ブログ仙岩

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放射性物質ヨウ素131甲状腺二次検査進まず

2012-11-02 13:21:35 | 日記
原発事故で、爆発当時多量のヨウ素が飛散した。高萩、日立ではホウレンソウに、笠間では牛乳にヨウ素被害が出たことが忘れられようとしている。特にいわき市のヨウ素拡散が多量であった。

県内の当時0~18才の検査が進んでいない。甲状腺検査はA1,A2,B,Cの4段階判定で、5.1ミリ以上のしこり、10.1ミリ以上の嚢胞が見つかるとBの判定で二次検査を受ける。甲状腺の状態から直ちに二次検査が必要と判定されるとCとなる。福島医大では昨年186人、今年は239人が対象でも今年の対象者はほとんど二次検査は受けていない。

福島市に住む43才の母親は16才の長女が今年5月の検査で6月末に届いた判定はB、しかし、いまだに二次検査の通知がなく、問い合わせると「待ってもらうしかない」の返事という。

いわき市に住む身内に4才女児がいる。しかし、福島市でこの検査の実態から、いわき市の検査は来年度以降と言ってもいつのことやら、心配のお母さんはいわき市に甲状腺検査のできる病院がどこかと探す方が増えているという。

被災地の復興予算の使い方で、殆んど関係のないところに使用されて問題になっている。どうして、こういう緊急に必要な検査体制が進まないのか、口ばかりの野田政権にはあきれている。