遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

白菜のなぞ

2010-02-01 06:43:04 | 本と雑誌

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白状すると

不良図書館利用者で

「早く返しなさい」という電話がかかってくることがよくある

夕べもかかってきた

電話の前で

平身低頭  米搗きバッタになって謝った

原因はこの本が見当たらなくなって

返せなかった。

 

この本を読んで驚いた

白菜って日本に入ってきたのはいつだと思う?

当ててください

聖徳太子の時代か

鎌倉時代か

明治維新以後か

 

さて

この本にもなかなか木綿の日本に入ってこなかった話が出ている

(前に帚木先生が大仏を作る時代の人足に

 木綿の衣服を支給したと書いたのにけちをつけた)

木綿の種は

明は固く外に出るのを禁じていたんだって

朝鮮の人は掠め取るように取ってきたようだ

これも

世宗が関係しているかもしれない

 

我が家の白菜は

干からびて見えるが

武蔵は結球したその中はおいしいぞと自慢する。

白菜が結球するのは大変なことで

その性質を伝える種の秘密が

この本に書かれている

 

我が家も種は専門家から買う

でも 三月豆というえんどう豆の種は

おばさんが丹精こめて採取保存して

代々ずっと続いている

 

農業をするというのは

とっても

科学的な驚異が満ち溢れている作業なんだなあと

改めて思う

(そうは言っても私は口先女だから

成果をもらって調理し食べるだけだが)

 

何でもお金で買う世の中になって

こういう秘密に触れるチャンスが減った

 

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詐欺師

2010-01-30 06:21:30 | 本と雑誌

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なんとなく

本を読む暇がないようですが

あれこれ読んでいる

 

身の回りに詐欺師が増えてるので

こういうのを読んだ

 

 

ただ

オタクなたちで

読み始めると類似本を読み漁りたいだけ

 

テレビを見てると

何でこんな宣伝がまかり通って

買う人がいるんだ?

と思うコマーシャルが多い

 

その実

テレビに勝手に電話して

勝手に変なものを買う家族が

約一名いる

 

何とかやせさせようと

電動何とか

細かい説明書を読むと

リウマチの人は使わないようにと書いてあったりする

(初めて おいでのお客様

 私はデブのリュウマチ患者です)

 

もう

懲りなよ

というのに

これはいいかもしれないという

 

全く!

しかし

しみじみこのごろは小遣いが払底状態のようで

勝手に買っても

自分が払えず

私も小遣い払底とわかてきたようで

払ってはもらえず

買わなくなった

貧乏は

人を賢くする

 

ちょっとほっとしている

 

そういう私も  自称

植物教教祖じゃあ

とか

プール教教祖じゃあとか

妖しいか?

 

医療にまつわるものは

けっこう苦しいものがある

癌が発見されたときの絶望と恐怖につけ込む者は多い

絶食療法とか

玄米療法とか

(我が家は 玄米 食べ始めてるが)

 

ハーブセラピーなんか

私も 好きだし

 

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クリックすると動きます

昨日

日が変るまでかかって

こんなくだらないものを作った

 

手元のファイルだとこんな汚い残像は出ないがなあ

どっちにしろ容量も大きすぎ

後で削除しよう

 

あああ

もう一回考え直し

失敗は成功の母です!

元気出そう!

今日は搬出です 

 

 

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刷り込み

2010-01-26 13:38:16 | 本と雑誌

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昨日A=Bridgeで まかないランチを食べた

おいしかったと思うものは

すぐ作ってみないと

私の脳には刷り込まれない

すぐ忘れる

 

私なんかお酒を飲まなくても

忘却力には自信がある

 

でさっそく

作った

おばさんは好みだから うまそうだ

と見たときから喜んでいた

 

食べたものは

シメジがどっさり入っていたが

我が家にはシメジがなかったので

椎茸

どうしてもほうれん草が食べたかったので

それも入れた

 

ポイントは

先日もカレー粉とチリペッパーでおいしくなったミルクおじや

あれと同じ

カレー粉入りのミルクソースはおいしい

 

それだけの話だけれど

あの時おいしかった

何食べたんだっけ

と忘れるが

アレンジしても作れば

レパートリーに刷り込まれる。

 

刷り込みってこういうことではないのよね

本当の刷り込みの話

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この本を書いた

ローレンツ先生が

刷り込み現象という捕らえ方を大衆化したんだって

この本は

動物の

行動について

いとおしい たまらない話がいっぱい載ってる

なんだか

心の中には愛の泉がわきあがってきて

涙があふれてくるよ

 

だいたい  この作者

動物のことを知らないで勝手なことを書く人をすごく怒ってる。

どうしよう?

