いや、今日は植木屋だったんですが、仕事は多いのに日没は早いって事で焦りまくりの一日でありました。
8時半に手をつけて終わったのが4時半と、日没間際でありましたが、まだ陽は残っていたので私の勝ちであります、なんちゃって。
何と申しましょうか、植木屋冥利につきる庭とでも申しますか、松が枝振りの良い松が2本とシダレモミジやイトヒバ、橘もどきにアオキにマサキ、とツツジ類に柘植と言う純日本庭園でして、私ゃ全力で松を2本やっつけた次第であります。
で、朝一の仕事がシュロを倒すって荒仕事だったんですけれども、電動のレシプロソーでグィーンと切っていたら電動ノコギリが焦げ臭くなり止まったわけであります。
あれれれれ? バッテリーランプは灯っているし・・・なんで?
しかし、動かないものは仕方が無いので諦めて手鋸でギコギコやりました。
いや、シュロってマジで硬いんですぜ。
鐘楼の鐘をつく棒がシュロでして、それくらい重くて硬いものなんであります。
で、腕力で押し付けて無理して切ったのが災いしたものか、まっ、痛いダメージでありました。
あれです、松も春頃の緑摘みをやってあれば秋は枯れ葉引きでなんぼか手早くできるんですがここの家は年一回なのでツンツンのトビを切り戻さなくてはならず手間を食います。
で、庭の主木の松が五メートル程の大物でして、これに4時間半も掛かり残りの松に回せる時間が2時間となっちまったわけであります。
が、こっちは3.5メートルのチビ助なので予定通りに片付けました。
いや、昼飯は近くの蕎麦屋でざるそばを啜って20分でありまして、勿論10時や3時の一服なんて取れるはずも無いのであります。
で、日没1時間前ごろにイトヒバに掛かり、4時半に仕上がって試合終了でありました。
シュロの繊維
シュロの繊維
いや、植木屋はシュロ縄を良く使うのでシュロが繊維の塊であるってのは知っているわけです。
そして、今までに何本ものシュロを切り倒してきたわけですが、本日改めてシュロの繊維を見て私ゃ閃いたのであります。
縄文人の最初の布は自らが編んだものでは無く、シュロの皮を剥がした物をシュロの糸で縫合した物であった、と私ゃ閃いたのであります!!!
へっ? その説は既に出ている ? まっ、いいでしょう。
あれです、縄文時代の虜になった目で見たらシュロの繊維がとても素敵なものに見えたわけです。
しかし、現代人の柔肌でシュロの繊維の服を着たら皮膚が因幡の素兎になると思うんですが、まっ、いいでしょう。
おおっと、もうこんな時刻ですか・・・寝なくちゃ!!!
いや、疲労も絶頂と言う事で今夜はいつにも増して布団が恋しい私であります。
では、皆様と自分の明日がそこそこ良い日でありますように願いまして、おやすみなさい、と。