庭の改造が終わった

いや、庭のガラクタを撤去し、草取り・抜根・整地をし、防草シートを張って人工芝を敷くってのをやったわけであります。

約50平米と大した面積では無いのですが、所狭しと植えられていた各種庭木を切り倒した後に抜根をして整地ってのが大仕事でありました。

あれです、伐採は何回かに分けて先にやってあったんで抜根だけだったんですが、切り倒して半年やそこらだと根っこは生きてまして相当掘らないと抜けないものもありました。

いや、重機など無いのでスコップ一丁と腕力勝負の二日間でしたが、なんとかやり切った次第であります。

で、整地が終わったら後は簡単でして、防草シートを貼って人工芝を敷くのは三時間と掛かりませんでした。

なんと申しましょうか、どーせ自宅だからと安い人工芝を買ったんですが、これが結構薄っぺらくてシワになりやすいと申しますか、なんであれ地面の歪みを忠実に拾ってやや波打っているわけであります。

まっ、自宅だからって気の緩みがあるのは否めず整地も適当にやったのが敗因なんですが、ここん家は頑張っても銭が貰えないのでどーしても手抜きに走るわけであります。

しかし、私とても造園屋の端くれ、そこはそれ取り敢えずの見栄えは確保できたって感じで、出来栄え点は78点って感じであります。

あれです、今回自宅の庭の花壇や植え込みを壊して気づいたんですが、長年のガーデニングなどで土が増えているんですね。

仮に鉢植えをやったとしても植え替えやらで古い土を庭に捨てるわけですし、花壇を作り変える時には腐葉土や赤玉を足しているわけで、少しずつ増えていくわけであります。

自分なんかは庭にトマトやらスイカを植えて、その度に堆肥を20キロほど入れるのであります。

それを毎年やっていれば土も増えて当然であります。

そんなわけで、庭を平らにするのがとても困難でして、なんとか作業一式を三日間で終わりましたが、こんな作業はDIYでは無く造園屋にやってもらうのが良いとしみじみ思いました、なんちゃって。

もしも皆様が庭仕舞いを企てて自力でやろうと考えた場合に一番困るのは切った樹木や抜いた根っこの処分だと思うのであります。

本日それらをゴミ焼き場に持って行ったんですが、重量は200キロで3000円でありました。

いや、金額は屁みたいなもんですが軽トラやゴミ入れの袋などのことを考えるとマジで造園屋や植木屋に頼むのが楽で良いと思いますよ。

さて、これで終わりでは無いのであります。

なんとなれば、爺さんが閑にあかせて敷き詰めた敷石やコンクリのブロック等の場所が30平米と玄関から庭に通じる通路の20平米分も人工芝で隠す予定なんですが、そこは結構凸凹と言いますか、歪んでましてただ芝を敷いたら波打って格好悪いわけであります。

いや、私とても造園屋の端くれ、やり方としては全部剥がして整地するのが一番良いのは百も承知、しかしここん家は銭にならないので手間をかけたく無いのであります。

そこで思いつくのは、上から砂をまいてある程度埋めちまう、ってやり方なんですが、そこそこ厚く敷かないと時間とともに砂が逃げて元の木阿弥の可能性が高いのであります。

そんだけの砂を敷く手間と石畳を剥がす手間はどっちが大変かと、迷うところなのですが、まっ、いいでしょう。

石の上にも99年!!!（桑沼にて）

石の上にも108年!!!（桑沼にて）

あれです、庭木ってのは可哀想だとしみじみ思うのであります。

芽を出して根付いて育てば、大きくなり過ぎたので小さく切られるし、自然に伸びたら暴れていると称され人間の気に合うように切られちまうわけであります。

もしも樹木に言葉があれば、もっと自然に伸びたかったときっと言うと思うのであります。

そして、極め付けは、大きくなり過ぎて邪魔ってことでの伐採であります。

私ゃ仕事で木を切り倒しているわけですが、毎回心が痛むのであります。

しかし、心の中で手を合わせつつも諭吉の魅力に負け、背に腹は変えられない人間の業を恨みつつ、チェンソーを握るのであります、なんちゃって。

じじい日記