いや、ずーっと家にいるってのは珍しい事でして、仮に家にいたとしても庭か畑で作業をしているのが常なのであります。
が、今日は天気が悪いのと昨日までの疲労って事で午前中は部屋に籠っていた次第であります。
なので暇を持て余しての戯言なんですが、中身はいつもの駄法螺です、なんちゃって。
これはイスラム教の教えに従った法律なんでありましょうか?
まっ、大概の国では大なり小なり、また強弱はありましてもその手の交渉はおおっぴらには認めていない事が多いと思います。
いや、日本だって不倫がバレれば高くつく事がほとんどですから婚姻関係にない男女の交渉は現実的にご法度と思うのであります。
と、いいつつ、年齢がそれなりで恋愛関係にあれば無問題の日本は建前とは裏腹にその手の関係が結びやすい国の一つだとは思いますが、まっ、いいでしょう。
あれです、若かりし頃ベトナムに行った時のことであります。
まだ戦時色的雰囲気の残る社会主義国のベトナムでしたが、都市部では「ホンダガール」ってのが流行ってまして、なんと申しましょうか、要するに若い女性がホンダのバイクで徘徊しつつパートナーを探していたのであります。
で、これは聞いた話でアレですが、仮にその手の女性と意気投合しても夫婦じゃ無い男女がホテルに入るのは違法でして、当局に見つかれば外国人でも逮捕されたわけです。
しかし、ホーチミンのちょっとした路地などをウロウロしていると必ずその手のバイクが徐行していくわけでして、興味本位と若気の至りでつい声を掛けてしまう、らしいのであります・・・聞いた話ですからね。
で、そんな事情ですからホテルには行けないわけですが、蛇の道は蛇と申しまして、抜け道はある、らしいのです。
抜け道は概ねふた通りでして、一つは表向きはそれと分からない、看板の出ていないホテルであります。
そして、どちらかと言うとこっちが一般的らしいんですが、ホンダガールのアパートなどに連れて行かれるのだそうであります。
しかし、この時はなんと彼女の自宅でして、廃墟かと思うようなビルの一角をベニヤ板で間仕切ったスペースに連れ込まれ、ヤヴァイ所に来ちまったと不安になったそうであります。
で、唐突に連れて行かれた家では女性の両親とも対面することになってしまい、とりあえずと茶など出されましたが、互いに話も通じず、取り繕った笑顔がいたたまれなかったのであります。
いや、意気消沈を通り越し無事に帰れたら良いって感じでして、ご両親にお茶のお礼としてインフレの酷いドン札を束にして渡し、元の通りまでバイクで送ってもらった、なんて話があったそうです。
この話には後日談がありまして、過分なお金をもらった両親がどうしてもお返しがしたいって事で娘に命じてあの時の路地で彼を探させたのでありました。
で、ほどなくして路地で彼女に声を掛けられたわけですが、どーにも片言以下の英語では話が掴めず困惑していると、腕を引っ張りとりあえず乗れ、と促すわけであります。
まっ、暇だし、あの日も危ない目にはあっていないのと、バイクの後ろに乗ると髪の匂いが心地よいので彼女にしがみついた・・・そうであります。
そんなわけで彼女の家を再訪することになりました。
さて、家では彼女の両親がベトナムの家庭料理らしいものを準備して歓迎されたわけであります。
食卓にはビールまであってお父さんが飲め飲めと手振りで勧めるのでありました。
いや、あんまし腹が丈夫ではないし、A型肝炎も心配なので生春巻きなどはどーかと思いましたが場の雰囲気から逃れられず頂いたそうであります。
そんなこんなで身振り手振りの歓談をし、お父さんもビールの勢いが回ったところで英語で書かれた紙切れが差し出されました。
さては、請求書かと身構えましたが違っていまして、この娘が気に入ったなら嫁にもらってくれ、ってな内容でありました。
可愛いらしいベトナム娘は魅力的ではありますが女房持ちだと言うことをなんとか説明してお断りしたそうであります。
と、言う話を友達から聞きました。
あらら、インドネシアのニュースを貼っといてベトナムの大昔の話ってのは脱線も甚だしいんですが、まっ、戯言ってことで、なんちゃって。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます