じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

寝言

2015-06-12 22:07:50 | 日記的雑談
時々とても無駄な事を考える訳です。
まっ、大概の事は私が考えても何の役にも立たないんですけれども、特に、政治経済やら、天下国家の事などは問題外なのに、考えてしまうのであります。

で、考えたのは・・・なぜ戦争は無くならないのか?
当たり前の事のようですけれども、不思議では有りませんか?
世界中で平和を望んでいると私は思い込んでいますけれども、しかし、色んな所で戦争や紛争は普通に起きている訳です。

で、例えば、私ら下々の者の与り知らない高い所で世の中のアレコレが決まる・・・だとしても、戦いに行くのが嫌だと、戦いたく無いと、全員が放棄したら戦は成り立たないのに、戦争は現実に起きていて、テレビの画面で見る一部の兵士は嬉々としてそれを楽しんでさえいるように見える。

いや、軍部の統制が・・・逃げたら殺される!!!と言うのも変な話なんで有ります。

だって、偉い人たちは自分で手を下して逃げた人を捕まえ手ひどい目に遭わせたりはしない訳です。
その手下がいる訳で、兵隊に行くのが嫌だという人を捕まえる側に回る、下請けの平民もいないと成り立たない訳です。

そっかぁ~そう言う命令で動く人・・・日本なら警察とか自衛隊か?
もしも戦争が起こって、兵隊は嫌ですと断って罪に問われたりするのだとすれば・・・その種の役目の公務員が一般平民の敵という事に成っちまうんですが・・・難しいですね。

法治国家でそんな事はない・・・志願してなっている自衛隊だけが戦うのだという事だと、とても話は簡単で、まっ、職業だからな、で済ませても良い気もします。

いや、やっぱし変でしょ? 人類の平和を願うとかって・・・願わなくても当たり前にかなうべき事なのにそうは成っていない現実・・・堂々巡りなんだが・・・平和になったためしが無いから、いつの時代も平和を願うんですね。

と、言う事は・・・人間は争う者であり、暴力は無くならない・・・だから世界中の国は警察が有るし。

そう考えると、戦争は起こって当然・・・そして、もしも戦争が起こって、挙国一致、ナンて事に成った場合に平和を唱えてひどい目に遭わされるとしたら・・・国ってナンだろうね?

ああ・・・二階堂が利いているな・・・どーも駄目だ、寝よう。

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写真機が壊れた?

2015-06-12 20:43:23 | 日記的雑談
いや、元々とっくにダメになっていたソニーのDSC-HX200Vなんですけど、バリアングルで液晶に角度をつけると画面が消えるし、時に瞑想して黙っちまう・・・もとい、迷走してピントが決まらない訳であります。

まっ、使い倒したでしょ?と、言われればそうなんですけど・・・しかも、元々ヤフオクで買った中古だし。

で、かねてから欲しいと思っていた 富士フイルム の FinePix S1を価格ドットコムで物色して吃驚!!!!!! もう作っていないんですって? 在庫限り!!! しかも、好景気の話は無い・・・不景気なんですな・・・もとい、後継機でした。

と、言う事で・・・無くなったらお仕舞いと言われると、テキ屋の担架売に引っかかったオッサンではないんだけれども、欲しくなると言うのが人情です。

で、探してみました・・・勿論中古です。
いや、フジに未だ在庫があるようなんですが、大手の量販店ではお仕舞いの様子で、展示品の販売が始まっているようでありました・・・なのでそこそこのモノがそこそこの価格で出ていた訳です。

その昔、この手の事に関わっていた時に痛感したんですが、ヨドバシの販売価格(ポイント値引きを含む)はオラの仕入れ価格と一緒!!! なので、場末の弱小店が扱っても利益も無くて面倒臭いだけ・・・痛かったですなぁ。
そんな苦い想いはすっかり忘れ、あらゆる所を調べてみても、新品では29000円に消費税・・・31320円は下らない訳であります。

と、言う事で・・・やっぱし選択肢は中古だな、と・・・13000円の所に指値19900円で入れときましたけれども、まっ、落ちたらメッケもの・・・落ちなかったら29000円に消費税を買おうかと。

で、序でに今時のカメラ事情はどうなっているのか少し見て回ったんですが・・・お手軽品ですとキャノンはEOS8000で、ニコンはD5500ですか? 
うん、単純に数字の大きさでキャノンの勝ちかな? ナンて事は判りませんけど・・・どちらもサンプル写真の上手な事・・・流石にプロですなぁ~、脱毛しちまいます。

で、一つだけ気になったんですが・・・キャノンのサンプル写真の中でポートレートのできが特別抜きん出ていて、あらぁ~これだと攘夷機種と張り合うな、と、思ったら、そこだけ単焦点のLレンズ。F2ですって・・・フルサイズじゃないから135ミリが丁度200ミリくらいですか? やるなぁ~キャノン、と言う感じであります、が、シロートの勘違いですかね?

