ブログ仙岩

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奄美大島のブラタモリ

2017-03-05 09:30:20 | 問題
昨日のブラタモリは鹿児島から380㎞の奄美大島の旅で「自然を生かした奄美の宝」の発見でした。

龍郷町戸口地区の海岸へハブを恐れて近づくタモリさんと近江さんは平気な顔で海を眺め、対岸のアメリカを想像していた。裏山の亜熱帯特有の鉄分の多い赤い土をみて、工房でタンニンを含むテーチ木の茹で汁と鉄分を含む泥で交互に浸して1週間で白い絹糸が黒になった。その1反200万円もする大島紬を試着した。この泥水に蘇鉄の葉が使われていた。

耕地の少ない大島で、干拓用の浦の橋立が海水圧で決壊しないように岩山に「通し穴」で田んぼを守ったが、薩摩藩の年貢米の代わりにサトウキビからの黒糖を強制され、奄美の黒糖を味わい、固めるためのサンゴの石灰を混ぜる体験をしていた。

安木屋場地区の海岸から裏山を見ると蘇鉄の群生、段々畑の土留めに蘇鉄が植えられ、食糧難の時、蘇鉄の赤い実を毒のあく抜きをして食料(澱粉)にしていた。

絹糸の生産を案内していなかったが、テーチ木と泥の大島紬の染め物に蘇鉄が、年貢米の代わりが奄美の茶っぽい黒糖に、段々畑の土留めや食料に蘇鉄が利用されていた宝を発見した。