じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

創作話し(過去の しかも第8話)

2015-06-05 14:57:27 | 日記的雑談




セブ物語り








    Chlistinの事




     Mishelがステージに上がっている時にChlistinが入って来た。

    ジーンズに、いつもの白いジャケットを羽織っただけの格好なのだが、それがとても眩しかった。

    Chlistinは踊っているMishelに手を振って挨拶をし、すぐにSusanaのところへ行った。

    普通に会話をするのにも苦労する程の大音響の中で、二人は小声で話していた。



     Chlistinが私の隣に座った。

    テーブルの上に残されていた数本のサンミゲールの空き瓶とグラスを見て「Mishel?」と彼女が聞いた。

    私は「ああ・・・」と短く答えて、ビールは止めてスプライトにしろよ、とChlistinに言った。

    彼女は「あら、心配してくれるの?」と、笑いながら、大げさな身振りを交えて言った。

    彼女の笑い声が不愉快だった私は「じゃぁ好きなだけ飲んで潰れろよ」と嫌みを言ってビールを煽った。



     彼女も私も黙り込んで、気まずい沈黙が続いた。

    「Masaya、明日の予定は?」と突然Chlistinが尋ねた。

    「午前中にマリーナに行くだけだよ」「なんで?」と答えた。

    「私、今日は踊らない。Susanaにはすぐに帰ると言ったから、何も飲まないで店を出る」「Masaya、明日忙しくないんだったら、今夜は私に付き合って」「貴方、先に出てチョーキンの2階で待っていて、直ぐに行くから」と、もう決まった事のようにきっぱりと言った。

    彼女の話を聞いて、私は少し不安だった。

    女の子を店を通さずに連れ出すと、色々面倒な事になるからだ。

    私の不安を察したChlistinが「Susanaには私はOFFだと言ってあるから問題ないよ」と言った。

    「OK、分った、じゃあ、シャワー浴びてから30分後にチョーキンに行くよ」と、私が言うと「バカ、そんな必要ないよ、勘違いしないで」とChlistinが言った。



     踊り終わったMishelが戻って来て「具合は大丈夫なの?」とChlistinに聞いた。

    少し間をおいてMishelが「Masayと私はおしまい、もう私のお客じゃない、貴方のお客よ」と言いだした。

    「そんな事言わないでよ、今まで通りでいいじゃない」とChlistinが言うと、「Masayaは貴女しか目に入らないのよ」と言ってMishelは笑った。

    私は何も言わずに新しいボトルを貰って、Mishelのグラスにビールを注いだが、彼女の顔を見る事が出来ないでいた。



     私はChlistinに目配せをして席を立ち、会計を済ませてドアを開けた。

    いつもは二人で店の外まで見送るのに、今日はMishelだけだった。

    階段を降りかけた私の背中に「こんな所に天使はいないよ」と彼女がつぶやいた。



     私は歩いて2分と掛からないペンションハウスに急いで戻り、シャワーを浴びた。

    いつまでもMishelの一言が耳に残って離れなかった。







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テツオタ?

2015-06-05 14:16:53 | 日記的雑談
昨日乗った鉄道の話・・・二番煎じ。

私は鉄道オタクでもなんでも無いけれども、時々無性に乗りたくなる訳です。
で、乗るにあたっては、テツオタでは無いのでナンのこだわりも、特別な興味も無いのであります。

強いて言えば、交わる事の無い平行線で続く線路を見るのが好きです。
曲がった線路の曲線の美!!! まっすぐに延びる線路の潔さ!!! 鉄路が好きであります。

で、同じくらい好きなのが車輪から出る鉄の音・・・低速の時の気怠そうに間延びした音から、横揺れを伴う程に必死で走っている時の連続音、など。

そこそこの速度のまま長い鉄橋など走り抜ける時の音は、これがまたえも言われぬ良いリズムとでも申しましょうか、チビリそうであります。

ほら、長い鉄橋って大概どんな所でも絵になっちまうんですよね・・・そこを走り抜ける時に鉄路と車輪が刻むリズムを聞いていると頭の芯が痺れます。


震災で不通だった時、線路は草がボウボウでした


レールの曲線にホッとするものを感じるのです


真っすぐ伸びる鳴瀬川の鉄橋 良い音がしました


線路は続くよ どこまでも・・・

昨日の石巻線や女川駅には鉄ちゃんが結構いました。
一眼レフカメラと三脚の人、集音マイクとビデオの人・・・と、言う見るからにマニアの他に、かなりの年配者や、女性のライトな幹事の鉄ちゃんも。

