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【国立天文台】 3月17日22:30分、""天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールの兆候を発見 <その1>""

2019-03-17 22:55:40 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…


 ① ""天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールの兆候を発見 <その1>""

2016年1月15日 |研究成果

(ブラックホールの兆候を発見)




★ 概要

 慶應義塾大学理工学部物理学科の岡朋治(おか ともはる)教授らの研究チームは、天の川銀河の中心領域にある特異分子雲中に太陽の10万倍の質量を持つブラックホールが潜んでいる兆候を見出しました。多くの銀河の中心に巨大ブラックホールがある事が最近の研究によって分かってきていましたが、その形成・成長のメカニズムは解明されていませんでした。

 今回、慶應義塾の研究チームは、天の川銀河の中心核「いて座A*」から約200光年離れた位置に発見された特異分子雲CO–0.40–0.22の詳細な電波観測を行い、その詳細な空間構造と運動を明らかにしました。

 これらの結果から、太陽の10万倍もの質量を持つコンパクトな重力源があるとこの分子雲の運動が説明できます。赤外線やX線観測ではこの重力源の位置に対応する天体は見られないこともあり、ブラックホールであるとすると、天の川銀河では中心核「いて座A*」に次いで二番目に大きなものとなります。この事は、太陽の数百倍から10万倍程度の「中質量ブラックホール」が合体を繰り返す事によって中心核巨大ブラックホールが形成され、さらに成長していくというシナリオを支持するものです。


 ② 研究背景

天の川銀河を含む多くの銀河の中心には、数百万太陽質量(注1)を超える質量をもつ巨大ブラックホールがあると考えられています。

 しかしながら、これらの中心核巨大ブラックホールの起源は未だ解明されていません。一つの説として、恒星同士の暴走的合体によって形成された「中質量ブラックホール」(注2)がさらに合体を繰り返し、銀河中心に巨大なブラックホールを形成するというものがあります。

 このシナリオを確認するためには、実際にこの「中質量ブラックホール」の存在を確認する必要があります。そしてこれまでに数多くの中質量ブラックホール候補天体の検出が報告されてきましたが、いずれも確定的なものではありませんでした。


 ③ 研究成果

研究チームは、国立天文台野辺山45メートル電波望遠鏡とASTE 10メートル望遠鏡を用いた観測結果から、天の川銀河の中心領域に4つの高励起ガス塊(注3)を発見していました(図1左; 2012年7月報道発表)。

 今回、このうちの一つに含まれる特異分子雲CO–0.40–0.22について、野辺山45メートル電波望遠鏡を用いた21本の分子スペクトル線による詳細観測を行いました。その結果、同分子雲から18本の分子スペクトル線を検出し、分子ガスの詳細な空間分布と運動を描き出すことに成功しました。

(図1:(a) 天の川銀河中心方向の一酸化炭素(CO)115ギガヘルツ/346ギガヘルツ回転スペクトル線強度の合成図。白い部分は高温・高密度ガスが集中している領域を示す。(b) 今回観測対象とした分子雲CO-0.40-0.22周囲のシアン化水素(HCN)355ギガヘルツ回転スペクトル線の積分強度分布と(c) 銀経-速度分布。黄色の楕円は、過去の観測で発見された球殻状に膨張するガスを示す。)




 このCO–0.40–0.22は楕円状の空間構造をしており、極めて広い速度幅をもったコンパクトな希薄成分と、やや緩い速度勾配をもつ直径10光年程度の濃密成分から成ります(図2)。一方で、赤外線やX線の観測データと比較しても同分子雲方向には明瞭な対応天体が見られませんでした。また分子雲の中心部にも空洞構造はみられず、超新星爆発などの局所的なエネルギー供給による膨張がこの速度幅の原因であるとは考えにくいのです。では、この分子雲の極めて広い速度幅を作りだした原因は何でしょうか?

研究チームは当該分子雲の形成メカニズムとして、次のような点状重力源による「重力散乱モデル」を提唱しました(図3、4)。

1.巨大な点状重力源に向かって雲が落ちていく。
2.点状重力源に近づくにつれて雲は加速され、近点で最高速度に達する。
3.近点通過後は減速されながら点状重力源から遠ざかっていく。

このモデルは、観測されたCO–0.40–0.22の速度幅のみならず、空間-速度構造を非常によく説明します。そしてこれに従うならば、CO–0.40–0.22の中心には半径0.3光年以下の10万太陽質量の天体が潜んでいることになります。これは、天の川銀河内で最も濃密な球状星団M15の中心部分よりも一桁近く高い質量密度であり、対応天体が見られないことも考え併せると、特異分子雲CO–0.40–0.22の極めて広い速度幅を作りだしたのは、ブラックホールではないかと考えられます。

(図2:一酸化ケイ素(SiO)86ギガヘルツ回転スペクトル線の積分強度図(上図)。同じく一酸化ケイ素スペクトル線の、左図中矢印に沿って作成した位置-速度図(下図)。)