いや、5Dマーク2の古いのがあるんですけど、重くてとても持って歩く気にはなりませぬ・・・あんなのに200ミリとか着けて山に行った日には気が狂いそうになります。

ああ、楽しみですなぁ~・・・と。

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古い記憶・・・

2015-06-12 16:22:33 | 日記的雑談
いや、古い記憶を呼び起こされちまいまして、ガックシ、であります。

記憶を引っ張り出したのは、ウェストバックでありました。
バッグの中には20代~30代の頃に使っていたと思しき釣り道具が入っていまして、黒鯛釣りをしていた頃のものだ、と、その当時の事が脳裏を過ったのであります。

まっ、大したものは入っていなくて、当時未だ新しかったリチウムイオン電池で光る電気浮きが三つと、ハリスの長い海津針と、ガン玉でありました。

で、電気浮きには値段のシールが張ってあったんですけれども、買ったお店が「フィッシング庄内」と、なっていまして、二度ビックリであります・・・これによって少なくてもこの浮きを買った時の事が鮮明に思い出されたのであります。


ブランドはナショナルで製造は松下電器産業です

いや、この日の思い出はアレです・・・いわゆる、忘れようとしても思い出せない苦いものでありまして、今でも心痛むのであります。

あれは、仕事仲間のシロートを連れて山形県は庄内地方の酒田港の堤防に黒鯛釣りに行った時の事でありました。

私以外は全員が黒鯛は初めてと言うんで取り敢えず道具だよな、と、釣り場近くの釣り道具屋に連れて行った訳です。

そこで、私は餌のオキアミと、予備の浮きを買った訳であります。

そして、弁当と酒を持って堤防に行って釣りを始めるにあたって、浮き釣りの簡単な講釈を垂れ、各人が好き勝手な場所に散った訳です。

で、他の人達は黒鯛は初めてでも他の釣りの心得があって直ぐに飲み込めたのですが、矢作さんと言う面倒臭い人がいまして、アレコレと能書きを垂れつつ、しかし少しも段取りが進まず、私につきまとってきていた訳です。

で、矢作さんに何か面倒な事を頼まれたので仕掛けを上げ、竿を堤防に置いて何かしていたとき、「あっ!!!」と矢作さんが小さな声で叫んだ訳です。

えっ!!!と、背中に悪寒が走って、もしやと顔を上げると、矢作さんが私のカーボンロッドを28センチのバカでかい足で踏んでいる訳であります。

カーボンロッドは当時高嶺の花でありまして、ペイペイのサラリーマンの私が小使いを貯めてやっと買った代物でありました・・・しかも、その日が筆降ろしでありました。

ここで厄介なのは矢作さんの存在であります。
かれは取引先の少し偉い人でありまして、私は一言も何も言えない立場なのでありました。
言ってみればこの日は接待の釣りでありまして、だから皆の面倒を見ていた訳であります。

私は怒る事も忘れ茫然自失とはこの事かと言う感じで惚けてしまい、無惨に潰れた釣り竿を手に立ち尽くしたのであります。

まっ、この話の顛末は、アレです・・・矢作さんに大きな菓子を作ったと言う事で無言の圧力が掛かり、その後、私は絶大なる御贔屓に預かり、余りある営業成績を獲得した訳でありますが・・・。

いや、話の本筋の「古い記憶」は電気浮きでも矢作さんの事でも無いのであります。
ウエストバッグそのものなのであります。

先日イワナ釣りに行こうとした時に、毛針などの小物を入れるのに何か無いかと探したら件のウェストバックを見つけた訳です。

まっ、中身の顛末などは上記の通りでありますが、私が溜息をついたのはその後でありました。

若かった頃に使ったままのウェストバックを腰に回してみたところ、ベルトの長さが10センチも足りないではありませぬか?

まっ、考えるまでもない、当然の結果なのですけれども・・・当時のウエストは70センチくらい、で、只今は80センチになろうかと言う訳ですから。

ああ、あの日から幾星霜・・・矢作さんは晩婚であったがコブ付きの嫁さんを貰って一気に三人の子持ちになったと風の噂に聞きましたが、今も元気でやっているのでしょうか?