集音マイクの人の狙いはハイブリッドカーの音でありましたか。
そして、写真の人が狙うのもハイブリッドカーでありました。
やっぱし珍しいものと言いますか、話題性に引かれるんでありましょうかね?
私しゃディーゼルカーのエンヂンの野太い音に魅力を感じてましたけれども、鉄ちゃんにはそんなモノは今更と言う事でありましょう。


石巻駅前交番

まっ、笑っちまう程雑なパチ撮り写真ですが・・・ご査笑頂ければ幸いです。


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田んぼは買えない!!!

2015-06-05 13:22:48 | 日記的雑談
田圃は買えないんだそうだ。
いや、話が唐突でアレですけれども、暇つぶしに田圃でもやろうかと思い団地の下の百姓屋の余っていそうな田圃の塩梅を聞きに行ったら、一般人には売れないんだ、と言う訳です。
へえ~っ? プロの百姓じゃないとダメってことかい? 
ンじゃぁ、爺様は百姓の免許とか米作り一級とか認定されてるのかぃ? と、茶化すと、まっ、免許と言うより組合に入っている事と実績だなぁ・・・と、言いつつ、農業委員会とかが許可すれば良いだけの話なんだが、赤の他人のシロートに売るって言うとダメなんだそうです。

まっ、頭金5万円で20年ローンで売ってくれそうな田圃は無いんで固より無理なんですけれどもね。
いや、自前で田圃を持って機械を使わない農業をやったら相当骨が折れて暇つぶしにはもってこいかと思った訳なんですが、世の中はバカを相手にしている程暇じゃ無いと言う事で頓挫であります・・・と、申しましてもこの話は少し前の事なんで今は様子が変わっているかもしれませんけど。

本日はメダカの水を半分入れ替えてやりました。
いや、一昨日の雨で天水のタンクが一杯になったんで久しぶりに替えてやった・・・と、言うより足し水ですかね。
じっくり観察したんですけれども、とうとう五匹だけになっていました・・・タニシは全滅ですし。
メダカさんが全滅したら水鉢のビオトーブは止める所存です。
もっと容易に考えていたんですけれども、当地は夏までの間の寒暖の差が大き過ぎるのかもしれませぬ・・・ナンチャって、管理の不味さを棚に上げ。

さて、皆様に置かれましては、例の年金の個人情報が漏れたの云々は如何な影響が有りましたでしょうか?
我が家においては早々と私宛に年金機構から電話が有りまして、個人時用法が漏れて云々と言う話が来た訳であります。
しかし、大変残念な事に電話に出たのが爺様だったので掛けて来た先方が面倒になって切られちまったと言うのが顛末でして面白くも何ともないんですが。

宮城県では未だそのような電話は無いとニュースで宣っていましたが、我が家に電話が来たのは情報漏れのニュースの前の日ですから、相当な早さでネタは売られて拡散しているんですぜ、きっと。

私の個人情報など、煮るなと焼くなと好きにして下さいな。
住所氏名年齢性別性癖・そして、無職と言う身分も含め、何一つ隠し立てする必要は感じていませんので野晒しで気になりませんから~、と。

アレ・・・個人情報がドーのコーのと騒ぐ世の中になった割には、仕事の名刺に個人の携帯を入れていたりメールアドレスを入れていたりするのを貰って驚くんですけれども・・・そして、SNSとかでは見ず知らずの人と繋がるのが嬉しいんでしょ?
判らないよねぇ~人様の神経って。



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