ブログ仙岩

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「パンデミックの社会を生きる スペインかぜからの教訓」 を聞いて

2020-10-03 05:42:20 | 問題
「パンデミックの社会を生きるスペインかぜからの教訓」京都大学人文科学研究所 准教授藤原辰史さんのトークを聞いて。
ラジオ「明日へのことば」で、司会者の質問に答える形で話が進行している。このパンデミック(pandemic)は感染爆発のことで、スペイン風邪は歴史から言うと、情報伝達がスペインで発達しており、言いだしたからで、第一次世界大戦のさなかで、ドイツ、アメリカ、フランスが大感染しており、こうしてパンデミックが起こったという。
今度のコロナ感染も、同じで、違うのは「ウイルス感染」と知ってことであり、100年前の感染ではウイルスとも知らず、戦争で疲れ切っており、死者は1,700万人とも、いや1億人とも言われた。1914年から始まった戦争でパンデミックで1918年終結したような形になったが、犠牲者が常に置きざれにされている。日本も、1918(大正7)年~1921(大正10)年の4年間での感染者が2,380万人、人口の42%で、死者は39万人だったとか、野口英世の母シカ、大山捨松、東京駅を作った辰野金吾、島村抱月やその妻松井須磨子など、有名人が亡くなっている。ヨーロッパでは戦争に駆り出された2,30代が多く亡くなっている。やはり戦争が絡んでいる。しかし、今度のコロナでの死者は志村けんさんとか年配者で、10月から東京が加わるGoToトラベルで、若者が増加すると思われる。
経済を考えると、ワクチン開発が遅れる。死者を考え、ワクチンに力を注ぐと経済が遅れる、痛しかゆし。亡くなった人は仕方がないとか、罵声を浴びせるのでなく、その陰で忘れ去れる本当のウイルス対策(ワクチン等マスク手洗いなどの家庭生活の基本)が望まれると。
第一次世界大戦では発端のドイツをアメリカの感染しているウイルソン大統領が批判したように、昨年発生した武漢から、コロナ感染は全世界に拡大、これをトランプ大統領は中国ウイルスと批判、その後夫人とともに自らも感染していると発表、歴史は繰り返されている。すると、2019年から2022年で終結ようでは困りますね。