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数日前の回想

2015-06-12 13:34:40 | 日記的雑談
先日三シーズン振りに沢に入ってみた。
釣り竿と毛針と軽い昼飯とビールを持って。

沢は、源流域ではあるがそれほどきつくなく、ロープが欲しくなるような箇所も無い。
途中で二股があってどちらを行っても登れそうに無い滝にぶつかるのだが、巻いて越せるので詰めるのに難儀する沢ではない。

沢まで、幾つかの行き方があるのだが、少し山道も歩きたくて遠回りをして行った。
木々の緑が一段と濃くなった山道を一時間ほど歩いて沢の取り付きの氾濫原に出た。



背中のザックから釣り竿と仕掛けを出して準備した。
三年も放って置いたテンカラ用の飛ばし糸は折り癖がつき曲がっていた。
しかし、端から釣れる気が全くしていないので全く気にならなかった。

そう・・・釣れる気がしないので釣る気もないのだった。

本気で釣ろうと思うならこんな間の抜けた時刻に来やしないし、たぶん、ここには来なかったろう。
大倉沢に来たと言う事は、もしも釣れたらもうけもの、くらいの気持ちなのだ。

折癖の付いたテーパーラインは振ってみても思ったように糸が流れず、水面をぴしゃりと叩いた。
不自然な音は魚を驚かせてしまう・・・釣れるはずが無かった。

初夏の沢は賑やかだった。
春蝉が鳴き名も知らぬ小鳥達が沢胡桃の梢の高い所でさえずっていた。

沢足袋で川底の石の感触を確かめ、ゆっくりと漕いで行く。
冷たい水がじわりと足下に沁みてきた。
しかし、山道で汗をかいた後だったからか、それは心地良かった。

幾つかの溜まりや落ち込みで毛針に飛びつくイワナがいたが針には掛からなかった。
所詮毛針はイワナの食べ物ではないので食んでみると違和感を感じるのか一瞬で吐き出す。
その前に合わせをくれて針掛りさせればこちらの勝ちなのだが、イワナの動きは素早く、随分と久しぶりの私は相手にならなかった。

大倉沢を最後まで詰めると三峰山の肩に出る。
標高でだいたい1100mくらいの所だったはずだ。
一カ所、登ろうとすればそれなりの道具と準備が必要な滝があって、そこは右岸から巻いても左岸から巻いても少し厄介で、草付の急斜面を一気に100m登らなければならない。

私はバイク事故の前の年にこの沢を詰めてみた・・・4年も前の事だった。
入渓地点から2キロも遡ると沢を覆う倒木の薮が酷くなり、ほとんど薮漕ぎの連続だった事を思い出す。

二時間ほど遡って見覚えのある倒木まで釣り登った。
あの時程では無いようだが、細くなった水流を倒木が覆い隠していた。

やはり一匹もつれなかった。
いや、浅い樋になった所で腹の黄色い蝦夷イワナが掛かったのだが、小さな一尾を痛めつけるのは忍びなく、水から上げずに外してやった。
毛針の返しは落としてあるので糸を緩めて放って置くと直ぐに外れるのだ。

時計を見れば既に12時半になっていた。
昼飯時だ。

コンソメスープとコーヒー用にお湯を沸かすつもりだったが、缶ビールを一本飲んだらたくさんだった。
レーズンパンとチーズとソーセージの簡単な昼飯を食べ、程良い風に虫の煩く無い岩の上で昼寝をした。

殆ど同じ調子を刻む沢の水の音が眠気を誘って、直ぐに落ちた。

真西に向って登る沢の丁度良い所にお日様が廻り、じっと焼かれた私は堪らずに起きた。
一時間以上も寝ていたらしく顔が焦げていた。

いつもの事だが、立ち去り難い想いが帰り支度をのろのろとさせる。

竿を仕舞ってさっさと歩く下りは早く、すぐに入渓点の氾濫原に出た。
遡上の時は東の日差しに緑が濃く力強かった。
しかし、帰り道、西からの日差しは柔らかく、それに連れて緑も優しくなっていた。

大倉山を巻くようにして付いている山道に西日は当たらず陰っていた。
暗いと言うほどの事はないのだが日暮れに向うと気持ちは急く。
杖にするのに良い塩梅の枝を拾い帰り道を急いだ。




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