5月28日 木曜日 仙台は晴れで朝から暑かった。
そんなわけでMT-07でツーリングに出かけたわけですが、一言で言って寒かったであります。
家を出るときの好天と高温が災いしましたね・・・厚着して行ったら茹だっちまうぞ、と思い薄着に着替えた次第であります。
いや、夏用の薄手のバイクジャケットも購入してあり、それを着ようか年も思いましたが、一部がメッシュなので流石にこれはまだ早かろうと冬用ジャケットのインナーを取り外して着用しましたが、中が半袖のポロシャツ一枚では寒すぎたのでありました。
家を出たのが8時45分・・・泉パーキングのスマートインターから東北道に乗りまして、一路北進であります。
しかし、高速に乗った頃から少し雲が多めになり日陰ができるとやや寒い感じになったのであります。
で、順調に走って岩手の県境・・・一関に差し掛かる頃には、これはヤヴァィぞ、となりまして、前沢サービスエリアに立ち寄り長袖のTシャツを着込んだ次第であります。
いや、持っている着替えはこれだけでして、あとは雨用にカッパを持っていますが、それは最後の武器ということで取り敢えず走り出したのであります。
うん・・・厚手のTシャツ一枚ってこんなに違うんだ、ということで、我慢できない寒さでは無いので走り続けたわけであります。
が、しかし、北に上るにつれ雲は厚くなり気温も下がるわけでして、これだと青森県の十和田湖なんか行ったら寒くて死んじまうかも、と言うことで行き先変更であります。
当初の予定では十和田湖を経由して男鹿半島だったんですが、北上ジャンクションから秋田道に入り直行で男鹿半島行きに変更したのであります。
いや、それでも岩手と秋田の県境の湯田辺りは標高も高く寒いのなんのって、いよいよカッパ出番かと思ったんですがパーキングに入りそびれ、とうとう秋田県に入っちまった次第であります。
で、高速一本で男鹿まで行けるんですが少し手前の秋田市の外れで降りて昼飯にしたわけであります。
いや、この辺も多少土地勘があってあんまし奥まで行くとまともな昼飯に出会えなくなる可能性があるのであります。
あれ・・・田舎に行くとコロナ自粛中でやっていない飲食店も多いんであります。
なので秋田市の郊外で昼飯にしたのであります。
で、予定より随分早く男鹿半島にたどり着いちまったので・・・あっ、午後1時に到着でした。
しかし、宿には午後5時到着と言ってあるのでまだ入れなそうだし・・・観光すっか? と言うことで半島内名所巡りをした次第であります。
寒風山展望台 日本海が見えます
こっちの海も日本海
こちら 八郎潟干拓地方向
と、言うことで、とりあえず寒風山に登ってみましたが、観光客はごくわずかで、県外ナンバーはいませんでした。
わずか350メートル程度の標高の山ですが火山でして古いカルデラ噴火口が見られます。
そして、世界三景と言うだけあって360度の展望は絶景というか圧巻であります。
で、名残惜しくも無いのでさっさと退散し次に向かったのは、真山神社であります。
いや、なまはげ館に行こうと地図を見たら300メートル先に由緒正しそうな神社があったので立ち寄った次第であります。
謂れを読むと、景行天皇の時代に云々とありましたが、興味が無いのでちゃんとは読みませんでした。
人っ子一人猫の子一匹いなくて静かでした
神社の境内の杉をくりぬいて作った丸木舟
いや、自分の目を引いたのは男鹿船と言うらしい丸木舟であります。
平成7年だかに作られたものだそうで、今でもその道具と技術き生きているのが凄いと思いました。
で、神社ではおみくじを引き、小吉だったので見なかったことにして次なる目的地の「なまはげ館」へ。
いや、徒歩でも5分でほぼ隣でしてこれは一セットの観光地でありましょう、が神社は無料ですがなまはげ館は550円取られます。
なんか妙にアカデミックな雰囲気が・・・
観光用の立派ななまはげ
男鹿と近辺集落の手作りのなまはげ
素朴でユーモラスな地域のなまはげ
いや、見学者は自分一人でありまして、ゆっくりと拝見した次第であります。
が、右を見ても左を見てもなまはげだけでして、強いて言えば隣の真山神社のことや丸木舟の話などが少しあるだけであります。
私はなまはげに対して興味も無いといいますか、同じ東北の民として子供の頃から知っているし、同類の行事や仮装が東北各地にあるので大したものだとは思っていないのであります・・・なんちゃって、秋田県民に怒られるか?
と、言うことで、凄い数のなまはげには圧倒されましたが、穿った見方をすれば、なまはげの数で勝負しないと館内がスカスカになるもんな・・・と、言うのは失礼でありましょうか?
さて、ここから宿までは推定で20分・・・まだ早い・・・どーする? そーだ、男鹿半島の最先端へ行ってみようということで入道崎に向かいました。
異国情緒がありました。
やっと日が傾きました
入道崎は良いところであります。
草の丘に灯台があって海が果てしなく広がっていました。
ここは若い者が手をつないで来るところでありましょう・・・ジジイ一人では様になりませぬ。
さて、やっと日が傾いたので宿へ行こうかと思って走り出したら・・・男鹿水族館の看板を発見。
距離にしたら12キロ・・・ちょっと寄ってみるかと行ってみましたが、どーも閉館の様子なので入口手前で引き返し、宿へ行った次第であります。
怪しげなネオン以外ホテルの窓は真っ暗
この界隈はまだ自粛中のようで自分が泊まった宿以外は閉まっていました。
そんなわけで、男鹿温泉郷は静かでして、自分の泊まった宿でも客は4名でありました。
まっ、料理と風呂のことは昨夜アップしてますので、今日はここまでであります。
つづく