(原油(WTI原油先物)チャート)
日足 、19/01/30 、18:17 、EST
54.41 、▲0.18
① ""あさイチ情報、<相場の読み筋>""
<相場の読み筋>
1月31日更新 : 19/1/31 8:10(更新予定時間:8:30頃)
30日の米国株式は、NYダウが前日比434.90ドル高の2万5014.86ドルと続伸、ナスダック総合指数が同154.789ポイント高の7183.079ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。NYダウは、終値ベースで12月4日(2万5027.07ドル)以来、約1カ月半ぶりに心理的なフシ目の2万5000ドル台を回復した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億4281万株、ナスダック市場が24億9325万株だった。
注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利が据え置かれたほか、金融政策を「忍耐強く」運営するとしたことから、利上げへの警戒感が後退。NYダウは、一時530ドル近い上昇をみせる場面もあった。同指数採用銘柄では、アップルやボーイング、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。
☆ 31日の東京株式は反発後、もみ合いか。
現地30日の米国株式の上昇を受け、朝方は買いが先行するとみられる。
買い一巡後は、19年3月期第3四半期(18年4-12月)決算が本格化し、業績予想の上方修正と下方修正が混在するなか、選別物色の色合いが強まりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円前後(30日終値は109円31-33銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円95-99銭)と円安方向にある。対ドルでの動きに神経質な展開となることも予想される。
30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、任天堂<7974.T>、ソフバンG<9984.T>などが、30日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比180円高の2万790円だった。
🌸<きょうの個別材料>
○プラス材料
サイオス<3744.T>―18年12月期の連結業績予想を上方修正、最終損益が黒字に転換へ
IXナレッジ<9753.T>―事業の選択と集中を推進した結果、19年3月期第3四半期(18年4-12月)の単体決算は大幅な増益で着地
●マイナス材料
日精線<5659.T>―超精密ガスフィルターの売上減少やニッケル価格下落に伴う販売価格引き下げなどで、19年3月期の連結業績予想を下方修正
J・TEC<7774.T>―19年3月期の単体業績予想を引き下げ、赤字幅が拡大へ
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
🌸<きょうの狙い>アンリツ=増額、19年3月期予想の連結営業利益は増益幅拡大へ更新 : 19/1/31 8:10(更新予定時間:8:30頃)
アンリツ<6754.T>が30日大引け後、19年3月期(IFRS)の連結業績予想を増額した。
営業利益は前期比2.2倍の110億円と増益幅を拡大させる。昨年10月時点の予想は同42.5%増の70億円だった。
主力の計測事業で、5G(第5世代移動通信システム)関連のモバイル市場向け開発用計測器需要が拡大基調にあることが追い風となった。特に、北米・アジア地域で、5Gのチップセット、携帯端末の初期開発投資需要が計画を上回る見込み。
利益面では、計測事業での増収効果、売上原価率の改善が見込まれることから、増額に進んだ。
期末配当は13円50銭と、期初見込みに対して5円上積みする。連結配当性向は30%以上を目標としているため。中間期の8円50銭と合わせた年間配当は22円となり、前期実績に対して7円の増配となる。
同時に発表した第3四半期(18年4-12月)の連結営業利益は前年同期比2.9倍の77億1600万円だった。
30日の終値は前日比8円安の1629円。
🌸<ダイジェスト>
加地テック、戻り期待の買い誘う、割安なバリュエーションが支え更新 : 19/1/31 7:30
加地テック<6391.T>は戻り期待の買いを誘っている。割安なバリュエーション(予想PER13倍台、PBR0.7倍台、予想配当利回り年2.2%台)が支えとなり、継続した買いが期待できそうだ。
19年3月期予想の単体経常利益は前期比2.1倍の4億8000万円。圧縮機事業(空気・ガス圧縮機の風水力機械、産業機械、空気・ガスの圧縮充填・販売など)が国内の更新に需要に支えられ伸長し、下期には中国向けの納入が集中する。
20年3月期は、燃料電池用水素設備の回復が本格化してくる。
株価は、昨年来安値(2077円、12月25日)を底に下値を順調に切り上げている。3月にかけて配当狙いの買いも期待でき、一段高が見込めそうだ。(田部正博)
30日終値は、前日比20円安の2650円。
電業社、インフラ老朽化の更新需要取り込む、配当取りで一段高期待更新 : 19/1/31 7:31
電業社機械製作所<6365.T>の反落場面は押し目買い好機となりそうだ。大型ポンプを主力に、送風機にも強みを持つ機械メーカー。
19年3月期第2四半期(18年4-9月)の連結経常損益は8400万円の赤字(前年同期実績は1億7700万円の赤字)と赤字幅が縮小した。
上下水施設など官公庁向けの比率が高く、期末に収益が集中する。通期予想は前期比7.6%増の17億7000万円を見込む。今期は、サウジアラビアで展開する原油関連の伸びを欠くなか、国内インフラの老朽化に対応した上下水道工事の更新需要を取り込む。