カン太やピー吉  でっち上げてお話作るんだが・・・

 

カラスのことはいっぱい乗っていた

作者を妻だと思ったオスのコクマルガラスは

虫と唾とこね合わせたミールワームを

作者の口に押し込もうと一途だったりする。

それに 応えてやらないと

耳に突っ込んできたりする。

カラスの攻撃性については

人間の思い込みで判断すると間違うかもしれない

 

動物の愛って一途なのね

それで

その「種」の原則に忠実でぶれない

 

なぜ私がこういう話を読むと泣くか?

 

あ~~ん

 

ムクが恋しい!

Muku_2

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大人の心に効く童話セラピー

2010-01-24 06:48:10 | 本と雑誌

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老人向けバージョンもある

書いたのは

ユング派の精神分析医

精神分析医って

預言者みたいなことを言うと

反感を感じるけれど

ここに載ってる童話がおかしくって

モロッコの民話では

男の子は100人の悪魔と一緒に生まれてきて

女の子は100人の天使と一緒に生まれてくる

一年ごとに

女の子と男の子は

手持ちの天使と悪魔を一人ずつ交換していくんだって!

だから私は今悪魔66匹天使34匹! 

日本の男鹿地方では

悪魔は詐欺師と取引をしてるんだって!

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似非科学

2010-01-01 10:13:04 | 本と雑誌

似非科学がはびこるわけについて

あまり考えたことがなかったが

ちょっと考えたいので

しっつこい記事になるので

ホームページの

プロフィールで展開することにします

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典型とその間のモザイク

2009-12-29 06:20:14 | 本と雑誌

Fm

「インターセックス」というのは

女と男の間に典型的ではない人が存在する

それは染色体の異常であったり

ホルモンとそのレセプターーの間の関係であったりして

起きてくる現象らしい

上の図ほどの確率ではないけれど

思ったより多くの確率で出現するらしい

2クラスか3クラスに一人くらい

 

男と女というのが

その二つしかないと思い込んでいたら

ずいぶん乱暴なことなのだと分かった

 

考えてみれば

正常と異常の間

お利巧とお馬鹿の間

美人と不美人の間

認知症とまだ認知症ではないあいだ

みなそうだ

 

この話の作者は

精神科医だから

そこからのアプローチもあるんだろうなあ

 

かつて

いじめを受けていた少女は

普通と違う 変ってるからとからかわれ分かってもらえなくて

まだ幼かったから

自分が悪いのかと思い

それでも自分を捨てることは出来ず

混乱して

だんだん

引きこもりがちになって

危うく登校拒否に陥りそうになった

 

変ってて何が悪い

奇人じゃないよ貴人だよ

と居直れなかったのよねえ

 

でも

子供は学習する

やわらかいからね

子供社会の中で

典型的ないい子や素敵な子ばかりが基準にならないで

 

それなりに

かけがえのない特性が

認め合えれば

欝も減るかなあ?

 

わが子の通う高校で

合唱祭のあと

ある少年と話した

彼は

それまで

音痴だといわれ 決して人前では歌えなかったそうだ

 

音痴と絶対音感の持ち主の間も上の図だなあ

 

でも 音が少々外れても

一緒に歌うことを友人たちに求められ

音痴と笑われることは決してないと言うことが胸に落ちて

 

どう見ても合唱群像の中では

一番のびのび大口あけて歌って見えた

その高校はわが子が通うぐらいだから

変な子がいっぱいいたからね

変が普通だった

 

お互いに

自分との違いを知り合い

認め合えるのが楽しければ

戦争もなくなるかなあ

と子供のように思っても駄目ね

欲望と言う国家的モンスターは

そう生易しくはない

 