【国立天文台】 3月17日22:10分、""野辺山宇宙電波観測所とは;概要""

2019-03-17 22:28:16 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…

(45メートル電波望遠鏡に搭載されている新受信機で取得された天の川の電波画像)




一酸化炭素分子が出す電波を高い解像力でとらえている。赤、緑、青は一酸化炭素の同位体の電波強度を表している。左上は45メートル電波望遠鏡。


① ""野辺山宇宙電波観測所とは;概要""

野辺山宇宙電波観測所には、直径45メートルの電波望遠鏡があります。波長が1から10ミリメートルのミリ波と呼ばれる電波を観測するための望遠鏡としては、世界最大級の電波望遠鏡です。

電波望遠鏡を使うと、人間の目(可視光)では見ることができない宇宙の姿を明らかにすることができます。これまでに天の川銀河の星間ガスの分布から、様々な星がどのように誕生するのかを調べてきました。さらに、45メートル電波望遠鏡は天の川の中心近傍に中質量ブラックホールの兆候をとらえたり、生命素材物質の形成過程にせまるなど多くの成果をあげています。これからも、目には見えない宇宙の姿を明らかにしていきます。

(45メートル電波望遠鏡)
 「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大級の口径を誇ります。1982年に完成し、日本の電波天文学を牽引してきました。




(45メートル電波望遠鏡)




② 45メートル電波望遠鏡とは

 長野県南牧村南佐久郡に設置された45メートル電波望遠鏡は、「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大級の口径を誇ります。1982年に完成し、日本の電波天文学を牽引してきました。特に銀河の中心に巨大ブラックホールが存在することを初めて確認した研究は世界を驚かせました。

観測開始から30年以上経過した今日でも波長3ミリメートル近辺のミリ波の観測では世界最高性能の電波望遠鏡のひとつであり、計画当時の構想がいかに先進的であったかがうかがえます。45メートル電波望遠鏡に投入された技術はアルマ望遠鏡など今日の望遠鏡にも活かされています。

 ③ 研究

高感度と高分解能を活かし、太陽系内の天体か惑星の大気から宇宙の果ての原始銀河まで広く観測を行なっています。多くの観測モードを備えており、天体を構成する分子ガスからの輝線を捉えて、そのガスの組成、質量、そして運動を観測する能力に秀でています。

多くの星間分子を発見して星間ガスの化学組成がどのように進化するかを明らかにしたり、星生成の様子や銀河の構造を解明したりと天文学の広範な研究分野で先端的成果をあげてきました。

 ③ スペック

所在地 、国立天文台 野辺山(長野県南佐久郡南牧村野辺山)

主な製造メーカー、三菱電機株式会社

アンテナ方式  、カセグレン変形クーデ方式

アンテナ直径  、45メートル

鏡面誤差  、0.1ミリメートル

観測周波数 、1〜150ギガヘルツ

解像力最高 、0.004°(視力4に相当)

特徴  、100ギガヘルツ帯では、現在も世界最大級の単一鏡型電波望遠鏡。大きいだけではなく半導体と超伝導の技術を駆使した最新鋭の受信機を搭載し、100ギガヘルツ帯では世界最高クラスの観測性能を持ち高い感度を誇っている。


 ④ 歴史

1967年(昭和42年)
天文研究連各委員会で45メートル電波望遠鏡を中心とする基本計画まとまる。

1978年(昭和53年)
野辺山宇宙電波観測所設置、アンテナ製造開始。

1981年(昭和56年)
45メートル電波望遠鏡試験観測開始

1982年(昭和57年)
45メートル電波望遠鏡共同利用開始。

2011年(平成23年)
新マルチビーム受信機FORESTのファーストライト。

2016年(平成28年)
IEEEマイルストーンに認定される。


【nhk news web】 3月17日19:07分、""新名神 新四日市JCT~亀山西JCTが開通 渋滞緩和に期待""

2019-03-17 21:01:19 | 東海地方、静岡県  愛知県  岐阜県  三重県

(新名神 新四日市JCT~亀山西JCTが開通)




① ""新名神 新四日市JCT~亀山西JCTが開通 渋滞緩和に期待""

2019年3月17日 19時07分

三重県四日市市と神戸市を結ぶ新名神高速道路で三重県北部のおよそ23キロの区間が新たに開通しました。これによって併走する東名阪自動車道の渋滞緩和が期待されています。

新たに開通したのは三重県の新四日市ジャンクションと亀山西ジャンクションの間のおよそ23キロです。

17日は、鈴鹿市内で開通の式典が開かれ招待された車70台が真新しい道路を走りました。

開通した区間に新設されたETC専用の鈴鹿スマートインターチェンジでは、運用開始の午後4時になると車が次々と高速道路に乗り入れていました。

国土交通省や中日本高速道路によりますと新たな区間の開通で併走する東名阪自動車道では年間1200回以上発生していた渋滞が10分の1に減少すると見込まれるということです。