20年3月期も官公需を主体に伸び、インドやサウジアラビアで展開する海外も持ち直す。
株価は、3月期末にかけて、年3.3%台の予想配当利回りに着目した買いが見込め、一段高が期待される。
30日終値は、前日比3円安の2235円。
三菱電機、ZEB関連技術の実証棟を建設更新 : 19/1/31 7:32
三菱電機<6503.T>は30日、情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)に、ZEB(net Zero Energy Building)関連技術の実証棟を建設すると発表した。
世界的な目標である、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に貢献する活動の一環として、今後の需要拡大が見込まれるZEBに関する省エネ技術の開発と実証実験を加速し、省エネ性に優れた快適な居住空間の実現を目指す。投資金額は約36億円で、2020年6月に稼働を開始する予定としている。
30日終値は、前日比3円安の1353.5円。
NISSHA、好業績を支えに上放れ期待更新 : 19/1/31 7:33
NISSHA<7915.T>は好業績予想を支えに上放れが期待できそうだ。
18年12月期予想の連結経常利益は90億円。前期は9カ月の変則決算だった。同社は、前期決算を12カ月換算で開示しており、今期予想は前期比82.3%増と実質大幅増益となる。
利益の大半を稼ぐタブレット向けタッチパネルの伸びがけん引する。加えて、買収した米医療機器製造会社分が上乗せされる。19年12月期は買収効果が通年で寄与してくる。
株価は、昨年来高値(3615円、18年1月10日)をピークに下落トレンドを形成し、昨年来安値(1190円、19年1月4日)でようやく底入れの様相。1年間の調整を経ての出直り局面を迎えつつある。
また、長期間の調整を入れたことで、指標(予想PER10倍台、PBR0.8倍台)も魅力ある水準にまで低下している。
30日終値は、前日比4円安の1379円。
富士通、富士通研究所とブロックチェーン技術を応用した不足・余剰電力の取引システムを開発更新 : 19/1/31 7:34
富士通<6702.T>は30日、富士通研究所とブロックチェーン技術を応用し、電力の需要家(工場や店舗などの電力の使用者)間で不足・余剰電力の取引を実現するシステムを開発したと発表した。
両社は、需要家ごとの自家発電や節電で生み出される余剰電力を、需要家間で効率よく融通する仕組みをブロックチェーン上に適用した電力取引システムを開発。エナリス<6079.T>(監理)の協力のもと、消費電力実績データに同システムを活用したシミュレーションを実施した結果、DR(デマンドレスポンス)成功率が約4割向上することを確認したという。
30日終値は、前日比30円安の7190円。
サンワテクノスが下げ幅拡大、19年3月期の連結業績予想を下方修正更新 : 19/1/31 7:35
サンワテクノス<8137.T>が下げ幅を拡大。30日午後1時、19年3月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。
通期業績予想で、売上高を1500億円から1420億円(前期比3.2%減)に、営業利益を44億円から27億円(同34.7%減)に引き下げ、一転して減益となる見込み。産業用エレクトロニクス・メカトロニクス業界では、自動車向けの需要が引き続き堅調を維持しているものの、半導体関連業界・産業機械業界では、スマートフォン関連の需要が一巡したことが影響。主力のFA・産業機器業界向けも計画を下回る水準で推移することも重しとなる。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結決算は、売上高が1081億7900万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は26億2900万円(同2.1%減)だった。
30日終値は、前日比110円安の949円。
積水化学が一時下げ幅拡大、19年3月期の連結業績予想を下方修正更新 : 19/1/31 7:36
積水化学工業<4204.T>が一時、下げ幅を拡大。30日午後1時30分、19年3月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。
通期業績予想で、売上高が1兆1630億円から1兆1610億円(前期比4.8%増)へ、営業利益は1020億円から1000億円(同0.8%増)に引き下げた。スマートフォン関連製品の需要や、中国・欧州における自動車生産台数などにおいて従来の予想からの減少が見込まるとした。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)決算は、売上高が8290億3600万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は595億1900万円(同4.6%減)だった。
30日終値は、前日比15円高の1666円。
NSDが急騰、取得上限23万株の自社株買いを材料視更新 : 19/1/31 7:37
NSD<9759.T>が急騰。30日午後2時、機動的な資本政策の遂行を可能とするとともに、株主への利益還元を図るため、自社株買いを行うと発表、材料視された。
自社株買いは、取得上限23万株(自己株を除く発行済株式数の0.55%)・5億円。取得期間は1月31日から2月28日までとしている。
同時に発表した19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結決算は、売上高が460億7900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益が63億4300万円(同11.5%増)だった。
30日終値は、前日比38円高の2240円。