この話「インターセックス」のなかでは

自助グループが出来るはなしがある

自助グループは

コメントなくただ自分に話を聞いてもらえる場であり

人の話を聞く場であって

そこに参加することで

解放されていくさまが書かれてあった

 

心を解放すると言うのは

あるがままを受容できると言うことなのか

 

そうはいっても心は身を守るバリアー後必要だし

ときには

閉じこもってもいいのだと

私は思う

 

 

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インターセックス(性分化疾患 )

2009-12-27 06:49:44 | 本と雑誌

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こういう言葉は知らなかったのです

ふたなりとか 半陰陽とかいい習わされているのがそれにあたるらしい。

性同一性障害 はずいぶん知れ渡ったけれど

こういう人のことは知らなかった

自分と違う人のあり方を知れば

生きやすくなるかもしれないですね

自分は人と違うかもしれないと

こっそり思ってることは

誰でもあるのですから

人と違って大いに結構

女らしさ男らしさを入力変換出力のありようを

数直線にしてあらわすやり方も

面白いと思ったが

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(この私というのは悪魔様ですよ

念のため)

数直線で表したからと言って

価値を示してるわけではありませんもの

 

この本のテーマは

男と女という 陰と陽という分類に人間を当てはめるのではなく

人はそのままでその人のアイデンティティーを築いていいのだというお話

人は

こうあらねばならぬ と言いう縛りに

どれだけ蝕まれてしまうか

皆あるがままでいいのだと

違っていていいのだというメッセージが快いお話です

 

しかし帚木先生は

小説をミステリー仕立てにするのがお好きなので

このお話もそうですが

 

その部分はあまりに丸見え

最初から犯罪が見えちゃうので困ります

 

国と国の戦争も違いを認め合わないからイカン

という気もするけれど

実際は違うことをあげつらうことを口実にした

欲のぶつかり合いだな

 

でも入力変換出力の違いを

性差に置き換えて異界を認めることで

悪魔家の平和が訪れたようだから

嘉すべきかな!

 

Sakana

私は早寝なのですが

ぐっすり寝込んだところ

活動中の××に物の所在を尋ねられ

寝ぼけてめがね無しで歩き回り

大事なものを踏んで壊した

その騒動中に武蔵が帰宅

嘆いているところ

パソコンがうなってるのを聞きとがめた私がいじってると

パソコンは目に悪い!

と武蔵に叱られた

暗澹として

また寝た

あああ

めがねかけて寝ようかな

そうすると

めがね壊すし

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ウォザ モヤ(魂よ 奮いたて!)

2009-12-20 16:57:39 | 本と雑誌

「アフリカの蹄」

この本のほうが

ン・コシシケレリ・アフリカの歌にあふれていました

この中の歌詞の

ウォザ モヤというのは(このバージョンはウィザ・モヤと聞こえる)

ズ―ル語で 魂よ 奮いたてと言う意味だそうです

 

天然痘が絶滅宣言されたあと

そのウィールスをつかって

黒人社会を滅亡させようとしたたくらみと

闘うお話です

 

エイズ 天然痘 近くでは新型インフルエンザ

ウィールスの話が飛び交いますが

癌と闘う

と言うようなことも含めて

命の仕組みは

人間の側からだけ見ているけれど

命全体の仕組みから見ると

不思議なことがいっぱいありそうだ

 

それを

人間が

まるで神にでもなったかのように

操縦する気になる

そういう話

 

闘う側も

勿論 人間の論理

 

それはいいのよ

 

神になりたくなった悪魔が怖い

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活字中毒

2009-12-13 05:56:39 | 本と雑誌

これは後半部分です

曲の途中からでは気持ち悪い人は

これをクリックすると

YOU TUBEに行って

前半部分も聞けます

クーべリックの指揮の絵がついてるのがもうひとつありますからね

 

「プラハの春」

半ば過ぎまで読んだのだけれど

もう読まない。

 

プラハの春  そのものがもっと知りたくて我慢して読んでたけれど

この春江氏の本が好きではない

恋愛の書き方が気持ち悪いし

知りたいことを見せる視点にいらいらするので

気が合わないんだろうなあ きっと

 

