ブログ仙岩

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長老の胃袋2

2023-07-02 04:57:00 | グルメ

公卿の家系に生まれた作家武者小路実篤は2才で病死の父と、母の手で育ち、頑固な子どもで、よくたしなめられた。

18才で、貧しい生活を試みたトルストイに感化、寒くても薄着、肉食でなく菜食を。

33才で人間らしい生活をする「新しき村」を宮崎に作り、50人前後の共同生活を始めた。

そんな実篤の食事はナス、大豆、白瓜など、主食は麦4,米6で大の好物はおはぎであった。

90才までの長生きで、色紙には「仲良きことは美しき哉」の背景に野菜を描いている。

そして、チョコレート大好きの聖人マザー・テレサは「平和のためにやることは?」と聞かれると、「家に帰って家族を大切してあげてください」。

40才で宣教者の会を創設、親のない「子どもの家」開設、機内食の余りを食事に、ノーベル平和賞の賞金で「いくつのパンが買えますか」と問いかけている。貧しい人の食事米と塩で、先輩のシスターに「何の栄養もなしにどうして働けますか」と諭され、取りやめた。

チョコパワーのお陰で87才まで生き、死後教会から「聖人」に認定されたテレサはチョコが息抜きだったようだ。写真は6/8Timeより。