オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

焼肉弁当

2017-02-02 | Weblog

2/2(木) 急な冷え込みにもかかわらず、鉢植えの河津桜の花びらが日々に増えていく。花弁の色は薄く、河津桜独特の赤みはなく、緋寒桜に近い薄い色合いがいい。今朝は、この花をひとしきり愛でてからの出勤となった。

                             

中目黒から日比谷線メトロに腰を下ろして「開高 健」を読む。氏の饒舌と比喩、夥しい言葉の波に圧倒され揺れながら思った。これほどの言葉を書き連ねなくても・・・と。むしろ、言葉を削りに削って紡いだTUGAWA・HIROMIKIの文書が好ましく、胸に響くと。

私の最後の仕事があるとすれば、TUGAWAの書いた物語りを本にすることだと改めて思うのである。その前に、古賀武夫の物語を出版せねばならぬが・・・。

本を読みふけり、気が付けばメトロは人形町駅を発車していた。この駅で降りるのだが後の祭りだ。久しぶりにひと駅先の小伝馬町駅で降り、会社に向かった。偶にやるね、こんなことを。

昨夕、スタッフが打ち合わせをしている処に出くわした。暫く黙って聞いていたが・・・・・。段取りとスピードのなさに、ついつい余計な口を挟んだ。挟んだ処で何がどう変わる分けでもなかろうが。「かくなるをかくなることとしりつつも、云うにしかないオヤジの一言」という次第だった。この言葉は、小伝馬の牢屋敷で刑死した吉田松陰の辞世の句をもじったものだが、松陰の心中が痛いほどわかる。

その後、退社した。時刻は7時半過ぎ。直ぐ先に在る「ローカーボ」の扉を開けるとHOYA兄いが一人カウンターに居た。今日で終わった現場から戻り、完成した仕事に安堵の一杯を楽しんでいた。今週は初めて顔を合わした。「オヤジ達の料理教室」第二回のスケジュールとメニューを伝え、ハイボールとワインを飲む。

一区切りした仕事でほろ酔い気分の兄いを『歌でも唄っていこう』と、誘った先は「SEIJU」。客の姿が無い店で、二・三曲ずつマイクを握った。毎度い馴染の演歌さ。客が一人来たのを汐に店を後にする。

                            

最後に寄った店は「ちょっぷく」、毎度のパターンである。白ワインを飲り、YAMAちゃんと冗談を交わしてからの帰宅。外の風は冷たく、強かった。帰宅は23時半を過ぎていたろう。零時過ぎには蒲団に潜り込み、目覚めた時は6時半。点けぱなしのラジオから体操の曲が流れていた・・・。

よく寝た気分だ。二日続けて四時半、三時半と続いた。六時半まで眠れたとは大したもんだ。大いなる眠り!これは、レイモンド・チャンドラーの本のタイトルだが。

直ぐに台所へと向かう。今日のメインは「牛焼肉」である。昨日の牛小間と一緒に買っておいたのだ。今日も弁当は一人分、それがちょっくら残念だ。然し、三日連続で牛肉になった。明日は豚肉か?

                            

さくさくと電気釜のスイッチを入れ、塩秋刀魚を焼く。小松菜をオリーブオイルで炒め、卵を落としてかき混ぜる。蕪をスライスして塩揉み、刻んだ日高昆布を揉みこみ、これを 甘酢で酢のものにする。赤カブにすればよかったと、後から思う。牛焼肉は、タマネギ・エノキ・マイタケも一緒に炒め焼き。

                            

詰め終えた弁当に、先日、熊本から上京したSEIさんに頂いた振り掛け「ご飯の友」を振り掛けた。この振り掛けは熊本では大人気とか。これは、奈加野のフロアを仕切っているMATUSHITA君(熊本市出身」の弁である。

                          

 

今夕は、某社の課長二人が人形町に現われる。再婚話や、共通の話題である横須賀時代の話で盛り上がることであろう。

 

 

 

 

 

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