じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

目指すは男鹿半島 後編

2020-05-30 17:22:52 | ツーリングと山と温泉
そんなわけで、本日は5月29日 金曜日であります。

昨夜は夕食後に3度目の風呂に入り、完全に脱力して寝床に入ったのが功を奏し、枕が変わると寝付けない私が爆睡したのでありました。

しかし、その反動で午前4時半には目が覚め、すでに明るくなった窓からの光も手伝って起床したのであります。
いや、こう言ったイレギュラーな朝は午後に睡魔となって襲ってくるわけでして、あと1時間、いや30分は寝ていた方が身のためであったと思うのでありました。

が、起きちまったものは仕方が無い・・・風呂だな、と朝風呂に入った次第であります。

いや、風呂から上がっても未だ5時少し過ぎ・・・朝飯は7時半なので再度布団に潜りました。
しかし、目を閉じても眠れず、仕方が無いので地図を広げて本日のルートを確認したのであります。

帰り道の選択肢は二つ・・・内陸の最短距離を行くか、遠回りだが風光明媚な日本海沿いを行くかでありました。
いや、来た時のコースは高速代が5000円以上も掛かる割には面白味は皆無で眼中に無かったのであります。

で、日本海沿いを行けば鳥海山にも登れるし・・・これで決まりでありました。

朝飯はきっちり7時半にとても美しい若い女性が部屋に運んでくれました。
「おはよぅーござぃますぅ〜 ごちょしょくお持ちしました」「ごゆくりどーぞ」と、ややイントネーションの違う日本語でのご挨拶は中国の女性であろうかと思います。

これは私の勝手な推測なんですが、コロナ以前は中国からの団体を受け入れていたので通訳として必要な人なのでは無いかと思ったのでありました。
いや、マスク越しではありましたが、私の美人センサーはメーターを振り切っておりましたのでほぼ間違いないところであります・・・なんちゃって。

で、じゃらんで予約した料金よりも若干お安いお勘定になんと無く得した気分でホテルから送り出され、男鹿半島を後にしたのでありました。

天気は快晴で気温も上がり絶好のツーリング日和でありました。

とりあえず秋田市内のゴチャゴチャした道は走りたく無かったので昭和男鹿インターから高速に乗ったのであります。
いや、ここから由利本荘市を経由して仁賀保市まで日本海東北自動車道が通っているんですが、無料供用区間が長いので実質料金は1000円ちょっととお得なのであります。
しかも、国道7号線よりも一段高い位置を走るので日本海の眺望は高速が上なのであります。

しかし、さすがに無料区間にサービスエリアなどは無く、たまにあるパーキングに自販機がある程度というのが難点であります・・・いや、足の長く無いバイクなどは給油できないのが困るんであります。

で、象潟インターで降りたらすぐに象潟道の駅であります。

夕日が見える展望温泉で有名な道の駅

この海に夕日が沈む時は正真正銘の絶景です

ここの道の駅は一昨年の夏車中泊をした所でして勝手知ったる場所であります・・・が、コロナの影響で人は少なく自粛ムード満点でありました。

しかし、ここで土産を買わないとあとは無いので、秋田名物「いぶりがっこ」と饅頭を買った次第であります。

余談ですが、いぶりがっこは既に食べたんですが、美味いもんでありますなぁ〜!!!
自分の中の漬物ベストスリーは、九州の高菜漬け、山形のおみ漬け、秋田のいぶりがっこ、であります。
白飯に美味い漬物・・・ああ、日本人に生まれて良かったと心底思う時であります。

さて、道の駅から少し行くと鳥海ブルーラインの入り口であります。
海抜ゼロメートルから標高2236メートルの鳥海山の1100メートル地点まで登れるのであります。

未だ雪があって山スキーをしている人もいました

あっ、ジジイが写っている!!!

さて、鳥海ブルーラインに登る前にやや心許なくなったガソリンを補給して、心置き無く走れる準備をした次第であります。
いや、せっかくの山道カーブ道をガス欠が心配で堪能できないのは悲しいので早めに給油した次第でありますが、思ったより登りはきつく距離もあったので正解でありました。

で、天気は上々で気持ちよく登り始めたんですが、さすがに標高1100メートルの残雪地帯まで登ると風は冷たく、また冷えた次第であります。
なので記念写真もそこそこにさっさと降り、山形県の酒田市に降りた次第であります。

下りた所は山形県の吹浦でして、ここも道の駅のすぐそばなんであります。
なので丁度昼飯時ということで立ち寄りカツ丼など食べ、ここから一気に家まで走るべく一息入れたのでありました。

そんなわけで、ここからは裏道とでもいうべき345号線から松山経由で国道47号線に出て新庄をかすめ、無料供用の東北中央自動車道で村山市まで行き、東根市から国道48号線に入り我が家に帰宅でありました。
いや、一行で書きましたが200キロ弱を一気に走ったのはさすがに疲れました。

そして思ったことは・・・もー若くは無いのであるな、と。


こんな感じの周遊でありました

走行距離 697キロ 高速代6700円くらい
ガソリン 24.8リットル 3075円 
宿代 11700円 (ビール大瓶1本含む)
その他飯代とお土産等で3100円

このツーリングの費用合計 24575円

あー楽しかった

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とても悲しい・・・

2020-05-30 16:53:15 | 日々の雑感
ラムネは犬だったのだが今朝方仏になった。

黒い毛が自慢の美犬だった。
2キロに満たない小さな体は、骨となり100グラムもあるのかどうか。

幾つかの死に向き合ってきたがラムネの死は格別に悲しい。
父母の時より悲しい。

犬だったラムネに生産性は無かった。
しかし、存在の全てが私の心の安らぎに繋がっていた。

晩酌の時、膝に乗り酒のつまみを少しねだる。
上目遣いが可愛く、それを見たくて焦らすと怒って泣くのだった。

ああ、思い出すと涙が止まらない。

私は自分の周りで亡くなった命にさようならを言わない。
それぞれに私の中に生き続けるのだから死はさようならでは無い。

しかし、さようならでは無いと屁理屈を語っても現実は悲しい。

ああ、ラムネ・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする