じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

猶予は2時間!!!

2020-11-07 12:10:43 | 日々の雑感
いや、大したことでは無いのであります。
バイトに出かけるまでに2時間あるということでして、唯それだけの事であります。

本日のバイトは午後2時半から7時までという、シフトの中でも一番短い時間でして休憩が30分あるので実質は4時間・・・と、言うことは本日の賃金は3296円ですかぁ〜時給824円ってのはパワーが無いですなぁ。
朝の植木屋の実入りが6000円ってのは時給換算だと高額なんですな、実際は。

まっ、軽トラの経費と足代、ゴミ捨て料金等々を鑑みれば手取り4000円くらいかと思いますが・・・まっ、いいでしょう。

明日はバイトが休みで植木屋なんですが、これはそこそこの実入りなので時給換算だとウフフフフってな感じであります。
しかし、これは技術料でして自分でやれば済むことを頼むんですから仕方が無い、でありましょう。

植木屋は3Kを超える!!! と思いますぜ。

危険・汚い・キモイ・・・まっ、キモイは個人差なので、キツイが入って3Kとなるわけであります。

危険は相当でして、例年数人の植木屋が高所から叩き落ちて死ぬわけであります・・・まっ、これの理由の一つは職人の高齢化もあると思うんですが、実際アクロバチックな木登りなんぞは日常茶飯事であります。

で、鋏や鋸の刃物やチェンソーや草刈機といった道具も取り扱い注意の危険な物なモノであります。

鋸で軽く触りました

いや、先月は太ももを鋸で引いてナニだったんですが本日は手を切っちまって少し痛かったのであります。

が、一番痛いのは手では無く、下ろしたての作業手袋を切ちまった事でありました。
本日が初のお一つ300円以上の高級品だったのに、残念でなりませぬ。
いやいや、手は自己修復機能で治りますが手袋の穴は塞がりませんからね。

あれ・・・まだ見習いも駆け出しだった頃、自分の鋏で自分の指を挟んで切った、なんて笑い話のような痛い思いもありまして、植木屋って命がけだなと思った次第であります。

で、3Kの次の項目は汚い、ですが、これは一目了然でして、他の職業の追随を許さない完璧に汚い職業だと思うのであります。

木ってカビ生えてたりコケ生えてたりするし、スス病の木の枝に体を突っ込むなんて時は手袋も服もグダグダに汚れますからね。

ああ、木の枝をかいくぐって頭を突っ込んだら毛虫が群れているとか、蜂の巣が目の前なんて事も稀に良くある話でして植木屋にはやっぱしキモイも付いてましたかね?

で、草刈りも一般家庭の庭だとほぼナイロンカッターなんですが、これは微塵になった葉っぱや土が飛んでくるわけでして、濡れた地面だと泥だらけにもなります。
場合によっては這い回っていたミミズが切り刻まれて自分のほっぺたに張り付くなんて事もあったりするのでフェイスガードをしてる人も多いでありますが、私は気合で乗り越えております。

で、キツイは言うまでも無く作業は全般的に体力勝負の連続であります。
まっ、脚立に登って剪定鋏で透かしている時なんてのは多少優雅ですが切った後は掃除がありますので楽な時間は僅かであります。

いや、切り屑を軽トラに積めるように切り刻む作業こそは腕力と体力がモノを言うわけでしてこれを嫌ってはゴミが積み切れないのでドーにもならないわけであります。

あれです・・・稀に領収書を求められるんですが、作業の後で字を書こうとしても手が震えてかけないのであります。
いやいや、元々汚い字ではありますがより一層乱れるわけでして、宛名が漢字に見えない事も多々ある現象であります。

と、いうことで、3Kを厭わなければそこそこ食っていける植木屋ですが、何分にもアウトドアーでの仕事ですから、暑いたって寒いたって仕事はあるし、雨でも風でも出なくちゃならないし、と身体が丈夫じゃ無いと勤まらないかもしれません。

と、まぁ、植木屋の手間賃が割と高額な理由を自分勝手に並べてみましたが、如何でありましょうか?
もっとちゃんと勉強して良い学校を出ていればこんな苦労もしなくて済んだかもしれませんが、今となっては後悔先に立たずであります。
ちなみに自分の最終学歴は仙台北自動車学校の大型特殊でして、気がついたらこんな道だったのであります。

まっ、今はまだ12尺の脚立に登って怖く無いのですがこれで腰が弾けるようになったら危ないのでやめようと思っている次第であります。

いや、取り留めのない話ですいませんでしたが、他にネタも無いのでご容赦ください。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言い訳から始まる朝

2020-11-07 10:44:05 | 日々の雑感
いや、昨夜飛ばしたブログにまた失敗があった。
某所からやんわりと指摘されて気がついたのだが、たしかに文章としては意味不明であり、間違いであった。

何かと言うと、11月なのに神無月と書いたことだったのだが、旧暦では今月あたりが神無月になるわけで、そのことを書かずに飛ばしてしまったところが穴だった・・・が、まぁ、気付かなかった人が6割4分とみて無かったことにしようと思う次第であります。

いや、昨夜のブログの書き始めの組み立てでは、神無月は八百万の神々が出雲大社に行くんで他所には神様がいなくなる、ってことで、およそ一月も留守ということは随分時間がかかるなということから神様は出雲大社に歩いて行くのであるな、と思い、その道中はどんなものであるか、なんてことで書き始めたのでありました。

が、まてよ、我が家の貧乏神は呼ばれていないのか?
いやいや、疫病神だって普通にウロウロしているぞ、と思ったところから脱線し、当初の思惑は何処へ、となった次第であります。

と、言い訳しつつも苦しいので、やっぱし過去のことは無かったことにして忘れましょう・・・なんちゃって。

さて、朝一で植木屋の仕事に行ってきたんですが、これが軽い仕事でありまして、小一時間で終わる仕事なのであります。

モクレンを一本剪定するのですが、その庭に他の木は無いのです。
花壇はあって花はあるのですが木はこれ一本なのです。

依頼主のお婆ちゃんは、木は手入れができないので切ったのだがモクレンはなぜか切れずに残った、と語りました。

残した木の曰くは伺いませんでしたが、一人暮らしになる以前の思い出がモクレンにあるのだろうと思いました。

「小さく低くしてください」との依頼は毎年のことなのですがこれが結構難しい注文なのです。
一本立ちしている木は目立つし、他に合わせる木がないので誤魔化しがきかないのです。

だからたった一本の、しかも普通ならどう切っても大丈夫と思うモクレンなのに鋏の動きは鈍くなるのでした。

それでも、やたらと茂って落ち葉が出ないように勢いのある枝を抜き飛び出した新梢を落とすと格好がつきます。

頭を押さえてあり高さが伸びることは無いので毎回同じ高さなのですが、少し低くしておきましたと言うと「ああスッキリしました、良い姿になって」と喜んで貰えます。

この仕事のお代は自分の持っているお客様の中で一番安い五千円です。
ですがお婆ちゃんは「お茶飲んでください」と言って千円余計に手渡すのです。

私はお代をポケットに仕舞いながら花壇の牡丹や鉢植えの紫陽花に少し鋏を入れ、それではまた来年来ます、と言って頭をさげるのでした。










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする