遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

カンディンスキー

2011-01-15 08:46:10 | 絵画

Img290 昨日のおばさんの美容院は

図書館の近くだったので

またいろいろ画集を借りてきた

右の本のフランソワ・ル・タルガ

という人の書いた話が

面白い わかりやすい

カンディンスキーが若いころのパリは

本当に

あほみたいに新しい美術は罵倒されてた

のが

やっと実感できた

印象派の展覧会場に入ろうとするお偉方を

「ここにはお入りにならないように」と

とどめる 評論家がいたり

野獣派が名づけられたいきさつも 本当に

唾棄すべきもののように 言われたのね

そういう中から ピカソもマルケもマッケもマチスもみんなみんな

すごいねえ  強いねえ

今の日本の政界 どれだけ混沌としようが

政治の理想を話さず すっくと立ち上がる人が出るといいのに

って

人民の私が他力本願なことを言うと  ヒットラーが出ちゃうか

 

カンディンスキーが50歳で結婚した年(相手は貴族の娘だ)

ロシア革命が起き

その年はほとんど絵を描いてない

ドクトル・ジバゴ思い出した

革命が荒れ狂ったロシアにいたんだ

その後しばらくカンディンスキーは政府の芸術にかかわる重要な位置にいて

当時芸術家たちは

自由を謳歌できてたそうだ

レーニンの死後

私たちの知る社会主義リアリズムに突っ走るような時期に入り

ちょうどその時

任務でワイマールにいて バウハウスにかかわるようになり

ソ連を離れる

そういうタイミングだった!

小説のようだ

ソ連の芸術政策が レーニンンの死後変わったというのも知らなかった

 

ドイツの民族主義的な嵐が吹き荒れる様についての記述もあった

 

ヨーロッパはすごいねえ

 

日本人の私は

何にでも寛容で

ふうん そういことかあ

って

感激ばかりして

そんな  戦闘的な嵐の中に入ったら

引きこもりになっちゃうよ

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