そーか、あれから一週間も過ぎたのかと少し驚く自分であります。
いや、先週南会津を回った記憶はまだ鮮明で、写真を使ってネタにしようと思っていましたが、ふと気がつけば一週間も過ぎていたわけであります。
と、言うことで鮮度も落ちてナニなんですが会津地方の「柳津虚空蔵尊」であります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/aa/05900acf9f3141fbbc2fd451dd66fbd5.jpg)
きつ過ぎない石段を登って山門へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/aa/d67a41143fbb8292fa75a97e7c74f3c7.jpg)
登って左側で金剛力士が睨んでいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f4/9077d94f281c76a0c304d5eb9d675332.jpg)
右側でも金剛力士が睨んでいます
傾斜は少し急なのですが段数がそれほどでもないのが救いの石段で、息が切れる前に山門に出ます。
阿吽の呼吸で睨みを利かす仁王様はどこか優しい雰囲気で自分は好きであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c1/0cadb9f0dc368f66b2d0f838465811fc.jpg)
もう1つ石段を登って本堂へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2a/4cfa44963ffbc1f89607ca1720527143.jpg)
左右非対称なのは立地の関係でしょう
左右非対称のお寺の建物は意外と珍しいと思うのですが、このお寺の左側は崖で地面が無いのです。
自分が行った時は読経の時刻だったのか、とても良い声が響いていました。
コロナのご時世らしく本堂に入る際にはマスク着用と書かれ、「ここは神社じゃ無いので二拍手はするな」の注意書きにおもわず笑ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/49/e34952479b524537e43127b584c2bc57.jpg)
磨り減った石段は昔からのものでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/e7/e4efd2a0863e6eb2dc60de58bd38e8d9.jpg)
こんな所でデートですか?
柳津虚空蔵尊にカーナビで来ると正面の石段を登らない駐車場に案内されます。
自分は門前町の雰囲気を楽しみ、と言っても寂れる一方という感じですが、川向こうの離れたところに車を置き、橋を渡って歩いて来るのが好きです。
石段を登って本堂前に出たら右手の小径へ回り静かな昔の石段の方へ進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/70/b65ac5ebfd5a8e8de2fd3017863efd47.jpg)
婆様が静かに草取りをしていました
この先は行き止まりです。
石垣沿いに行くと「圓藏寺書庫」と記され門は閉じられていました。
さて、私が訪れた柳津虚空蔵尊は会津地方にあるんですが、じつは我が郷土宮城県にも柳津の地名と虚空蔵尊があって「柳津虚空蔵尊」と称しています。
面白いことに、会津地方の虚空蔵尊の説明に出て来る「日本三大虚空蔵尊」は千葉県と茨城県と福島県の3つなのです。
宮城県の柳津虚空蔵尊は大伴家持が庵を結んだとされる由緒正しいものなのですが何故か無視されているのが面白いと思います。
百人一首の「鵲(かささぎ)の渡せる橋におく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける」はこの寺の「鵲橋」の上で読まれたと言い伝えられているそうです。
おそらく何やらお互いに触れない深い因縁があるのではと思いますが・・・まっ、いいでしょう。
虚空蔵菩薩(こくんぞさん)は安置されています。
最近は、仏像が盗まれたりするからか
鍵が掛かっています。
「柳津」の読みは?
そこのこくんぞさんのお顔はどんなですか。
撮影してこられませんでしたか。
柳津は やないず と読みます。
弘法大師様所縁なので各地にあるようです。
御本尊は、というか本堂内は撮影禁止で撮れませんでした。