わたし 小学校の時にお絵描きを習った先生が二人いる
一人の先生に習ってた時に
学芸会の絵を写真を見て描いたと言ったら
ものすごく叱られた
わたしは一見うまそうな絵を描く子だったので
学校の図工の先生には嫌われていたし
その学芸会の絵も
われながらリアルに描けて満足だったのだけれど
それはまやかしだ と言われた感じがして
ものすごく恥ずかしいことをしたのかもしれない
という刻印が心の中にはしっかり刻まれてしまった
そういう 写真というものについて
見下すような価値観というようなのは誰にでもあるのかどうか知らないけれど
今やプロジェクターで映像を投影して
それを写し取って描く なんて 技法としては
堂々とまかり通っているわけで
今昔の観 か 私だけ変な体験をしたのかわからない
然し 崋山が似たことを 形態の正確さを期してやったということだと
正確って言うことの中に写真的なというのは
うんと古くからあるのだな
ロマン主義へのアンチテーゼとしてリアリスムがあるなら
主観を排除して 写真的な正確さというか
そういうのが客観的なんだという感じは あるのかもしれない
現代のスーパーリアリスムの狙いは何なのだろう?