いや、突然羽化したと言われても話は見えないと思いますので手短に説明しますと、庭で花の種まきなどしていた時にこれを見つけた訳です・・・↓
たぶん東北では珍しいナガサキアゲハの蛹
で、南限が関東だろうとされるナガサキアゲハと思しき蛹を庭で発見したわけですが、在らぬところに縋ってまして、これでは拙かろうと思い取り敢えずキンカンの木に移しておいた訳であります。
で、あれから数日、にわの植物に水をやっていたら植木鉢のあたりに何やら黒いものがいた訳です・・・↓
植木鉢に水をかけたので蝶も濡れてました
あいやぁ〜君は紛れも無いナガサキアゲハのオス君ではないか・・・と、言うことは羽化しましたね、であります。
ナガサキアゲハは主に熱帯や亜熱帯が本拠地とする、日本が北限の蝶だったんですが、1945年頃は四国辺りが北限と言われていた訳です。
その後2000年には関東での記録があり、そして2020年5月２日、折しもコロナ騒動の真っ最中に東北は仙台市で羽化する姿が見られたのであります。
なんて書くとまるで初物のようですがそんなことは無いようでして北関東ではすでに普通で、南東北でも見られるようになっているとネットに出ていました。
可哀想なのでキンカンの木に戻してやった
いやぁ〜良かった良かった・・・羽化してくれてありがとう、です。
で、本日は突然の夏日到来で蝶も気温の上昇につられて羽化してしまったものの、このオス君はこれから繁殖相手に巡り会えるんでしょうか、それが心配であります。
ナガサキアゲハの幼虫はミカンの葉っぱを食べて育つらしいんですが、我が家地方で柑橘系というとカラタチがある程度でミカン類はほとんど見られません・・・と、言うことは、配偶者もほとんどいないと思うんであります。
ごめんなぁ〜偶々俺ん家の庭にキンカンなんか有ったもんだから卵を生まれたんだね。
まっ、確率はとても低いが希望を持って飛び立ってくれ給え・・・なんちゃって。
