タンテイ

昼休みに買い物出たときのこと。

小学校低学年くらいの子どもが走り回って遊んでいるのに出会いました。
なぜか、声のトーンが低く、
そして、周りを気にしている様子。
ちらっと聞こえた言葉にピンときました。

「…探偵ちゃうで…」

そうか、『タンテイ』の最中か。

くくりとしては鬼ごっこです。
「ケイ・ドロ」と呼ぶ地域もあるそうです。

一人の鬼から逃げるのではなく、
集まった人数を二手に分け、捕まえたり助けたり、の遊び。
ケイ・ドロの場合は「警察」と「泥棒」ですが、
私も親しんだタンテイの方は『探偵』と『ぬすっ人』のチーム分け。

分け方は、参加する全員が横一列に並び、カウントしていきます。

い　ろ　は　に　ほ　へ　と　ち　り　ぬ⇒ぬすっ人

る　を　わ　か　よ　た⇒探偵

この繰り返し。

「あいうえお」を習う前から『いろは歌』を唱えていた私たち。
昼間にひそひそ話をしていた子ども達も同じなのかしら。

残念なことに、ほとんどの子どもが、
『た』の続きは知らないのだけど。