白状すると
不良図書館利用者で
「早く返しなさい」という電話がかかってくることがよくある
夕べもかかってきた
電話の前で
平身低頭 米搗きバッタになって謝った
原因はこの本が見当たらなくなって
返せなかった。
この本を読んで驚いた
白菜って日本に入ってきたのはいつだと思う?
当ててください
聖徳太子の時代か
鎌倉時代か
明治維新以後か
さて
この本にもなかなか木綿の日本に入ってこなかった話が出ている
(前に帚木先生が大仏を作る時代の人足に
木綿の衣服を支給したと書いたのにけちをつけた)
木綿の種は
明は固く外に出るのを禁じていたんだって
朝鮮の人は掠め取るように取ってきたようだ
これも
世宗が関係しているかもしれない
我が家の白菜は
干からびて見えるが
武蔵は結球したその中はおいしいぞと自慢する。
白菜が結球するのは大変なことで
その性質を伝える種の秘密が
この本に書かれている
我が家も種は専門家から買う
でも 三月豆というえんどう豆の種は
おばさんが丹精こめて採取保存して
代々ずっと続いている
農業をするというのは
とっても
科学的な驚異が満ち溢れている作業なんだなあと
改めて思う
(そうは言っても私は口先女だから
成果をもらって調理し食べるだけだが)
何でもお金で買う世の中になって
こういう秘密に触れるチャンスが減った