風知草が大好きな邦子さんは、初秋に揺れる葉波は本当に美しい。美しいものを見ている時だけ、心からコロナウイルスの影が消えてくれる。
合いたい人にも会えず、行きたいところにも行くけず、しかし私にとってそれな恒のことであっても、周りの人がそうだと思うと胸が苦しくなる。
寒くなれば、インフルエンザのように、コロナはさらに力を強めて、人類への共存を迫ってくるのかもしれない。
ちなみに、100年前も今のコロナにそっくりのウイルスが、世界中を席捲した。「20世紀最悪のパンデミック」と呼ばれたスペイン風邪である。
第一次世界大戦末の1918年~21年に大流行となり、感染者は世界で5億人、死者は1700万人。日本は感染者2380万人、死者39万人である。大正9年の第1回国勢調査によると、日本の当時の人口は5596万人で、現在の半分以下で、その42%の国民が感染していることになり、驚いている。
死者の中には、野口英世の母シカ。鹿鳴館の貴婦人大山捨松、東京駅を創った建築家辰野金吾など、若いころ読んだ劇作家島村抱月も亡くなった。彼の生涯を思い出す。妻帯者の抱月は自分が育てた舞台女優松井須磨子をこよなく愛し、2人で暮らしていた。トルストイの小説「復活」の舞台で一躍人気女優となり、そこで歌った「カチューシャの唄」は日本初の大ヒットとなっている。しかし、1981年10月須磨子はスペイン風邪に倒れ、高熱にうなされる須磨子を必死に看病するうち、抱月自らも感染5日程で亡くなった。回復した須磨子も、彼のいない世などはなく、2か月後の同時刻に自ら命を絶ったのだった。人気絶頂の二人の死は人々に大きな衝撃を与え、改めてウイルスの恐ろしさを国民に知らしめることになった。
その後も、人類は原因不明の分からないウイルスの攻撃を受けてきた。自然からの警告か、天の怒りか、ウイルスはその使者か、そんなことを考えながら猛暑の日々を過ごしている・・・。
以前「パンデミックの社会を生きるスペインかぜからの教訓」を載せている。やはり、ワクチンが出るまでは手洗い嗽などの家庭での基本生活が大切であると。
合いたい人にも会えず、行きたいところにも行くけず、しかし私にとってそれな恒のことであっても、周りの人がそうだと思うと胸が苦しくなる。
寒くなれば、インフルエンザのように、コロナはさらに力を強めて、人類への共存を迫ってくるのかもしれない。
ちなみに、100年前も今のコロナにそっくりのウイルスが、世界中を席捲した。「20世紀最悪のパンデミック」と呼ばれたスペイン風邪である。
第一次世界大戦末の1918年~21年に大流行となり、感染者は世界で5億人、死者は1700万人。日本は感染者2380万人、死者39万人である。大正9年の第1回国勢調査によると、日本の当時の人口は5596万人で、現在の半分以下で、その42%の国民が感染していることになり、驚いている。
死者の中には、野口英世の母シカ。鹿鳴館の貴婦人大山捨松、東京駅を創った建築家辰野金吾など、若いころ読んだ劇作家島村抱月も亡くなった。彼の生涯を思い出す。妻帯者の抱月は自分が育てた舞台女優松井須磨子をこよなく愛し、2人で暮らしていた。トルストイの小説「復活」の舞台で一躍人気女優となり、そこで歌った「カチューシャの唄」は日本初の大ヒットとなっている。しかし、1981年10月須磨子はスペイン風邪に倒れ、高熱にうなされる須磨子を必死に看病するうち、抱月自らも感染5日程で亡くなった。回復した須磨子も、彼のいない世などはなく、2か月後の同時刻に自ら命を絶ったのだった。人気絶頂の二人の死は人々に大きな衝撃を与え、改めてウイルスの恐ろしさを国民に知らしめることになった。
その後も、人類は原因不明の分からないウイルスの攻撃を受けてきた。自然からの警告か、天の怒りか、ウイルスはその使者か、そんなことを考えながら猛暑の日々を過ごしている・・・。
以前「パンデミックの社会を生きるスペインかぜからの教訓」を載せている。やはり、ワクチンが出るまでは手洗い嗽などの家庭での基本生活が大切であると。