言うのもさっきまで知らなかった

いろいろ眺めていたら

多分宋代の竜の絵のついた壺見つけた

Img833

これを焼いた窯は

黄河より南にあるけど

北方系の磁州窯系だとある

それって

宮中のものではなく 人々の用にこたえるものだったらしい

ほほほ

中国の民窯というわけね

と思った

確かにこの龍 5本指ではないわ

絵付けの仕方も 青花とは違う

だんだん 中国の焼き物に関心が増えてきた

 

官窯のものは格調高いかもしれないが

民窯のものは用に応える健康な美がある

って

民芸運動って起きてきたんだよな

中国に そういう風に系統だって追っている人たちもいるんだろうか

 

日本の鹿児島の苗代川窯

官窯として

白もんと言うのを焼き

Satuma

民窯 として 黒もんを焼き
Antennashop_071130_11



上のはパリで絶賛を浴び

したのはニューヨークで

絶賛を浴びた

 

両方を知っている外国人は

内情に興味がわくだろうなあ

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