じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

信濃川 火焔街道 ツーリング

2022-05-12 21:00:08 | ツーリングと山と温泉
令和四年五月十日

信濃川沿いに縄文時代の火焔土器が大量に出土した遺跡が点在する街道があると聞き出かけて見た。

場所は新潟県なのだが火焔街道は群馬県に近く中魚沼郡の津南町から始まる。
と、言うことは、我が家から行くなら東北道から群馬県に入り関越道で行くか、東北道から福島県から磐越道に入り関越道で行くか、迷うところであります。

いや、答えはグーグルナビが出してくれまして、東北道から磐越道で新潟に行き関越道を小千谷ICで降りるってのが最短で376キロメートル、5時間5分ってことでありました。

そんなわけであれこれと身支度などしてたら遅くなりまして家を出たのが8時半過ぎで高速に乗ったら9時近くでありました。

磐梯山SA 今回初の後部のバックが良い感じ!!!

いや、仙台を出るときに満タンにして来たんですが170キロ走った時点でガソリンメーターは半分であります。
まっ、そこそこ飛ばして来たんで燃費は覚悟していましたが結構悪かったです。
それにしても磐越道は快晴なのに革ジャンの下にもう一枚着足したくなる寒さでありました。

あれです、ここは鬼門なんですぜ!!!
なんとなれば次の給油所は120キロ先まで無いのであります。
いや、新潟県に入ってすぐの阿賀野川SAってのがあるんですが名ばかりのSAになりまして給油所は無くなったのであります。

東北道を青森方面に走ると津軽SAの給油所も消えてまして、日本は景気が悪いんですかね、なんちゃって。

と、言いつつ阿賀野川SAで11時半となりまして、ならば昼飯じゃ、とSAに入りました。

特製チャーシューメン

あれです、チャーシューメンに目のない自分としては脇目も振らずこれ一択でありました。
が、味はまぁ、まぁ、そー言うことでしたが参ったことに量が少ないのであります。

昼食後すぐに後に追い食いしたのは初です

と、言うことで結構高い昼飯になっちまったんですが予定外の缶コーヒーで休息気分が盛り上がり落ち着いて先を急ぐ次第であります。

そんなわけで常磐自動車道から新潟中央JCで北陸自動車道に出まして長岡JCからは関越自動車道で小千谷ICでおりました。

さて、ここでビックリであります!!!
インターを降りてからの残り距離が35キロもあるじゃないですか?
と、言うことは一般道をそこそこ走るってことなんですが、とても空いている農道やら昔風の街道を走ること小一時間、午後2時半ごろに「なじょもん」に到着でありました。

素朴な風景に溶け込む MT-07

なじょもん 意外と素朴でした

あれです、なじょもんってのは南東北・関東・甲信越の縄文遺跡関連施設で作っているグループの一員でして、先月訪れた福島県の「じょーもぴあ宮畑」やつい先日訪れた山形県の「うきたむ」その他で構成する縄文遺跡組合の一施設であります。

たぶんクルミ土偶と思われるものがありました

まっ、このグループの施設は子供への教育が主眼なのか展示内容的には深入りせずってことで説明は淡白でありますし、特にここはレプリカが多く自分としては薄味でありましたが、まっ、いいでしょう。

で、展示がレプリカってことは本物があるわけですが、割と近くにそれがあったので一っ走りした次第であります。

津南町歴史民俗資料館

あれです、正直に言うと今回の旅で回った施設の中で一番質素でして、展示の仕方も簡素化されたものでありました。

いや、結構な田舎町と言ったら大変失礼ですが、多分予算的にも厳しい中での運営なのか、なんてことを気遣っちまった次第であります。
しかし、本物の火焔土器をガラス越しでも無く直に見られ、なおかつ隔てる物が無いので匂いまで嗅げたのは感激でありました。

まっ、縄文土器は無味無臭な感じでしたが、なんちゃって。

流石に本物の重文はガラスケース入りでした

匂いはそこはかとない煤けた香りが(嘘)

私ゃ火焔式土器の姿からあることに薄々気づいていたんですが、上記の土器を持って確信した次第であります。

火焔式土器は鍋としての用途の他に、これは火鉢や七輪として使われたと確信したのであります。
その理由は、多くの火焔式土器の内側に煤けた痕跡があることでありますが、まっ、いいでしょう。

中空土偶 顔が無い? 

いや、無理して火焔土器の街道仲間に入らずともこの中空土偶だけでも立派に人が呼べると思うんですが、私ゃこの土偶の存在を知りませんでした。
と、言うことは土偶はあまり宣伝していないのかと思いますが、まっ、いいでしょう。

で、ここの施設の学芸員さんはとても気さくで親切でして、私の不躾な「火焔土器は七輪じゃないですかね」と言う問いかけに少し驚いた風にして「外見的にはそうも見えますが風穴が無いんですよ」と真面目に答えてくださいました。

あれです、手に取れるほど間近で本物が見られ感動的でした、とお礼を述べて次なる目的の十日町市博物館へ。

すでに四時過ぎ 急がねば

十日町市博物館もなじょもんと同じグルーブでしてスタンプラリーの立ち寄りじょでもあります。
ちなみに全部で17施設あるんですが自分はすでに8つも回っているのであります。
でもスタンプラリーはやってませんけどね。

火焔街道ですから展示物の主体は当然火焔土器なんですが、ここで私の目を引いたのは縄文中期の土偶の数々でありました。

左上はクリの土偶で隣のはクルミと思います

左上はクルミで左下はヒエがモチーフか?

と、言うことで、火焔土器に関してはすでに数百も見て来まして、正直言って食傷気味でありました。
いや、火焔土器制作には厳密なルールがあるらしくどれも型通りでして、見かけの仰々しさは最初だけで味わいとしては淡白であると自分は思うのであります。

そんなわけで自分の目を引いたのは火焔土器では無く縄文中期のまだ少し稚拙な土偶でありました。

あれです、北東北を仲間に入れていないのは世界遺産に対抗してそー言うことだと思うんであります。
で、あっちには国宝の土偶がそこそこあるわけで、そーいう対決の姿勢を打ち出すなら売り物は火焔式土器にならざるを得ないってのはわかる気がします、なんちゃって。

さて、博物館を出たら既に午後5時・・・宿の予約も5時だった、が、まっ、いいでしょう。

ってことでスマホのグーグルナビで今夜の宿の長岡市駅前まで案内してもらったんですが、高速を降りてからが混んでましてたっぷり1時間かかって到着は午後6時でありました。

本日の走行距離 460キロ
ガソリン給油 2回 13.4リットル 2184円
高速代 約6000円
宿代 6600円
飯代その他 4200円

で、チェックインして街の居酒屋で一杯やって晩飯を食べておやすみなさい、であります。

ああ、嬉しいことがありまして、バイクを野ざらしの駐車場に置くのは忍びないと思って宿の人に尋ねたらホテルの入り口の軒下に置かせてもらえまして安心して寝られた次第であります。

明日へ続く・・・。



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2 コメント

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Unknown (知青)
2022-05-13 17:26:19
ここの展示の土偶は
縄文中期のものなんですかあ。
子どもの粘土遊びっぽい感じですが
女性の特徴が表されていますよね。
サイズもあまり大きくはなさそうで
お守りみたいな感じがしました。
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Unknown (0yazi)
2022-05-17 06:54:51
知青さんコメントごっちゃんです。
時代的に土偶の初期なので稚拙なのかと思います。
また、祭祀としても重要な位置に来ていないのかも、と想像しますがどーなんでありましょうか?
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