41歳の男性は「今までは東名阪が混雑すると出かける気になれませんでしたが、より遠くまでドライブが楽しめそうです」と話していました。

開通後も亀山西ジャンクションは工事中のため、17日開通した区間を通って三重県の伊勢方面に行くことと伊勢方面から新名神の上り線に入ることは当分の間、できません。

【nhk news web】 3月17日06:58分、""小学生がプログラミングで科学に親しむ""

2019-03-17 20:52:04 | 関東甲信 1;茨城県 栃木県 群馬県 長野県 山梨県

(小学生が科学に親しむ)




① ""小学生がプログラミングで科学に親しむ""

2019年3月17日 6時58分

身近なものを使って小学生に科学に親しんでもらおうという講座が、千葉県南房総市で開かれました。

この講座は科学的な考え方の重要性を学んでもらおうと、地元の教育委員会などが開いたもので、会場の千倉小学校には33人の小学生が集まりました。

16日は光の見え方を学ぶ講座や、パソコンのプログラミングを体験する講座など合わせて3つの講座が開かれました。

このうち、光について学ぶ講座では子どもたちは光には赤、青、それに緑の3原色があることや、3つの色の光の重なりが変わることで見える色が違ってくることなどを学びました。

このあと、自分が作った万華鏡で光の見え方を確認していました。また、プログラミングの講座では、子どもたちは初めは操作方法に戸惑っていましたが、慣れてくると犬や猫などの動物を自分の思うように動かしたり、いろんな音を出させたりして、楽しそうに学んでいました。

光の見え方を学んだ小学校4年生の女の子は「光の見え方によって色が違ったり、形が違ったりするのがおもしろかった」と話していました。

また、プログラミングに挑戦した小学校4年生の男の子は「あまり簡単ではなかったけど、キャラクターが思ったとおりに動いたのがすごく楽しかった」と話していました。

【ロイター】 3月15日10:11分、""グロリア・エステファンに米ガーシュウィン賞、ラテン系で初""

2019-03-17 20:32:13 | 音楽&ダンス; シンガー:ダンサー・作詞家・作曲家、jazz・クラシック…

(歌手グロリア・エステファンさんと夫のエミリオ・エステファンさん)




3月14日、米議会図書館は13日、ポピュラー音楽界に多大な功績を残したミュージシャンに贈られるガーシュウィン賞を、キューバ系米国人の歌手グロリア・エステファンさんと夫で音楽プロデューサーのエミリオ・エステファンさんに授与した。ラテン系の受賞は初。2018年9月24日、ロサンゼルスで撮影(2019年 ロイター)

 
① ""グロリア・エステファンに米ガーシュウィン賞、ラテン系で初""

2019年3月15日 / 10:11 / 2日前

Reuters Staff

 [14日 ロイター] -

米議会図書館は13日、ポピュラー音楽界に多大な功績を残したミュージシャンに贈られるガーシュウィン賞を、キューバ系米国人の歌手グロリア・エステファンさんと夫で音楽プロデューサーのエミリオ・エステファンさんに授与した。ラテン系の受賞は初。

キューバ出身の俳優アンディ・ガルシアらの司会によりワシントンで行われた授賞式では、米歌手シンディ・ローパーやパティ・ラベル、プエルトリコの歌手ホセ・フェリシアーノらが演奏。エステファン夫妻も自らパフォーマンスを披露した。

グロリア・エステファンさんはラテン系の歌手としては最も成功したうちの1人で、グラミー賞を7度受賞。ヒット曲は「コンガ」「リズムでゲット・ユー」「1,2,3」など。アルバムの売り上げは世界で1億枚以上を記録している。


② ジョージ・ガーシュウィン 、wikipedia

(ジョージ・ガーシュウィン George Gershwin、1937年)




 ☆彡 ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin、1898年9月26日 - 1937年7月11日)は、アメリカの作曲家。本名、ジェイコブ・ガーショヴィッツ(Jacob Gershowitz)。ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍しアメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られる。通称『完璧な音楽家』。

 ☆彡 管弦楽曲・協奏曲[編集]

ラプソディ・イン・ブルー Rhapsody in Blue(1924)

ピアノ協奏曲 ヘ調(1925) 指揮者ウォルター・ダムロッシュからの委嘱による唯一のピアノ協奏曲

パリのアメリカ人 An American in Paris(1928)

ラプソディ第2番 Rhapsody No.2(1931) 映画『デリシャス』の音楽として作曲

キューバ序曲 Cuban overture(1932)

アイ・ガット・リズム変奏曲 Variations on a original theme "I got rhythm"(1934) ミュージカル『ガール・クレイジー』の劇中曲より。主題と6つの変奏からなる

交響組曲『キャットフィッシュ・ロウ』 Catfish Row(1936) オペラ『ポーギーとベス』の音楽を演奏会用組曲に編曲した作品。全5曲。タイトルは「なまず横丁」を意味する。ロバート・ラッセル・ベネット編曲による「交響的絵画」も有名。