そういう作家が何人かいる

武蔵が好きな

時代小説のうち 鈴木何とかいう人も

読んでると気分が悪くなる

澤田ふじ子と言う人の言葉の使い方になじめない

などなど

まだあるかもしれない

東欧の国のこともよく知らないので

がんばって読もうと思ったんだけれど

残念

上に載せたYOU TUBEは「プラハの春」のあと

反動が来て

その次のビロード革命のあとの

プラハの春の音楽祭(1990)で

最初の革命のあとの共産化を嫌って

亡命したクーべリックがチェコに戻って指揮した

記念すべき演奏のようです

そういう東欧の歴史に疎いので

もっと知りたいのだけれど

 

私の活字中毒なんて

だから軽いものです

ひところは

何でも読めればいいと

病膏肓に入る  って感じで

広告でも何でもよかったけれど

 

消化不良でいけないので

SIDEさんのブログを遡って

ハンガリーを見てこよう

今年の春

日本に戻られた方です

 

今こちらに行くと

私が知る限り最高齢のブロガー

逸子様のご不幸に触れてしまいます

 (合掌)

 

読む本って

友達に触発されることは多い

前の記事に写ってる写真を見て

男鹿人さんも

あら

帚木氏の本!読んでるのね?

私の影響かいな

と自意識過剰に思ったら

違うんだって

「神」と言う字に反応したら

たまたま帚木氏の本だったそうだ

 

そういえば

前に薦めた

「蟻の時代」は図書館にあったかなあ

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この本は

わが子が「お母さん面白いよ 読んでみな!」

と教えてくれた。

おませな子なら小学校5年生でも

大丈夫?(今の子は幼いからどうかな)

わが子はおくてだから

中学か高校生のとき熱中した

調べたら文庫本も出てる

 

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洗脳

2009-12-10 11:26:47 | 本と雑誌

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12月8日を巡って

日本の戦争中の話があちこちで話題になる

私が幼い頃

母に

なんでお母さんたちはあの戦争に反対しなかったの!?

と聞いたとき

そんなことは一般市民には出来なかった

一言でも口にしたら

大変なことになるような時代を知らないから

おまえはそんなことを言う

と聞かされたものだ

 

恐怖をもって

権力は人民を支配する

都合のよい思想に国民を染め上げる

というのは

つい先ごろまで

日本もそうだったのよね

 

今読んでるこの本にはチェコと東ドイツの話です

そういえば

かなり話題になったな

 

近頃読んだものには

北朝鮮の話

毛沢東の話

 

マルクスの「共産党宣言」が出てきたときの

ヨーロッパの驚愕のような気分におそわれる

共産党一党独裁の恐怖を

次々読んでいる気がする

魔女狩りの私も組みさせられるような気が

してきちゃうよ

 

よくよく考えると

洗脳されるとき人々は自分の利に導かれて

洗脳される

洗脳する側は権力と権益を守るためなら

なりふりかまわず

知恵のありったけを搾り出すものだ

脳みそのキャパの小さい私は訳が分からなくなって

何もかも胡散臭く見えて

いやになっちゃう

前の記事に書いた”震える月”

この中で

泌尿器科医になったベトナムの人が

どういう風にその進路に向かったか

ベトナム戦争中

どうやって学問をしたのかという話が出てきた

 

私たちの世代は

若い頃ベトナム戦争があった時代だ

あの時確実だったのは

アメリカがあの小さいべトマムと言う国に出撃して

傀儡政権を口実に

侵略しようとしていた

ベトナムがアメリカに攻め入ったわけではないからね

 

あれに関しては

価値判断の狂いようがない

映画や小説では

地下に張り巡らされた壕の中に学校も病院もあった

ベトナムの人々のたくましいこと自由なこと

賢いこと

そういう風に感じていた

 

民主主義というものを

ちゃんと考えないとな

 

自由というのも

賢くないと

実はモンスターに変身するし

 

小説を読むと

確実に洗脳される

 

いつでも

そこから立ち戻って考えてみないといけない

 

だから政治がらみの話は疲れる

 

それにしても

ベトナムって

爽やかイメージだなあ

 

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