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*165*の日々です

文楽と吉本

2006-08-14 19:05:37 | 学・楽・感
娘が音楽の宿題で「文楽」について調べたいと言うので、
くっついて行ってしまいました。

大阪歴史博物館

以前、夫と一緒に行った時、
「文楽人形を動かしてみよう」みたいなコーナーがあったと思ったのですが、
今日は、人形が修理中ということもあって、別の体験コーナーになっていましたが。

さて、
調べ物ということで、まず向かったのは、
「なにわ歴史塾」と名付けられた図書館でした。
一般の公立図書館と違って、蔵書はそれほど多くないものの、
スペースは広く、テーブルも大きく、調べ物をするにはもってこいの環境です。

何冊か本を選んで、娘と2人、参考になりそうな部分をチェックしました。
途中から、本人さんにお任せして、
私は気になって持ってきた本をマジ読みし始めました。

勿論、これも、文楽関連の本だったのですが、
タイトルを覚えていません。気になった割りにいい加減。
著者は文楽好きの女性で、私的解説書といったところでしょうか。

その本によると、

今ある演目というのは、もう、ずっと昔からのもので、それこそ「近松」時代から。
だから、見に行く人は、その筋を分かった上で行くものなのだそうです。
文楽というものには、ハッピーエンドで終わるものがほとんどありません。
ということは、お客さんは、

『泣きに行く』

わけなのです。さあ、今日は思いっきり泣くぞ、と。

この感覚、なんとなく分かる、と思ったのです。
『吉本新喜劇』
生の舞台を見たことは文楽同様ないのですが、TVで見るときも、
さあ、笑わせてもらうぞ、と構えています。
何年も使い倒されたギャグの使い所まで読んでしまっているのに、
私たちの笑いたいツボと、演者の笑わせたいツボがぴったり合っているから、
飽きずに笑える。

おまけに、東京の漫才では笑われへん!などと、
素人のくせに生意気なことを言ってしまう。

泣くも笑うも、ツボですよ。
そして、狭い日本ながらも、そのツボに地域性があるのでしょう。
↑これも、生意気なシメですが・・・


コメント
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